ポートJP:7047

時価総額
¥282.8億
PER
21.4倍
人材支援サービスでは「キャリアパーク!」や「就活会議」、販促支援事業では電力事業者マッチング「エネチョイス」、カードローン情報「マネット」、外壁塗装専門「外壁塗装の窓口」、新規事業としてフリーランスエンジニアマッチング「フューチャリズム」、オンライン診療「ポートメディカル」を展開。

沿革

2011年4月

東京都渋谷区渋谷において、ソーシャルメディアを利用した人材採用支援事業を目的として、株式会社ソーシャルリクルーティング(資本金0.5百万円)を設立

2011年5月

第三者割当増資により、資本金4百万円に増資

2011年10月

本社を東京都渋谷区東に移転

2012年3月

本社を東京都渋谷区道玄坂に移転

2013年2月

プライバシーマーク取得

2013年3月

本社を東京都渋谷区渋谷に移転

2014年5月

第三者割当増資により、資本金78百万円に増資

2014年6月

仕事・キャリア選択のノウハウサイト「キャリアパーク!」の運用開始に伴い、

キャリア領域メディアスタート

2015年3月

本社を東京都新宿区西新宿に移転

商号をポート株式会社に変更

2015年4月

「CareerPark」を商標登録

2015年11月

遠隔診療サービス「ポートメディカル」を運用開始

2016年1月

第三者割当増資により、資本金369百万円に増資

2016年4月

宮崎県日南市サテライトオフィスを設立

2016年6月

お金に関するライフサポート型サイト「マネット」の運用開始に伴い、

ファイナンス領域メディアスタート

2016年7月

東京都新宿区西新宿にサテライトオフィスを設立

2017年1月

知っておくべき病気の知識を提供する医療情報サイト「オンラインクリニック」の運用開始に

伴い、メディカル領域メディアスタート

2017年3月

第三者割当増資により、資本金377百万円に増資

2017年7月

第三者割当増資により、資本金437百万円に増資

2017年9月

遠隔健康支援サービス「ドクターズダイエット」を運用開始

2017年10月

第三者割当増資により、資本金662百万円に増資

2017年12月

第三者割当増資により、資本金687百万円に増資

2018年3月

資本金を290百万円に減資

2018年12月

東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに株式を上場

公募増資により、資本金800百万円に増資

2019年2月

事業譲受によりリーガル系メディア「債務整理の森」等を取得、様々な領域へのインターネットメディア事業の展開

2019年12月

リーガル系メディア「債務整理の森」等を事業譲渡

「オンラインクリニック」、「ドクターズダイエット」のサービスを終了等、複数の非注力事業を清算

2020年7月

就活会議株式会社を連結子会社化、就活口コミ情報サイト「就活会議」を運用開始

株式会社ドアーズを連結子会社化、外壁塗装専門サイト「外壁塗装の窓口」の運用開始に伴い、

リフォーム領域メディアスタート

2021年7月

株式会社チェンジと資本業務提携契約を締結、第三者割当増資により資本金927百万円に増資

2021年10月

「外壁塗装の窓口」の利用者に対し、エネルギー領域サービスの提供を開始

2022年1月

株式会社INEを連結子会社化、「エネチョイス」等のマッチングDXメディアの運営開始に伴い、

エネルギー領域メディアスタート

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行

2022年9月

株式会社ジェイックと資本業務提携契約を締結

2022年12月

本社を東京都新宿区北新宿に移転

事業内容

ポートグループは、「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、テクノロジーとリアルの融合によるアプローチで社会課題の解決を目指しています。具体的には、人材採用と販促に関する成約支援事業を展開しており、企業の人材採用や販促活動を一気通貫で支援する成果報酬型のサービスを提供しています。これにより、クライアントの採用・販促活動のリスクを最小化することを目標としています。

ポートグループの成約支援事業は、競争が激しくユーザー獲得が困難な市場、およびユーザーにとって意思決定が難しい「非日常領域」をターゲットとしています。このビジネスモデルでは、クライアントとユーザー双方の課題を解決することで、その有効性を発揮します。

事業セグメントは大きく分けて三つあります。第一に、人材支援サービスでは、国内最大級の就活ノウハウ情報サイト「キャリアパーク!」や、就活生と企業のマッチングサービス「キャリアパーク!就職エージェント」などを提供しています。これらのサービスを通じて、未就業や未経験の若手人材の就職を支援しています。

第二に、販促支援サービスでは、電力事業者への成約支援サービスや、カードローン情報サイト「マネット」、外壁塗装専門サイト「外壁塗装の窓口」などを運営しています。これらのサービスを通じて、企業の販促活動を支援しています。

第三に、新規・その他事業として、オンライン診療プラットフォームやフリーランスエンジニアマッチングサービスなど、新たなビジネスモデルの開発にも力を入れています。これらの事業を通じて、ポートグループは社会課題の解決に貢献しています。

経営方針

ポートグループは、社会的課題の解決を目指し、テクノロジーとリアルの融合によるアプローチで、企業の人材採用と販促活動の成約支援事業を展開しています。同社は、少子高齢化や生産年齢人口の減少など、日本社会が直面する問題に対応し、企業の効率化を支援することを基本戦略としています。成約報酬型サービスを通じて、クライアントのリスクを最小化し、成約率の向上を目指しています。

中期経営計画では、2026年3月期を目処に、フリーキャッシュフローの最大化とEBITDAの最大化を目標に掲げています。この達成に向けて、オーガニック成長への投資、収益モデルのポートフォリオ化、インオーガニック成長への投資を三本柱としています。具体的には、人材支援サービスにおける市場の成長性に注目し、新卒支援市場でのシェア拡大や若年層市場への進出を目指します。また、販促支援サービスでは、エネルギー領域やカードローン領域などでの成約支援事業の強化を図ります。

収益モデルのポートフォリオ化においては、ストック型収益の比率を高め、顧客との長期的なリレーションシップ構築を目指します。インオーガニック成長に関しては、M&Aを主要戦略として位置付け、既存事業の成長加速と新領域への参入を目的とした大規模なM&Aを積極的に行います。

競争優位性としては、「成約力」「営業力」「集客力」の三つを重点項目とし、これらを源泉とする競争力を有しています。ユーザーファーストの姿勢を貫き、非日常領域でのノウハウ提供や、ストック型コンテンツの提供を通じて、安定したアクセスと収益を目指します。さらに、分散型サービスポートフォリオを展開し、ユーザーニーズに応じた多角的なサービス提供を実現しています。

ポートグループは、これらの戦略を基に、社会課題の解決と企業価値の向上を目指しています。