新明和工業JP:7224

時価総額
¥861億
PER
13倍
特装車、パーキングシステム、産機・環境システム、流体機器、航空機、建設・不動産・ソフトウェア開発等、多岐にわたる製品・サービスを提供。

沿革

1949年11月

企業再建整備法に基づいて明和興業株式会社(旧商号 川西航空機株式会社、1928年11月創立)の第2会社の一つとして新明和興業株式会社の社名で設立され、自動二輪車、農機具の製造販売、車両修理等の事業並びに子会社である株式会社明和工務店(現・連結子会社)及び三和商事株式会社(現・連結子会社 新明和商事株式会社)を承継

1950年12月

航空機部品の生産開始

1951年9月

川西式特装車(ダンプトラック、タンクローリ、特殊車)の架装開始

1954年1月

航空発動機の修理開始

1954年4月

自吸式ポンプの生産開始

1954年9月

航空機機体の修理開始

1960年4月

清算中の明和興業株式会社を吸収合併

1960年5月

社名を「新明和興業株式会社」から「新明和工業株式会社」に変更

1961年8月

宝塚工場を新設

1962年3月

広島工場を新設

1962年8月

東京証券取引所、大阪証券取引所  市場第二部に上場

1962年10月

塵芥車の生産開始

1964年1月

「社是」を制定

1964年8月

機械式駐車設備の生産開始

1966年6月

寒川工場を新設

1967年8月

東京証券取引所、大阪証券取引所  市場第一部銘柄に指定

1968年11月

開発センタ(現・技術部)を新設

1970年6月

佐野工場を新設

1971年5月

新明和エンジニアリング株式会社を設立

1972年10月

川西モーターサービス所のアフターサービス部門を分離し、株式会社カワモサービス(現・連結子会社 新明和オートエンジニアリング株式会社)を設立

1973年8月

US―1型救難飛行艇1号機の製作開始

1974年4月

徳島分工場を新設

1976年5月

ごみ処理設備の生産開始

1981年4月

海外航空機部品の生産開始

1986年10月

新明和ソフトテクノロジ株式会社(現・連結子会社)を設立

1988年12月

Thai ShinMaywa Co., Ltd.(現・連結子会社)を設立

1992年3月

小野工場を新設

1994年4月

新明和ウエステック株式会社(現・連結子会社)を設立

1996年4月

新明和岩国航空整備株式会社(現・連結子会社)を設立

1996年11月

US―1A型救難飛行艇の改造開発着手

2001年7月

US―2型救難飛行艇1号機の製作開始

2003年4月

新明和エンジニアリング株式会社がポンプ等のサービスに関する営業を会社分割(分割型新設分割)し、新明和アクアテクサービス株式会社(現・連結子会社)を設立

2004年4月

新盟和(上海)貿易有限公司(現・連結子会社 新明和(上海)商貿有限公司)を設立

2005年10月

ShinMaywa(Bangkok)Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立

2007年11月

イワフジ工業株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2009年6月

新明和エンジニアリング株式会社を吸収合併

2009年8月

新盟和(上海)精密機械有限公司(現・連結子会社 新明和(上海)精密機械有限公司)を設立

2010年9月

台湾新明和工業股份有限公司(現・連結子会社)を設立

2012年4月

東邦車輛株式会社(現・連結子会社)及び東京エンジニアリングシステムズ株式会社(現・連結子会社 新明和パークテック株式会社)の株式を取得

2013年1月

富士重工業株式会社から塵芥車に関する事業の譲受け並びに大和商工株式会社及びフジ特車株式会社の株式を取得

2014年1月

新明和オートセールス株式会社(現・連結子会社)を設立

2014年4月

東京エンジニアリングシステムズ株式会社(現・新明和パークテック株式会社)が東京パーキングシステムズ株式会社を吸収合併

2014年4月

新明和オートセールス株式会社が大和商工株式会社及びフジ特車株式会社を吸収合併

2018年4月

大亜真空株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2018年5月

フルテック株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2018年12月

KOREA VACUUM LIMITED(現・連結子会社)の株式を取得

2020年4月

「経営理念」「長期ビジョン」「行動指針」「行動規範」を制定

2020年8月

ShinMaywa Aerobridge Singapore Pte. Ltd.(現・連結子会社)及びShinMaywa Aerobridge Malaysia Sdn. Bhd.(現・連結子会社)の株式を取得

2021年4月

タグライン『VISION WITH INSIGHT』を新設

2021年5月

長期経営計画[SG-Vision2030]及び中期経営計画[SG-2023]を策定

2021年6月

TurboMAX Co.,Ltd.(現・連結子会社)及びTurbo Machinery Parts Supplier Co.,Ltd.の株式を取得

2021年7月

天龍エアロコンポーネント株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2021年7月

株式会社OSK(現・連結子会社)及び株式会社WAKO(現・連結子会社)の株式を取得

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行

2022年5月

TurboMAX Co.,Ltd.が、Turbo Machinery Parts Supplier Co.,Ltd.を吸収合併

事業内容

新明和工業は、特装車、パーキングシステム、産業機械・環境システム、流体機器、航空機、およびその他の事業セグメントを展開しています。

特装車セグメントでは、ダンプトラックやタンクローリ、テールゲートリフタなどの製造、販売、修理を手掛けています。新明和オートエンジニアリングやThai ShinMaywa Co., Ltd.などの子会社が、製造の一部やアフターサービスを担当しています。

パーキングシステムセグメントでは、機械式駐車設備や航空旅客搭乗橋の製造、販売、保守、改修を行っています。新明和パークテックやShinMaywa (Asia) Pte. Ltd.などの子会社が、これらの製品の製造やサービスを提供しています。

産業機械・環境システムセグメントでは、自動電線処理機やごみ中継施設などの製造、販売、修理を行っています。新明和(上海)精密機械有限公司や大亜真空株式会社などの子会社が、特定の製品の製造やサービスを提供しています。

流体機器セグメントでは、水中ポンプや水処理関連設備の製造、販売を行っています。新明和アクアテクサービスやフルテック株式会社などの子会社が、部品販売や保守修理を担当しています。

航空機セグメントでは、救難飛行艇や訓練支援機の製造、販売、修理を行っています。新明和岩国航空整備株式会社や天龍エアロコンポーネント株式会社などの子会社が、航空機部品の製造や組立を手掛けています。

その他のセグメントでは、建設業や不動産業、システム開発などを行っています。明和工務店や新明和商事株式会社、新明和ソフトテクノロジ株式会社などの子会社が、これらの事業を支えています。

経営方針

新明和工業は、創業100周年を迎えた節目に、持続的成長を目指す新たな経営理念を制定しました。この理念に基づき、2030年を目標年とする長期ビジョンを掲げ、長期志向経営への転換を図っています。同社は、グローバルな社会ニーズに応え、都市・輸送・環境インフラの高度化に貢献する価値共創カンパニーを目指しています。

中期経営計画「SG-2023」では、経済活動への新型コロナウイルス感染症の影響緩和や資源・原材料価格の高騰など、不透明な状況を踏まえ、業績目標を修正しました。2023年度の連結売上高目標を2700億円、連結営業利益目標を120億円と設定しています。また、海外売上高の目標を600億円とし、ROEは7.2%、ROICは5.2%を目指しています。

同社は、原材料価格の高騰に対応する適正な価格設定やROIC経営の実践による投下資本の最適化、生産性の向上に努めるとともに、中期経営計画「SG-2023」に掲げる諸施策の着実な実行を進めています。2024年度からは「Phase2<拡大>」の適用期間を迎え、さらなる資本効率の改善と収益力の強化を図ります。これらの取り組みを通じて、長期経営計画「SG-Vision2030」に掲げる目標の実現を目指しています。