佐鳥電機JP:7420

時価総額
¥322.9億
PER
9.9倍
電子部品や電子機器の専門商社として、産業インフラ、エンタープライズ、モビリティ、グローバル事業を展開し、システムソリューションや半導体の販売を行う。

事業内容

佐鳥電機は、電子部品や電子機器の専門商社として、国内外の電子機器メーカーに対して幅広い製品とサービスを提供しています。同社は、16社の子会社(うち15社は連結子会社)と共に事業を展開しています。

佐鳥電機の事業セグメントは、産業インフラ事業、エンタープライズ事業、モビリティ事業、グローバル事業の4つに分かれています。各セグメントは、それぞれ異なる市場や製品に焦点を当てています。

産業インフラ事業では、産業や社会インフラ向けのシステムソリューションの開発・販売を行い、通信用部品や電子機器も取り扱っています。制御機器やFAシステムユニット製品、自社製品が主な取扱製品です。

エンタープライズ事業は、国内向けに半導体や電子部品の販売を行い、調達マネジメントサービスやソリューションを提供しています。佐鳥パイニックス株式会社や佐鳥SPテクノロジ株式会社がこのセグメントに含まれます。

モビリティ事業では、車載向けの半導体や電子機器の販売、ソリューション提供、半導体回路の設計を行っています。株式会社スター・エレクトロニクスやSM Electronic Technologies Pvt. Ltd.などが関連会社です。

グローバル事業は、海外市場向けに半導体や電子部品の販売を行い、ソリューションを提供しています。TAIWAN SATORI CO., LTD.やHONG KONG SATORI CO., LTD.などがこのセグメントに含まれます。

非連結子会社としては、SHENZHEN SATORI CO., LTD.があり、販売促進活動を行っていますが、2025年7月1日にSHANGHAI SATORI CO., LTD.に吸収合併されました。

経営方針

佐鳥電機は、2023年度から「Mission、Vision、Value」を経営の基本方針として掲げています。Missionでは、エレクトロニクスを通じて豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。2030年のVisionとして、IoTとデータアナリティクスを成長の原動力とし、サステナビリティソリューションカンパニーを目指しています。

同社は、2024年度を初年度とする『中期経営計画2026』を策定し、2026年度に売上高1,650億円、営業利益額48億円、ROE9.0%を目標としています。これに向けて、セグメント経営の推進や人材投資、新事業の拡大、ガバナンス改革、アライアンスとM&Aの推進を重点課題としています。

佐鳥電機は、モビリティ、産業DX、インド市場に注力し、持続的な成長を目指しています。エレクトロニクス業界の成長を背景に、AI需要が半導体市場を牽引する中、同社は事業ポートフォリオの最適化を図り、企業価値の向上に努めています。