テノ.ホールディングス (7037) 株価

時価総額
¥42.3億
PER
14.2倍
保育・介護・生活関連支援事業の有力企業。保育施設、介護施設、料理教室「ホームメイドクッキング」、少額短期保険業を展開。24年に障がい福祉事業を開始。2025年12月末で保育事業66施設、受託保育241施設、介護事業27施設を運営。首都圏・九州・関西東海エリア中心に展開。

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事業内容

テノ.ホールディングスは、「女性のライフステージを応援する」をテーマに掲げる純粋持株会社です。同社は保育事業を中核として、介護事業、生活関連支援事業を展開し、女性が育児・家事・介護を抱えながらも働き続けられる社会の実現を目指しています。「手の」ぬくもりで安心する社会を創造することをミッションとし、全国で約400の施設を運営する総合生活支援サービス企業として事業を展開しています。

同社の収益構造は、主に自治体や企業との安定した契約に基づいています。保育事業では、認可保育所運営における自治体からの委託料収入と、企業の事業所内保育所運営受託による契約収入が柱となっています。介護事業では介護保険制度に基づく介護報酬と利用者負担、生活関連支援事業では料理教室の受講料収入と少額短期保険の保険料収入を得ています。特に保育事業が収益の大部分を占め、公的制度に支えられた安定性の高いビジネスモデルを構築しています。

事業セグメントは3つの主力分野で構成されています。保育事業では「ほっぺるランド」ブランドで認可保育所66施設、事業所内保育所や学童保育など受託保育241施設を運営しています。介護事業では高齢者向けの住宅型有料老人ホームやデイサービス15施設に加え、2024年から障がい福祉分野にも参入し児童発達支援施設12施設を展開しています。生活関連支援事業では「ホームメイドクッキング」ブランドで全国55校の料理教室運営と、賃貸住宅入居者向け少額短期保険業を手がけています。

経営方針

テノ.ホールディングスは「女性のライフステージを応援する」という理念のもと、2028年12月期に連結売上高232億円、営業利益9億4,800万円という意欲的な数値目標を掲げています。同社は「tenoVISION2030」と銘打った長期戦略を描いており、2030年12月期には売上高300億円、営業利益率5%以上の達成を目指しています。この背景には、少子化の進行により保育業界が「量の拡大」から「質の向上」へ転換する中で、同社が専門性の高いサービスを武器に成長を続ける戦略があります。

同社の重点投資分野は主力の保育事業の強化と介護事業の拡大です。保育分野では従来の規模追求から脱却し、「選ばれ続ける園」として質の高い保育実践を追求しています。特に学童保育では全国で1万6千人を超える待機児童問題が残されており、積極的な受託拡大を図っています。介護事業については「第二の柱」への成長を目指し、現在の高齢者介護や児童発達支援事業を融合させ、障がい児から高齢者まで包括的にサポートする「ワンストップの多世代支援体制」の構築を進めています。

新市場開拓では積極的なM&Aを通じた事業拡大を重要戦略に位置づけています。単なる規模拡大ではなく、買収後の経営統合を迅速に進めて統合効果を早期に実現することを重視しています。また、従来の保育・介護の枠組みを超えた生活関連支援事業の新規領域探索にも注力し、多様化するライフスタイルに対応した新たなサービス創出を目指しています。これにより外部環境の変化に左右されない強靭な経営基盤の確立を図っています。

技術革新では「保育みらい研究所Compass」を核として、ICTやAI技術を活用した業務変革に取り組んでいます。タブレット機器による事務作業削減や見守りカメラ・AI分析の導入により、従業員を単純作業から解放し、子どもや高齢者との関わりという専門業務の本質に集中できる環境を整備しています。同社はデジタル活用で生み出された時間的・心理的ゆとりを、利用者一人ひとりへの深い洞察と関わりに再投資する点を独自性として強調しており、最先端テクノロジーと人間味あふれる温かなケアの両立を差別化要因として位置づけています。

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