かんぽ生命保険JP:7181

時価総額
¥1.63兆
PER
9.9倍
生命保険業を中心に、個人保険や個人年金保険、再保険の引受業務、資産運用業務を展開し、かんぽシステムソリューションズ株式会社による情報システムの設計・開発・運用業務も手がける。

事業内容

かんぽ生命保険は、生命保険業を主な事業とし、保険引受業務と資産運用業務を行っています。具体的には、個人保険や財形保険、個人年金保険、財形年金保険、再保険などの保険引受業務を展開しています。また、資産運用業務としては、有価証券や不動産の取得、金銭債権の取得、金銭の貸付、有価証券の貸付、預金、信託、デリバティブ取引などを行っています。

かんぽ生命保険の連結子会社であるかんぽシステムソリューションズ株式会社は、情報システムの設計、開発、保守、運用業務を受託しています。かんぽ生命保険は、生命保険業の単一セグメントで事業を展開しており、他の保険会社の業務の代理や事務の代行も行っています。

かんぽ生命保険は、アフラック生命保険、エヌエヌ生命保険、住友生命保険、第一生命保険、東京海上日動あんしん生命保険、日本生命保険、ネオファースト生命保険、三井住友海上あいおい生命保険、明治安田生命保険、メットライフ生命保険などの保険商品の受託販売も行っています。また、郵政管理・支援機構から委託された簡易生命保険の管理業務も受託しています。

経営方針

かんぽ生命保険は、経営理念として「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」を掲げています。この理念のもと、同社はお客さまに寄り添い、質の高いサービスを提供することを目指しています。具体的には、社員一人ひとりが成長できる環境を整え、コーポレート・ガバナンスを確立し、持続的な成長を追求しています。

同社の中期経営計画では、2025年度までにお客さま本位の業務運営を徹底し、内外環境の変化に対応することを目指しています。特に、2025年度はお客さまサービスの向上に注力し、安心を提供し続ける活動を展開することを計画しています。また、強靭な経営基盤の確立を通じて、同社の価値をお客さまに提供し続けることを目指しています。

成長戦略として、かんぽ生命保険はライフステージや世代を超えたお客さまの維持・拡大を図っています。専門知識に基づく最適な提案や、多様なニーズに対応した商品開発を進め、デジタル技術を活用した非対面サポートを強化しています。これにより、お客さまとの信頼関係を構築し、保険金の確実な支払いを実現しています。

さらに、同社は持続的な「強い会社」を目指し、資産運用や生産性向上、収益源の多様化に取り組んでいます。ERMやALM運用を基本とし、サステナブル投資を推進することで、運用収益の向上を図っています。また、デジタル技術を活用して生産性を向上させ、ビジネスモデルの変革を進めています。

サステナビリティ経営においては、社会課題の解決に貢献し、持続的な成長とSDGsの実現を目指しています。コーポレートガバナンスの強化や企業風土改革を推進し、社員が自信と誇りを持って働ける環境を整えています。これにより、高い外部評価の獲得を目指しています。

資本効率を意識した経営では、ERMに基づき財務の健全性を確保しつつ、資本収益性を向上させています。修正利益を原資とした安定的な株主還元を図り、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現することを目指しています。株主・投資家との対話を重視し、市場評価の改善に努めています。