日本フェンオール (6870) 株価

時価総額
¥144億
PER
15.6倍
防災システム・温度制御機器の有力企業。火災警報・消火システム、半導体製造装置用熱板、人工腎臓透析装置、プリント基板実装組立、消防ポンプ等を展開。熱のコントロール技術を基礎として5事業部門を運営。

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事業内容

日本フェンオールは、「熱のコントロール」を基礎技術とする総合技術企業です。同社は火災警報システム、消火システム、半導体製造装置用熱板、人工腎臓透析装置、プリント基板の実装組立、消防ポンプなど、幅広い分野で製品開発からシステム設計・施工・メンテナンスまでを一貫して手がけています。

同社の顧客は、半導体製造業界、医療機関、工場・ビル管理会社、消防関連機関など多岐にわたります。収益構造は製品販売に加えて、設計・工事・メンテナンスサービスを組み合わせた継続的な収益モデルを構築しており、技術サービスによる付加価値の高い事業展開を行っています。

同社は5つの主要事業セグメントを展開しています。防消火事業では火災警報・消火システムの開発から保守まで、温度制御事業では半導体製造装置用熱板や温度調節器を提供、医療事業では人工腎臓透析装置を手がけています。さらにプリント基板事業では基板実装組立、消防ポンプ事業では子会社のシバウラ防災製作所が消防・防災機器を製造しており、技術の多角化により事業基盤を安定化させています。

経営方針

日本フェンオールは、新たに策定した「中期経営計画2025」において、2028年度にROE6%、EBITDAマージン12%の達成を目指す包括的な成長戦略を掲げています。同社は「基本の徹底」と「変化への挑戦」をスローガンに、人的資本や資本コストを意識した経営基盤の強化と成長事業への積極的な投資を推進することで、持続的な企業価値向上を図る方針です。

事業構造の最適化では、同社は選択と集中による事業ポートフォリオの見直しを進めており、中核事業である防災及び制御機器分野に経営資源を集中させています。資本業務提携先の西華産業との関係強化により防災事業を中心とした販売領域の拡大を図るとともに、AI技術の進化と脱炭素社会の実現を背景とした半導体市場の成長を見据えた新製品開発に重点的に取り組んでいます。また、資本効率改善のため不採算分野の整理を進め、棚卸資産の削減や政策保有株式の縮減により総資産のスリム化を推進し、PBR1倍の達成を目標としています。

同社の技術革新への取り組みは、生産改革の推進と人的資本経営の実践を両輪として展開されています。調達から販売まで全工程の業務プロセスを根本から見直し、生産性向上と品質改善を全社的に推進する一方で、少子高齢化と働き方の多様化に対応した人財投資を積極的に行っています。多様な研修やスキルアップ支援の充実により、役職員一人ひとりの能力を最大化し、成長を実感できる職場環境の実現を通じて、長期的な競争力の向上を目指しています。

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