三相電機JP:6518

時価総額
¥46.4億
PER
9.7倍
モータ、ポンプ、モータ応用製品の製造・販売を中心に、部品加工や保守、研究開発などのサービスを展開。

事業内容

三相電機株式会社は、モータ、ポンプ、およびそれらの応用製品や部品の製造・販売を主な事業としています。また、これらに関連する保守、研究開発、その他のサービスも提供しています。三相電機グループは、三相電機株式会社とその子会社4社で構成されています。

岡山三相電機株式会社は、三相電機の製品の組立加工や部品加工を主に行っており、一部の製品は他社にも販売しています。上海三相電機有限公司は、三相電機から部品や生産設備を仕入れ、モータ・ポンプの製造・販売を行っています。製品の一部は三相電機が仕入れ、日本国内や海外の顧客に販売しています。

サンソー精工株式会社は、三相電機の製品に使用される部品の機械加工を行い、大部分を三相電機に販売していますが、一部は他社にも販売しています。新宮三相電機株式会社は、モータ・ポンプに使用される部品のプレス加工や切削加工を行い、モータの固定子(ステータ)の製造も手がけています。これらの製品も大部分は三相電機に販売され、一部は他社に販売されています。

経営方針

三相電機株式会社は、経営理念として「愛と感謝と積極性」を掲げ、社会の繁栄と地球環境の保全に貢献することを目指しています。同社は「技術提案型」「顧客指向型」の特長を活かし、信頼される企業を目指しています。これにより、株主や取引先、地域社会からの信頼を得ることを基本方針としています。

同社の成長戦略は、環境適合商品の拡販を通じて中長期的な発展を目指すことです。特に、モータとポンプの低消費電力化に応える製品開発を強化し、これらの応用製品で事業拡大を図ります。また、収益力の高い事業構造への転換を進めています。

三相電機は、売上高営業利益率を重視し、高付加価値商品の開発と販売を推進しています。これにより、企業の収益性を示す指標である売上高営業利益率の向上を目指しています。これが同社の経営目標の達成状況を判断するための重要な指標となっています。

同社は、厳しい経営環境においても、顧客ニーズに対応した製品開発と供給体制の強化を進めています。具体的には、モータ・ポンプに付加機能を盛り込んだ新製品開発や、グローバル市場でのマーケティング強化を行い、市場シェア拡大を図っています。

さらに、三相電機は生産拠点の見直しや新たな生産管理システムの導入を通じて、トータルコストの削減と顧客満足度の向上を目指しています。また、製造技術標準の確立や原材料の安定調達を進め、品質向上と環境保全を推進しています。

同社は、原材料価格の高止まりや地政学リスクに対応しつつ、半導体市場の回復に備えた生産体制の準備を進めています。また、ユニット製品の市場拡大に注力し、新たな顧客開拓と高い顧客満足度の提供に努めています。