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ザインエレクトロニクス (6769) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ザインエレクトロニクスは、独自のアナログ設計技術と論理設計技術を活用してLSI(大規模集積回路)の開発・販売を行う半導体メーカーです。同社は製造設備を持たないファブレス企業として、画像データ伝送用LSIをはじめとする特定用途向け標準品を自社ブランドで展開しています。また、AI・IoT機器の開発・製造・販売も手がけており、LSI事業とAIOT事業の2つを主軸としています。
同社の主要顧客は、薄型テレビや液晶パネルメーカー、車載機器、セキュリティカメラ、産業機器など幅広い分野のメーカーです。収益構造は製品販売による売上に加え、開発した回路設計資産を他社にライセンス提供することで得られるロイヤリティー収入も重要な収益源となっています。製品の企画・開発は自社で行い、製造は国内外の委託先に依頼する効率的な事業モデルを採用しています。
LSI事業では、高速画像伝送技術「V-by-One」を搭載したデータ伝送用LSIが主力製品で、高解像度表示と低消費電力を両立させた技術力が強みです。AIOT事業では子会社を通じて、無線通信モジュールやモバイルルーター、遠隔監視システムなどのIoT関連製品を開発・販売しており、4G・5G通信技術とAI技術を組み合わせたソリューション提供に注力しています。
経営方針
ザインエレクトロニクスは2025年度から2027年度までの中期経営戦略「Innovate100」を推進しており、2027年度に売上高100億円超の達成を目標として掲げています。同社は「Interface to the Future」をベースとした差別化戦略により、AI活用の社会実装加速に貢献する革新的なソリューションを世界市場に提供することを目指しています。研究開発型ファブレスメーカーとしての強みを活かし、営業利益の向上と一人当たり利益の改善を重要な経営指標として位置づけています。
同社の重点投資分野は、独自のアナログ設計技術を核とした高付加価値な半導体ソリューションの開発です。特にAI・IoT分野では、子会社のザイン・モバイルテックを中核として事業のイノベーションを加速させています。LSI事業、AIOT事業、サーバー事業の3つのビジネス間でシナジー効果を強化し、相乗効果を生み出す新たなソリューション開発に積極的に取り組んでいます。
新市場開拓においては、AI社会実装の加速に貢献する独自のソリューションを世界市場に展開することを重視しています。同社は他社とのコラボレーションやアライアンス案件を積極的に探索し、機動的な新事業開拓を進める方針です。アライアンスを重視した事業展開により、限られた経営資源を効率的に活用しながら市場拡大を図っています。
技術革新への取り組みでは、営業活動で得たキャッシュフローを研究開発に積極的に投下し、将来のキャッシュフロー創出につなげる循環型の投資戦略を採用しています。創業理念である「人資豊燃」のもと、優れた人材を結集した研究開発活動を競争力の源泉として位置づけ、AI技術とIoT技術を融合した革新的なソリューション開発を通じて経済社会の生産性向上への貢献を目指しています。