TPRJP:6463

時価総額
¥845.2億
PER
11.1倍
ピストンリング、シリンダライナ、バルブシート、自動車外装部品、自動車純正用品、自動車関連機器、工業用ゴム部品、樹脂製品、アルミ製品の製造販売。

事業内容

TPRは、主に自動車部品の製造販売を手がける企業グループです。具体的には、ピストンリング、シリンダライナ、バルブシートといったエンジン部品を中心に、自動車外装部品や純正用品、自動車関連機器の製造販売を行っています。これらの製品は、エンジンの性能や耐久性を向上させるために重要な役割を果たしています。

また、TPRは工業用ゴム部品、樹脂製品、アルミ製品の製造販売も行っています。これらの製品は、自動車産業だけでなく、さまざまな産業分野で使用されており、TPRの事業の多角化を支えています。TPRグループは、国内外に46社の子会社と12社の関連会社を持ち、グローバルな事業展開を行っています。

経営方針

TPRは、動力機構の高度化を基盤に、内燃機関の低燃費化や軽量化を目指した高機能部品の開発と安定供給を通じて、クリーンで高品質な社会の実現に貢献してきました。近年、電動化や多燃料化、CASE技術の進展により、モビリティ社会が大きく変革しています。TPRは、これらの変化に対応し、ヒト、モノ、ココロの「動く」を極めることで、美しく豊かな地球社会を支えることを目指しています。

TPRは、2024年4月から始まる3年間の中期経営計画「26中計」を策定し、さらなる成長を目指しています。この計画では、カーボンニュートラルへの取り組みを強化し、エンジン部品の利益最大化と新たな事業分野の拡大を推進します。特に、パワートレイン分野での技術力を進化させ、フロンティア分野での成長を図ることで、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

TPRは、パワートレイン分野での技術力を活かし、内燃機関の熱効率向上やカーボンニュートラル燃料への対応を進めています。また、DXを活用したコスト競争力の強化を図り、グローバルな生産配分の最適化を推進しています。これにより、収益力の向上を目指し、業界をリードするものづくりを実現します。

フロンティア分野では、ゴム・樹脂事業やEV関連商品、ナノ素材事業などを重点領域として積極的に展開しています。特に、EV先進国である中国での開発・営業を強化し、グローバルな事業拡大を進めています。また、シナジー創出が見込める企業への出資やM&Aを通じて、成長領域の拡大を図っています。

TPRは、製品やサービスの品質向上を目指し、最高品質活動を推進しています。社員の健康・安全を重視し、事業継続計画(BCP)や情報セキュリティの強化を進めています。また、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンスの強化、DX手法による業務改革を加速させ、経営基盤の強化を図っています。

サステナビリティの取り組みとして、TPRはダイバーシティ&インクルージョンを推進し、人権尊重や働き方改革に取り組んでいます。環境に優しい商品開発やリデュース、リユース、リサイクルの推進を通じて、2050年のカーボンニュートラル実現を目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。