エッチ・ケー・エスJP:7219

時価総額
¥35.3億
PER
7.6倍
自動車関連部品(マフラー、電子部品、ターボチャージャー等)の製造・販売と軽量小型飛行機用エンジン部品の販売を手掛ける。

沿革

1973-10レース用エンジン、エンジンパーツの開発、製造および販売を目的として株式会社エッチ・ケー・エスを資本金1,200万円で設立。
1974-07ターボチャージャーの発売。
1981-01オートレース用4バルブエンジン(フジ号)の発売。
1981-06営業部門を分離独立、株式会社エッチ・ケー・エス・サービス(のち株式会社エッチ・ケー・エス・販売)を設立。
1982-03電子制御製品の開発を開始。
1984-014気筒DOHC2.3リットルオリジナルエンジン(型式:134E)の開発に成功。
1984-04新社屋(現富士宮工場)の完成。
1985-04静岡県富士宮市北山に北山工場を設置し、マフラーの製造開始。
1986-094気筒DOHC2.0リットル5バルブオリジナルエンジン(型式:186E)の開発、GCレース参戦。
1988-10オートレース用2気筒DOHCエンジン(型式:200E)の発売。
1992-01V12:3.5リットル5バルブオリジナルレース用エンジン(型式:300E)の開発。
1994-06コイルスプリングの製造開始。
1996-03欧州の販売拠点として、英国にHKS EUROPE LIMITEDを設立(現連結子会社)。
1996-09株式会社エッチ・ケー・エス・販売に合併、商号を株式会社エッチ・ケー・エスに変更。水平対向4サイクル2気筒680ccウルトラライトプレーン(ULP)用エンジン(型式:A700E)の発売。
1999-06日本証券業協会に株式を店頭登録。
1999-08静岡県富士宮市北山に研究開発施設(本社工場)を新設。
2000-05日生工業株式会社の株式取得(現連結子会社)。
2001-06HKS(Thailand)Co.,Ltd.への投資のためHKS-IT Co.,Ltd.を設立(現連結子会社)。東南アジアの販売拠点としてHKS(Thailand)Co.,Ltd.を設立(現連結子会社)。
2003-02株式会社エッチ・ケー・エス テクニカルファクトリーを設立(現連結子会社)。
2004-12日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
2006-11トルク感応型トラクションドライブ方式を採用したGTスーパーチャージャーを発売。
2008-07エンジンの燃料をガソリンと圧縮天然ガス(CNG)とで切り替えて走ることができるバイフューエルコンバージョンキットを発売。
2010-04当社オリジナル設計による内製ボールベアリングターボ GTⅡタービンを発売。
2010-10大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2011-03トラックのディーゼルエンジンを天然ガス仕様に改造する事業をタイ国で開始。
2012-09中国の販売拠点として艾馳楷时(上海)貿易有限公司(現 艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司)を設立(現連結子会社)。
2013-07東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2017-01米国にHKS USA, INC.を設立(現連結子会社)。
2017-03HKS-IT CO.,Ltd.(現連結子会社)がタイ国サムットプラカーン県に工場を建設。
2018-05日生工業株式会社(現連結子会社)が埼玉県児玉郡美里町に工場を建設。本店所在地を東京都大田区から埼玉県児玉郡美里町に移転。
2019-04静岡県富士宮市北山の本社工場内に実験棟を建設。
2019-05中国広州市に艾馳楷时(上海)貿易有限公司(現 艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司)の分公司(支店)を設立。
2020-04HKS(Thailand)Co.,Ltd.内にR&D部門を新設。
2022-01艾馳楷时(上海)貿易有限公司を艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司に社名変更。
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
2022-08艾馳楷时(上海)汽車科技有限公司の上海本店を、現地車両向けの開発強化を目的として、研究開発拠点機能を有した新規拠点へ移転。
2022-11共同参加企業4社とともに、環境省より公募・採択されたバッテリー交換式EV小型トラックを用いた配送実証実験を開始。
2022-12HKS-IT CO.,Ltd.(現連結子会社)が工場を増設。
2023-03送迎バスの乗降時の安全確認や置き去り防止を目的として、車載用IoT技術を活用した国土交通省認定の送迎バス安心見守り装置「MAMORU」を発売。

事業内容

エッチ・ケー・エス株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、自動車関連部品の製造と販売、および軽量小型飛行機用エンジン部品の販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、同社を含む9社の子会社と1社の関連会社で構成されており、幅広い製品ラインナップとサービスを提供しています。

自動車関連部品事業では、マフラー、電子部品、ターボチャージャー、サスペンション、冷熱システム、エンジン部品などを製造しています。これらの製品は、同社およびHKS-IT Co.,Ltd.が製造し、国内販売はエッチ・ケー・エス テクニカルファクトリーが、海外販売はHKS EUROPE LIMITED、HKS(Thailand)Co.,Ltd.、HKS-IT Co.,Ltd.、および艾馳楷時(上海)汽車科技有限公司が担当しています。また、日生工業株式会社は自動車メーカー向けの部品加工を、HKS USA, INC.は米国内での広報活動とマーケティング活動を行っています。

その他の事業として、軽量小型飛行機用エンジン部品の販売も手がけており、これは同社が直接販売を行っています。

同社グループは、これらの事業を通じて、自動車業界および航空業界における技術革新とサービスの向上に貢献しています。

経営方針

エッチ・ケー・エス株式会社(以下、同社)は、自動車関連部品の製造と販売を中心に、軽量小型飛行機用エンジン部品の販売も手がける多角的な事業を展開しています。同社の成長戦略は、顧客のライフスタイルを豊かにするこだわりの製品造りを通じて、継続的な挑戦を行うことにあります。経営方針として、顧客の立場で行動し、品質の向上、世界的視野での行動、市場の自らの創造、環境との調和を図ることを掲げています。

経営指標としては、収益重視の体質を目指し、売上高と経常利益を重要視しています。経営環境の変化に対応するため、自動車業界のCASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)に向けた取り組みの重要性を認識し、特に電動化とコネクテッド化の分野での開発に力を入れています。

対処すべき課題としては、従業員の成長と知識共有、顧客満足度の向上、新規顧客の獲得、そして地域・社会への貢献を挙げています。これらの課題に対して、従業員の教育プログラムの充実、品質保証体制の強化、新商品の開発とグローバル市場への展開、社会課題解決に貢献する商品の開発など、具体的な施策を展開しています。

同社は、これらの成長戦略と施策を通じて、自動車業界および航空業界における技術革新とサービスの向上に貢献し、持続可能な成長を目指しています。