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極東開発工業JP:7226
沿革
1955年6月 |
資本金2,500千円にて横浜市鶴見区に極東開発機械工業株式会社を設立し特装車の販売を開始。(株式額面変更目的で1971年4月を合併期日として合併会社(休眠会社 極東開発工業株式会社)に吸収合併されたため、登記上の設立年月は1917年3月となっている。) |
1957年4月 |
本社を西宮市上甲子園に移転し、本社及び本社工場を完成。 特装車部品、小型ダンプ及びタンクローリの生産を開始。 |
1959年10月 |
名古屋工場完成。各種特装車の生産開始。 |
1962年3月 |
横浜工場完成。 |
1962年4月 |
本社及び本社工場を西宮市甲子園口に移転。 旧本社工場は機械工場として主として機能部品の生産を担当。 |
1966年5月 |
米国チャレンジ・クック・ブラザーズ社と『スクイーズクリートコンクリートポンプ』、スウェーデン国インターコンサルト社と『粉粒体のバラ積空気圧送式運搬装置』の各製造に関する技術導入契約を締結。 |
1967年11月 |
旧本社社屋完成。 |
1968年7月 |
名古屋工場を現在地に移転。旧名古屋工場は売却。 |
1970年3月 |
英国トレマッシェ社(現ジェンキンス・ニュウエル・ダンフォード社)と『パルパライザー(ごみ破砕処理装置)』に関する技術導入契約を締結。 |
1970年9月 |
福岡工場完成。 |
1971年6月 |
商号を極東開発工業株式会社に変更。 |
1979年8月 |
三木工場完成。機械工場を移転し、併せてコンクリートポンプの集中生産を開始。 |
1987年2月 |
株式会社エフ・イ・イを設立。(現・連結子会社) |
1989年12月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
1992年11月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1995年9月 |
東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。 |
1996年1月 |
三木工場に事務所棟を新築、工場を増設。 |
1997年1月 |
本社工場を三木工場に移転。 |
1999年3月 |
極東サービスエンジニアリング株式会社(現・連結子会社)、極東サービスエンジニアリング北海道株式会社(現・連結子会社)の2社を設立。 |
2001年4月 |
株式会社エフ・イ・テックを設立。 |
2002年8月 |
振興自動車株式会社の株式80%を取得。(現・連結子会社) |
2002年8月 |
中国に極東特装車貿易(上海)有限公司を設立。(現・持分法適用子会社) 上海部品調達センターを設置し、特装車の部品、資材等の海外調達を開始。 |
2003年8月 |
中国に極東開発(昆山)機械有限公司を設立。(現・連結子会社) |
2005年4月 |
極東開発(昆山)機械有限公司 昆山工場生産開始。 |
2005年10月 |
極東開発パーキング株式会社を設立。(現・連結子会社) |
2006年4月 |
立体駐車装置の製造・販売等に関する事業を極東開発パーキング株式会社に譲渡。 極東開発パーキング株式会社が増資し、資本金が1千万円から1億円に変更。 |
2006年8月 |
振興自動車株式会社の株式を追加取得し、100%子会社化。 |
2007年4月 |
日本トレクス株式会社の全株式を取得し、100%子会社化。(現・連結子会社) |
2012年7月 |
株式会社FE-ONEを設立。 |
2012年9月 |
東京本部を東京都品川区東品川に移転。 |
インドネシアにPT.Kyokuto Indomobil Manufacturing Indonesiaを設立。(現・連結子会社) |
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2012年11月 |
インドネシアにPT.Kyokuto Indomobil Distributor Indonesiaを設立。(現・持分法適用関連会社) |
2014年2月 |
PT.Kyokuto Indomobil Manufacturing Indonesia インドネシア工場生産開始。 |
2015年3月 |
香港のコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド(現株式会社コーンズ・エージー)とバイオガスプラントに関する技術導入契約を締結。 |
2016年11月 |
株式会社モリプラントの全株式を取得し、100%子会社化。(現・持分法適用子会社) |
2018年5月 |
北陸重機工業株式会社の全株式を取得し、100%子会社化。(現・連結子会社) |
2020年4月 2020年9月 2022年4月 2023年2月 |
株式会社FE-ONEを存続会社、株式会社エフ・イ・テックを消滅会社として吸収合併し、株式会社エフ・イ・オートに商号変更。(現・連結子会社) インドにあるSATRAC ENGINEERING PRIVATE LIMITEDの全株式を取得し、100%子会社化。(現・連結子会社) 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 本社を大阪市中央区淡路町に移転。 |
事業内容
極東開発工業及びそのグループ会社(子会社18社及び関連会社2社)は、特装車事業、環境事業、およびパーキング等事業を主軸に展開しています。特装車事業では、ダンプトラックやテールゲートリフター、タンクローリー、ごみ収集車などの特装車の製造販売を行っており、日本トレクス株式会社や北陸重機工業株式会社が中心となっています。また、中古特装車の販売や特装車の一部製造、アフターサービスも提供しています。
環境事業では、粗大ごみ処理施設やリサイクルセンター、ごみ固形燃料化(RDF)施設、バイオガスプラントなどのリサイクル施設の建設や、リサイクル設備の製造販売を手掛けています。これらの施設や設備のサービス業務、運転・管理業務も極東サービスエンジニアリング株式会社などが行っています。
パーキング等事業では、極東開発パーキング株式会社がマンション向け立体駐車装置の製造、据付、販売、メンテナンスやコインパーキングの運営を担当しています。さらに、不動産の賃貸やメガソーラー発電所の運営も行っており、株式会社エフ・イ・イは損害保険代理店業務を提供しています。
これらの事業を通じて、極東開発工業グループは多岐にわたるサービスを提供し、社会の様々なニーズに応えています。
経営方針
極東開発工業及びそのグループ会社は、特装車事業、環境事業、パーキング等事業を軸に、2030年度を目指した長期経営ビジョン「Kyokuto Kaihatsu 2030」を策定しています。このビジョンの実現に向け、2022年4月1日から2025年3月31日までの中期経営計画「Creating The Future As One」を推進しています。この計画では、グループ間のシナジー強化と成長投資を通じて、企業基盤の確立を目指しています。
同社は、サステナブル社会の実現に貢献し、業界をリードするグローバルな総合インフラメーカーを目標としています。具体的には、CO2排出量削減率を38%以上、リサイクル率を99.0%以上維持することをサステナビリティ目標として掲げています。また、経営業績ビジョンとして、連結売上高2,000億円、連結営業利益率10%以上、ROE10%を目指しています。
中期経営計画では、社会的課題解決への貢献、生産性向上と利益体質の強化、持続的成長と変革を支える事業基盤の構築、企業価値向上を目指したキャッシュフローの最適分配を基本方針としています。業績目標としては、2025年3月期に連結売上高1,400億円以上、連結営業利益率7%以上、ROE6%を掲げています。財務方針としては、成長投資に300億円以上を充て、株主還元にも注力し、総還元性向を100%に高める計画です。
このように、極東開発工業は、社会貢献と企業価値の向上を目指し、持続可能な成長を追求する戦略を展開しています。