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三相電機JP:6518
沿革
1957年10月 |
小型モータと家庭用電気井戸ポンプの製造および販売を目的として三相電機株式会社を設立 |
12月 |
家庭用電気井戸ポンプの製造および販売を開始 |
1958年9月 |
本社敷地内に姫路営業所開設 |
1962年3月 |
広島県広島市に広島営業所開設 |
4月 |
大阪国際見本市に初出品、これを契機に電動ポンプの輸出開始 |
1963年10月 |
電動ポンプのスウェーデン規格の認可取得 |
1964年8月 |
池田機工株式会社を合併してプレス部門を設置 |
1965年12月 |
名古屋市西区に名古屋営業所、香川県高松市に高松営業所開設 |
1970年11月 |
モータ組立工程の協力工場として熊山三相電機株式会社(現・岡山三相電機株式会社(現・連結子会社))を設立 |
1974年8月 |
福岡市中央区(現・福岡市南区)に福岡営業所開設 |
1975年12月 |
東京都千代田区(現・東京都練馬区)に東京営業所開設 |
1978年5月 |
札幌市豊平区(現・札幌市中央区)に札幌サービスセンター開設 |
1980年10月 |
産業機器用モータの製造を開始し、ポンプ用モータ、送風機用モータ等を産業機器メーカーへ販売開始 |
1982年4月 |
社団法人日本水道協会に水道用給水器具の検査工場として登録され、社団法人日本水道協会認定の製品の製造および販売を開始 |
1987年10月 |
モータ、ポンプの主要部品である固定子(ステータ)の加工会社安富電機株式会社の株式を取得し、社名を安富三相電機株式会社とする |
1990年4月 |
モータ、ポンプの主要部品である固定子(ステータ)の加工会社中坪電機株式会社の全株式を取得し、社名を山崎三相電機株式会社とする 安富三相電機株式会社の全株取得 |
1992年3月 |
本社機械工場および設計事務所用として工場の新築完成 |
1993年12月 |
中国上海市に、現地企業上海電視一廠との合弁会社上海金星三相電機有限公司(現・連結子会社)を設立 |
1994年4月 |
山崎三相電機株式会社に安富三相電機株式会社を合併し社名を播磨三相電機株式会社とする |
1995年1月 |
仙台市若林区に仙台営業所開設 |
9月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1997年11月 |
静岡県静岡市に静岡営業所開設 |
1999年9月 |
機械加工の協力工場として龍野サンソー有限会社(現・サンソー精工株式会社(現・連結子会社))を設立 |
2002年3月 |
中国上海市の合弁会社上海金星三相電機有限公司の出資比率を95%とし、社名を上海三相電機有限公司とする |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2007年4月 |
機械加工会社株式会社マルケイ製作所の全株式を取得し、社名を新宮サンソー株式会社(現・新宮三相電機株式会社(現・連結子会社))とする |
2007年9月 |
上海三相電機有限公司の合弁先5%の出資持分を取得し、100%子会社とする |
2012年5月 |
兵庫県たつの市に新宮工場竣工 |
2016年4月 |
ポンプの製造・販売会社である株式会社岩谷電機製作所の全株式を取得 |
2017年4月 |
千葉県柏市に千葉営業所開設 |
2021年4月 |
株式会社岩谷電機製作所を吸収合併 |
2021年10月 |
愛知県岡崎市に三河サービスセンター開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 |
事業内容
三相電機株式会社(以下、同社)とその子会社4社は、モータ、ポンプ、モータ応用製品および部品の製造・販売を中心に事業を展開しています。これらの製品に関連する保守、研究開発、その他のサービスも提供しており、幅広い事業活動を行っています。
同社はモータやポンプの製造・販売を直接手掛けています。また、子会社の岡山三相電機株式会社は、同社製品の組立加工や部品加工を主に行い、一部を他社に販売しています。上海三相電機有限公司は、同社から部品や生産設備を仕入れ、モータ・ポンプの製造・販売を行っており、その製品の一部は同社が日本国内の顧客に販売し、また中国国内や海外の顧客にも販売しています。
サンソー精工株式会社は、同社製品に使用される部品の機械加工を担当し、その大部分を同社に販売するとともに、一部を他社にも提供しています。新宮三相電機株式会社は、モータ・ポンプに使用される部品のプレス加工や切削加工、およびモータの固定子(ステータ)の製造を行い、これらの大部分を同社に販売していますが、一部は他社への販売も行っています。
これらの事業内容は、同社とその子会社が一体となってモータやポンプ関連製品の製造から販売、さらには部品加工までを幅広くカバーしていることを示しています。同社グループは、製品の品質向上と顧客サービスの強化を目指し、総合的な事業活動を展開しています。
経営方針
三相電機株式会社(以下、同社)は、モータやポンプの製造・販売を中心に、関連する保守や研究開発など幅広い事業を展開しています。同社は、「愛と感謝と積極性」を経営理念に掲げ、技術提案型、顧客指向型の特長を生かし、新しい時代に適応できる経営基盤の強化に努めています。また、地球環境の保全と人々の豊かさへの貢献を目指し、収益力の高い事業構造への転換を進めています。
経営戦略として、同社は市場が要求する環境適合商品の拡販を図り、中長期的な発展を目指しています。具体的には、低消費電力化への市場ニーズに応える製品開発に注力し、モータとポンプ応用製品での事業拡大を目指しています。さらに、既存製品に付加機能を盛り込んだ新製品開発や、グローバルな市場マーケティングを通じて市場シェアの拡大を図っています。
経営上の目標として、同社は売上高営業利益率の向上を重視し、高付加価値商品の開発および販売を進めています。また、製品分類ごとに生産拠点の見直しや、新たな生産管理システムの機能化、製造技術標準の確立など、効率的な生産体制の構築と品質向上に取り組んでいます。
同社グループは、不安定な世界経済や円安、部材入手難など厳しい経営環境の中で、顧客ニーズに対応した製品開発とタイムリーな製品供給体制の強化を進めています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。