ヤマハ発動機 (7272) 株価

時価総額
¥1.22兆
PER
11.7倍
二輪車・船外機・産業用ロボットの世界有力企業。二輪車では東南アジア・南米で高シェア、船外機では世界的な競争力を持つ。ランドモビリティ、マリン、ロボティクス等6事業を展開。2025年12月末時点で170社の関係会社を保有。日本・アジア・米州・欧州で製造・販売。

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事業内容

ヤマハ発動機は、モビリティ分野における総合機械メーカーとして、二輪車から船外機、産業用ロボットまで幅広い製品を開発・製造しています。同社の主力製品は二輪車であり、世界各地で製造・販売する体制を構築しています。また、船外機やウォータービークルなどのマリン製品、四輪バギーやゴルフカーといったレクリエーション車両も重要な収益源となっています。

同社の顧客基盤は地域と製品によって多岐にわたります。二輪車事業では東南アジアや南米を中心とした新興国市場が主要な売上先となっており、マリン事業では北米や欧州の富裕層向けレジャー市場が中核となっています。また、ロボティクス事業では電子機器製造業や半導体産業向けの法人顧客が収益の柱です。収益構造は製品販売が中心ですが、金融サービス事業を通じて販売金融やリースも手がけ、顧客の購入支援と安定収益の確保を図っています。

同社の事業は6つの主要分野で構成されています。ランドモビリティ事業では二輪車や電動アシスト自転車、自動車用エンジンを展開し、マリン事業では船外機とボートを軸に海洋レジャー市場をカバーしています。アウトドアランドビークル事業では四輪バギーやゴルフカーを、ロボティクス事業では電子部品実装機や産業用ロボットを提供しており、それぞれ専門性の高い技術力を活かした製品開発を行っています。

経営方針

ヤマハ発動機は2030年に向けた長期ビジョン「ART for Human Possibilities」のもと、2025年からの中期経営計画で成長戦略を推進しています。同社は全事業のROIC 12.5%超えを目標とし、資本効率の向上を図っています。財務指標では3年平均でROE 14%水準、ROIC 8%水準、ROA 9%水準を目指すとともに、総還元性向40%以上の株主還元方針を掲げています。

コア事業として位置づける二輪車とマリン事業への重点投資を通じて競争力を強化しています。二輪車事業では東南アジアや新興国でのプレミアム戦略を継続し、電子制御CVT「YECVT」を搭載した「NMAX155」などの差別化商品を投入しています。電動化対応ではインド市場で「AEROX E」と「EC-06」を発表し、自社開発と外部連携の両輪で推進する方針です。マリン事業では大型船外機のラインアップ拡充と統合ボートビジネスを推進し、「ヘルムマスターEX ワイヤレスステーション」などの操船性向上システムを開発しています。

戦略事業領域として、ロボティクス、電動アシスト自転車(SPV)、OLV事業の3分野を成長ドライバーに設定しています。ロボティクス事業では関連4社を統合してヤマハロボティクス株式会社を設立し、半導体後工程分野でのトータルソリューション企業を目指します。SPV事業では欧州市場強化のためドイツのBrose社の事業買収を実行し、現地開発拠点を設立しました。さらに新規事業として、モビリティサービス、低速自動走行、農業の3領域に注力し、北米とオセアニアで農業向けロボットソリューション事業を開始しています。

技術革新面では、環境対応を重要な成長戦略と位置づけています。2035年のカーボンニュートラル達成を目標に、オール電化塗装ラインの導入や製品使用時のGHG排出削減に取り組んでいます。サステナブル原材料の使用比率を現在の14%から18%に引き上げる計画で、内製用アルミ合金については既に90%をサステナブル材に切り替え、2030年までに100%達成を目指しています。デジタル技術を活用したユーザーサービス強化も重点課題として、各事業分野で顧客価値向上に向けた技術開発を進めています。

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