佐鳥電機JP:7420

時価総額
¥332.7億
PER
14.3倍
産業インフラ事業では制御機器・部材、FA・システムユニット製品、エンタープライズ事業では半導体、電子部品、電気材料、モビリティ事業では車載向け半導体、電子機器、グローバル事業では海外向け半導体、電子部品の販売、ソリューション提供。

沿革

事業内容

佐鳥電機は、電子部品および電子機器の専門商社として、国内外の電子機器メーカーに対して、ハードウェアおよびソフトウェアの自社製品を含む幅広い製品の販売を行っています。同社グループは、佐鳥電機を含む合計14社で構成されており、各社は特定の事業セグメントに特化しています。

佐鳥電機の事業セグメントは大きく分けて「産業インフラ事業」「エンタープライズ事業」「モビリティ事業」「グローバル事業」の4つです。産業インフラ事業では、産業や社会インフラ向けのシステムソリューションの開発・販売や、通信用部品、電子機器の販売を行っています。エンタープライズ事業では、国内向けの半導体や電子部品の販売、調達マネジメントサービス、スイッチ製品の開発・販売、ソリューションの提供を手がけています。

モビリティ事業では、車載向けの半導体や電子機器の販売、ソリューションの提供を行っており、自動車産業のニーズに応える製品やサービスを提供しています。グローバル事業では、海外向けに半導体や電子部品の販売、ソリューションの提供を行っており、アジアを中心に世界各国で事業を展開しています。

これらの事業を通じて、佐鳥電機は産業界や社会インフラ、自動車産業、そしてグローバル市場に対して、高品質な電子部品やシステムソリューションを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

佐鳥電機は、エレクトロニクス業界における持続的な成長と企業価値の向上を目指し、2023年から新たな経営基本方針「Mission、Vision、Value」を掲げています。同社は、エレクトロニクスを通じて社会の発展に貢献し、2030年には産業、インフラ、モビリティ業界における深い知見と、IoTやデータアナリティクスの技術力を活かして「サステナビリティソリューションカンパニー」を目指すとしています。

佐鳥電機は、売上高、営業利益額、自己資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標とし、収益力の強化と財務基盤の安定性を維持しつつ、資本効率の向上に努めています。同社は、エレクトロニクス産業の将来性に注目し、事業の持続的成長と経営効率の改善を図ることで、ステークホルダーへの還元と社会貢献を目指しています。

成長戦略として、佐鳥電機はセグメント経営の推進による事業ポートフォリオの最適化、継続した人財投資による価値ある人財の創出、ガバナンス改革による経営品質の向上、データ分析や活用による新事業の拡大、そしてビジネス・デベロップメント機能を活用した国内外でのアライアンスとM&Aの推進に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、佐鳥電機はエレクトロニクス産業の拡大に伴う機会を捉え、持続可能な成長を目指しています。