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メイコーJP:6787
沿革
1975年11月 |
プリント配線板の製造及び販売を目的として名幸電子工業株式会社を設立、両面板の販売を開始 |
1978年4月 |
電子応用機器製品の開発を目的にシステム開発部(現・株式会社メイコーテクノ、株式会社メイコーテック)を設置 |
1978年10月 |
基板の最終検査工程用に自社専用の基板検査機を開発 |
1980年9月 |
新本社事務所及び工場を新設し、設計から最終製品までの一貫生産体制を確立 |
1980年12月 |
多層プレス機を導入し多層板の製造を開始 |
1981年12月 |
世界で初めてマルチビデオプロセッサーを開発 |
1982年3月 |
片面プリント配線板の製造を目的にマルチテック株式会社(現・株式会社メイコーテック)を設立(現・連結子会社) |
1982年9月 |
コスミック株式会社、株式会社コモドールジャパンと合弁でプリント配線板製造会社山形名幸電子株式会社(現・株式会社山形メイコー)を設立(現・連結子会社) |
1984年8月 |
神奈川県綾瀬市の本社工場増築工事完成操業 |
1990年6月 |
福島工場を新設 |
1991年4月 |
商号を株式会社メイコーに変更 |
1997年11月 |
山形工場(現・河北工場)敷地内に新工法(ビルドアップ)による基板製造のための建屋新築 |
1998年8月 |
海外メーカーとの取引の拡大・資材の調達等を目的として香港に名幸電子香港有限公司を設立(現・連結子会社) |
1998年12月 |
中国広東省広州市南沙地区にプリント配線板の製造を目的に名幸電子(番禺南沙)有限公司(現・名幸電子(広州南沙)有限公司)を設立(現・連結子会社) |
1999年6月 |
本社プリント配線板製造部門を神奈川工場(現・先端基板センター)と名称変更 |
2000年12月 |
社団法人日本証券業協会に株式を登録 |
2001年1月 |
中国広州工場(名幸電子(広州南沙)有限公司)稼働 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年7月 |
中国湖北省武漢市にプリント配線板の製造を目的に名幸電子(武漢)有限公司を設立(現・連結子会社) |
2005年11月 |
宮城工場(現・石巻工場)新工場棟建設 |
2006年4月 |
アメリカにプリント配線板の販売を目的としてMeiko Electronics America, Inc.を設立(現・連結子会社) |
2006年7月 |
中国武漢工場(名幸電子(武漢)有限公司)稼働 |
2007年1月 |
ベトナムハノイ市にプリント配線板の製造を目的としてMeiko Electronics Vietnam Co., Ltd.を設立(現・連結子会社) |
2007年11月 |
神奈川工場(現・先端基板センター)敷地内に新本社ビルを建設 |
2008年3月 |
日本ビクター株式会社のサーキット事業を買収 |
2009年4月 |
ベトナムEMS工場稼働 |
2009年5月 |
メイコー研究開発センターを開設 |
2009年7月 |
中国武漢第二工場完成、稼働 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2011年7月 |
マルチテック株式会社へ当社映像機器事業及び産業機器事業を譲渡し、株式会社メイコーテックへ商号変更 |
2011年11月 |
ベトナムPCB工場稼働 |
2013年5月 |
石巻工場稼働 |
2013年7月 |
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2014年8月 |
ベトナムハノイ市に電子回路基板の製造販売を目的としてMeiko Electronics Thang Long Co., Ltd.を設立(現・連結子会社) |
2015年6月 |
福島工場敷地内に太陽光発電所「メイコーソーラーパーク福島」開設 |
2015年8月 |
神奈川県大和市に基板実装、映像機器及び産業機器の製造販売を目的として株式会社メイコーテクノを設立(現・連結子会社) |
2019年11月 |
ベトナムのEMS会社の出資持分を取得し、Meiko Towada Vietnam Co., Ltd.として子会社化(現・連結子会社) |
2021年6月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第一部へ市場変更 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
2022年9月 |
株式取得により、メイコーエンベデッドプロダクツ株式会社及びその子会社であるメイコーエンベデッドテクノロジー株式会社として子会社化(現・連結子会社) |
事業内容
メイコーとそのグループ企業は、メイコーを含む連結子会社13社、非連結子会社10社、および関連会社1社で構成されています。このグループは、電子回路基板の設計、製造販売及びこれに付随する業務を主な事業として展開しています。その他の事業については、重要性が低いため詳細は省略されています。
メイコーのグループには、国内外に多岐にわたる子会社が存在します。非連結子会社には、Meiko Electronics Europe GmbH、Meiko Schweizer Electronics Hong Kong Co., Limited、広州名澤科技有限公司、Meiko Trading & Engineering Co., Ltd.、シアック株式会社、Meiko Electronics(Thailand)Co., Ltd.、Meiko Electronics India Pvt. Ltd.、Meiko Automation Joint Stock Company、Meiko Electronics Quang Minh Co., Ltd.、Meiko Longcheer Electronics Vietnam Co., Ltd.が含まれます。また、関連会社として株式会社MeiLinkがあります。
これらの企業群を通じて、メイコーはグローバルな規模で電子回路基板関連の事業を展開しており、設計から製造、販売に至るまでの一連のサービスを提供しています。その事業範囲は、電子機器の基盤となる重要な部分を担っており、多くの産業分野においてその技術が活用されています。
経営方針
メイコーとそのグループ企業は、電子回路基板の設計、製造、販売を主軸に事業を展開しています。同社は、「モノづくりを通してお客様に最高の製品とサービスを提供し、社員と社会に幸福を」という経営理念のもと、企業価値の向上と持続的成長を目指しています。経営環境の変化に対応し、デジタル技術の展開や地球温暖化防止への取り組みを加速する必要性に応えています。
メイコーは、2027年3月期を目標年とする中期経営計画を策定し、最先端の電子回路基板を大量かつ安定的に供給することを目指しています。この計画の下、新工場建設や新ラインの導入を進め、車載向け基板や半導体パッケージ基板分野への参入を図っています。特に、天童工場の建設や石巻第2工場、ベトナム第3工場における生産ラインの新設が進行中です。
また、EMS事業においては、車載関連案件の強化とメイコーエンベデッドプロダクツによる受託開発事業の拡大を通じ、グローバルでのワンストップサービスへのニーズに対応しています。収益性の向上と持続的な競争力維持のため、工場や製造工程のスマート化、自動化を推進し、歩留まりの改善に努めています。
環境面では、脱炭素社会実現に向けた省エネ活動や太陽光発電設備の増設、リサイクルの推進を行っています。財務上の目標としては、売上高営業利益率11%、自己資本比率50%、自己資本利益率(ROE)17%を設定しています。
メイコーは、顧客のニーズに応える製品開発と生産性改善を推進し、経営基盤を強化することで、成長を続ける企業を目指しています。さらに、ESGへの取り組みを通じて、社会への貢献と事業展開するコミュニティへの貢献活動にも積極的に取り組んでいます。