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CKDJP:6407
事業内容
CKD株式会社は、21の子会社と共に構成され、主に自動機械装置や各種機器の製造・販売を行っています。CKDの事業は大きく分けて自動機械部門と機器部門に分かれています。
自動機械部門では、国内外で自動包装システムや画像処理検査システム、リチウムイオン電池製造システム、三次元はんだ印刷検査機などを提供しています。国内ではCKD株式会社やCKDフィールドエンジニアリング株式会社が主要な役割を担っています。
機器部門はさらに細分化され、駆動機器、空気圧制御機器、空気圧関連機器、流体制御機器の4つのカテゴリーに分かれています。駆動機器には空気圧シリンダや電動アクチュエータなどが含まれます。
空気圧制御機器では、空気圧方向制御弁や手動切換弁を提供しています。空気圧関連機器には、窒素や圧縮エアの気体発生装置、冷凍式ドライヤ、フィルタ、レギュレータなどが含まれます。
流体制御機器では、水や空気、蒸気用のバルブ、半導体製造プロセスガス用バルブ、薬液用バルブなどを提供しています。これらの製品は、国内外の製造・販売会社を通じて市場に供給されています。
その他の事業として、CKDグローバルサービス株式会社が保険代理店業務やファクタリング業務を行っています。これにより、CKDは多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
CKD株式会社は、2023年に創立80周年を迎え、新たな理念「Purpose」と「Brand Slogan」を制定しました。これにより、同社は「自動化技術の探求と共創を続け、健やかな地球環境と豊かな未来を拓く」ことを目指しています。この理念は、社員全員の投票によって決定され、CKDのブランド価値を高めるための基盤となっています。
CKDの中期経営計画「Exciting CKD 2025」は、2026年3月期を最終年度とし、成長が見込まれる半導体や電池産業、電動事業、新事業、海外市場に注力しています。特に、サービスビジネスの強化を通じて経営効率を向上させ、企業価値の向上を目指しています。また、環境負荷低減型商品の開発にも力を入れ、持続可能な社会の実現に貢献しています。
同社の長期経営ビジョン「10年VISION GO CKD!」は、技術革新と価値創造を通じて社会の課題解決に貢献することを目指しています。これに基づき、CKDは新しい事業と市場への挑戦、グローバル化の加速、サスティナブルな経営基盤の確立、人材重視の企業風土の構築を基本方針としています。これにより、豊かな社会づくりに貢献し、社員や株主の期待に応えることを目指しています。
CKDは、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を図っています。特に、環境面では、バイオマスプラスチックを使用した包装機の開発やエネルギー効率の高い商品を提供しています。また、社会面では「人材重視の企業風土」を掲げ、社員のエンゲージメント向上に努めています。