ブイ・テクノロジーJP:7717

時価総額
¥287.6億
PER
液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイの製造装置、検査装置の開発・販売、半導体・フォトマスク装置事業、OLED照明、農業事業を展開。

沿革

1997年10月

株式会社ブイ・テクノロジーとして神奈川県厚木市に設立(資本金30百万円)

2000年4月

当社製品の販売を目的として韓国にV Technology Korea Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)

2000年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場(資本金2,009百万円)

2001年5月

北米における研究開発及び製造拠点としてV Technology North America Inc.及びV Technology USA Inc.を設立(連結子会社)

2001年11月

台湾に営業拠点としてV-TEC Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)

2002年2月

北米における連結子会社2社を売却

2004年10月

本社を現在地(横浜市保土ヶ谷区)に移転

2005年6月

液晶ディスプレイの基板製造装置ビジネスへの参入を目的として株式会社ブイ・イメージング・テクノロジーを横浜市保土ヶ谷区に設立

2010年1月

株式会社ブイ・イメージング・テクノロジーを吸収合併

2011年2月

2011年6月

東京証券取引所市場第一部に指定

中国に営業拠点としてShanghai V Technology Co., Ltd.(2015年12月、Shanghai VN Systems Co., Ltd.に商号変更)を設立

2013年10月

オムロンレーザーフロント株式会社及び連結子会社よりFPD・半導体業界向リペア装置事業の事業譲受

2014年12月

中国に営業拠点としてKunshan V Technology Co., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2015年6月

株式会社VNシステムズの株式取得

2015年12月

VETON TECH LIMITEDの株式取得(現・連結子会社)

2016年4月

オー・エイチ・ティー株式会社の株式取得(現・連結子会社)

2017年2月

株式会社VNシステムズを吸収合併

2017年12月

株式会社ブイ・イー・ティーを設立(現・連結子会社)

2018年4月

Lumiotec株式会社の株式取得(現・連結子会社)

2019年8月

株式会社ナノシステムソリューションズの株式取得(現・連結子会社)

2020年4月

V-Tech Shining Color Technology (Kunshan) Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)

2021年1月

Kunshan V Technology Co.,Ltd.がShanghai VN Systems Co., Ltd.を吸収合併

2021年1月

リソテックジャパン株式会社の株式取得(現・連結子会社)

2021年6月

Imec Agricultural Technology (Suzhou) Co., Ltd.を設立(現・連結子会社)

2022年2月

株式会社アイテックの株式取得(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年8月

YRPイノベーションセンター(神奈川県横須賀市)を開設

2023年1月

ジャパンクリエイト株式会社の株式取得(現・連結子会社)

事業内容

ブイ・テクノロジーは、子会社22社および関連会社4社を含むグループ企業として、主に液晶ディスプレイ(LCD)と有機ELディスプレイ(OLED)の製造に関連するFDP装置事業、さらに半導体およびフォトマスク装置事業を展開しています。FDP装置事業では、FDP製造工程に必要な製造装置や検査装置の開発、設計、製造、販売、関連サービスを提供しており、特にOLED用蒸着マスクなどの部材の提供にも力を入れています。

一方、半導体・フォトマスク装置事業では、半導体製造工程における製造装置や検査装置、フォトマスク用装置などの開発から販売、さらには関連サービスの提供までを手掛けています。これにより、半導体産業の基盤技術支援にも寄与しています。

加えて、同社はOLED照明や農業事業など、その他事業も展開しており、多角的な技術力と事業領域を持つ企業としての地位を確立しています。これらの事業を通じて、ブイ・テクノロジーはディスプレイや半導体産業の発展に貢献し、新たな市場ニーズに応える製品やサービスの提供を目指しています。

経営方針

ブイ・テクノロジーは、独自の強みを活かし、規模の拡大と収益の安定化を目指すと共に、世界有数の製造ソリューションプロバイダーへの成長を目指しています。同社は、社会の情報化を支える半導体やディスプレイなどの電子デバイス製造に必要な高付加価値製品やサービスの提供に注力しています。技術進化に先駆けた研究開発を通じて新製品を市場に投入し、事業の多角化と経営基盤の強化を図っています。また、M&Aを活用して事業の早期立ち上げと現有事業とのシナジー創出を目指し、グループ全体での事業拡大を進めています。

同社は、電子機器の市況変化に伴う装置需要の急変に機動的に対応できる生産体制の整備にも取り組み、持続的かつ安定的な成長を目指しています。さらに、成長性や安定性が期待できる分野での事業立ち上げにも積極的に挑戦しています。

具体的な取り組みとして、次世代製造装置の開発、半導体分野での子会社化を通じた技術力の強化、農業分野への進出、脱炭素技術分野での投資、研究開発拠点の新設などが挙げられます。これらの取り組みを通じて、ブイ・テクノロジーは電子デバイス製造分野を中心に、多方面での事業展開を進め、グループの安定成長を目指しています。事業ポートフォリオの適時・適切な見直しを行い、中長期的な成長戦略を推進している点が特徴です。