新電元工業JP:6844

時価総額
¥337億
PER
10.9倍
半導体製品、電装製品、電源製品の製造・販売を行うデバイス事業、電装事業、エネルギーシステム事業。

事業内容

新電元工業は、半導体製品、電装製品、電源製品の製造と販売を主な業務としています。同社は、19の連結子会社、1つの非連結子会社、1つの関連会社で構成されています。これらの企業が協力し、さまざまな製品を市場に提供しています。

新電元工業の事業セグメントは、デバイス事業、電装事業、エネルギーシステム事業の3つに分かれています。デバイス事業では、秋田新電元や東根新電元などの子会社が製造を担当しています。これにより、半導体製品の開発と供給を行っています。

電装事業では、岡部新電元やシンデンゲン・インディア・プライベート・リミテッドなどが製造を行っています。このセグメントでは、電装製品の製造と販売を通じて、自動車産業などに貢献しています。これにより、幅広い市場ニーズに対応しています。

エネルギーシステム事業は、新電元スリーイーが製造を担当しています。この事業では、電源製品の開発と供給を行い、エネルギー効率の向上に寄与しています。これにより、持続可能なエネルギーソリューションを提供しています。

販売については、新電元工業が一括して仕入れを行い、シンデンゲン・アメリカや新電元(香港)などの子会社を通じて販売しています。また、一部の製品は、シンデンゲン・インディアや新電元メカトロニクスなどが直接販売しています。これにより、グローバルな市場展開を実現しています。

経営方針

新電元工業は、持続可能な成長を目指し、長期ビジョン2030を掲げています。このビジョンでは、革新的な技術を活用し、地球環境に配慮したソリューションを提供することで、持続可能な社会に貢献することを目指しています。特に、パワーデバイスやモビリティソリューション、環境ソリューションの創出に注力し、環境貢献を重視した製品ポートフォリオを整備しています。

同社は、第17次中期経営計画において、「強固な事業基盤の確立と資本効率の向上により成長ステージへ」を方針に掲げています。この計画では、収益性を高めるためのトータルパッケージの構築や、成長分野へのリソース集中投下、インド市場の開拓、サステナビリティ経営の推進を重点項目としています。これにより、持続的な成長サイクルを構築し、企業価値の向上を図ります。

新電元工業は、2027年度までに売上高1,200億円、営業利益率5.0%、ROE6.0%を目標としています。また、設備投資額300億円、研究開発費145億円を3ヶ年累計で計画し、戦略的なリソース配分を実施しています。これにより、資本コストや株価を意識した経営を推進し、PBR1倍以上を目指しています。