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オルガノJP:6368
沿革
1946-05 | 1941年7月に設立された山梨化学工業株式会社を株式会社日本オルガノ商会と商号変更し、イオン交換樹脂の応用及び企業化を目的として、長野県諏訪市に創業 |
1954-07 | 東京都千代田区に本社移転 |
1955-08 | 東京都文京区に本社移転 |
1959-09 | 東京都文京区に日本デグラモン株式会社(現・オルガノアクティ株式会社)を設立(現・連結子会社) |
1960-04 | 日本水工株式会社(後のオルガノ関西株式会社)に資本参加 |
1961-05 | 東京都千代田区にオルガノソフナー株式会社(後のオルガノ東京株式会社)を設立 |
1961-10 | 東京証券取引所市場第2部に上場 |
1966-02 | オルガノ株式会社と商号変更 |
1972-04 | 福岡県福岡市に九州オルガノ商事株式会社(後のオルガノ九州株式会社)を設立 |
1972-10 | 北海道札幌市に北海道オルガノ商事株式会社(後のオルガノ北海道株式会社)を設立 |
1974-07 | 有限会社丸栄工業に資本参加し、オルガノ工事株式会社(現・オルガノプラントサービス株式会社)に商号を変更(現・連結子会社) |
1985-03 | 東京証券取引所市場第1部に指定替え |
1985-11 | 東京都文京区に株式会社オルガノメンテナンスサービスを設立 |
1986-01 | マレーシアにオルガノ(マレーシア)SDN.BHD.(現・オルガノ(アジア)SDN.BHD.)を設立(現・連結子会社) |
1989-03 | タイにオルガノ(タイランド)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) |
1989-11 | 茨城県つくば市につくば工場開設 |
1993-04 | オルガノ工事株式会社はオルガノ電工株式会社を吸収合併し、オルガノプラントエンジニアリング株式会社に商号を変更 |
1996-04 | オルガノプラントエンジニアリング株式会社は株式会社オルガノメンテナンスサービスを吸収合併し、オルガノプラントサービス株式会社に商号を変更 |
1997-10 | 東京都江東区に本社移転 |
2000-04 | 宮城県仙台市に東北オルガノ商事株式会社(後のオルガノ東北株式会社)を設立 愛知県名古屋市に中部オルガノ商事株式会社(後のオルガノ中部株式会社)を設立 福島県いわき市にいわき工場開設 |
2002-07 | 東京都江東区にオルガノローディアフードテクノ株式会社(現・オルガノフードテック株式会社)を設立(現・連結子会社) |
2003-09 | 中国にオルガノ(蘇州)水処理有限公司を設立(現・連結子会社) |
2005-02 | 神奈川県相模原市に開発センター開設 |
2005-07 | 台湾にオルガノ・テクノロジー有限公司を設立(現・連結子会社) |
2009-10 | 東京都江東区にオルガノエコテクノ株式会社を設立(現・連結子会社) |
2010-08 | ベトナムにオルガノ(ベトナム)CO.,LTD.を設立(現・連結子会社) |
2013-01 | PT Lautan Luas Tbkとの合弁により、インドネシアにPTラウタン・オルガノ・ウォーターを設立(現・連結子会社) |
2014-04 | 完全子会社7社(オルガノ北海道株式会社、オルガノ東北株式会社、オルガノ東京株式会社、オルガノ中部株式会社、オルガノ関西株式会社、オルガノ九州株式会社、オルガノ山下薬品株式会社)を吸収合併 |
2021-09 | アメリカにオルガノUSA,Inc.を設立(現・連結子会社) |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
事業内容
オルガノは、総合水処理エンジニアリング会社として、水処理エンジニアリング事業と機能商品事業の二つの主要セグメントで事業を展開しています。水処理エンジニアリング事業では、プラント事業とソリューション事業に分かれ、純水・超純水製造設備、用水処理設備、排水処理・排水回収設備、有価物回収設備、プロセス関連設備の提供を行っています。また、消耗品交換、メンテナンス、運転管理、改造工事、水処理加工受託、包括メンテナンスなどのサービスも提供しています。
機能商品事業では、水処理薬品事業、標準型水処理機器・フィルタ事業、食品事業を展開しており、RO水処理薬品、排水処理薬品、冷却水処理薬品、洗浄薬品、ボイラ水処理薬品などの水処理薬品の提供、純水・超純水製造装置、浄水フィルタの提供、さらには食品素材や食品添加剤の提供を行っています。
オルガノは、子会社13社、関連会社1社を含むグループ企業と共に、幅広い水処理ソリューションを提供しており、オルガノプラントサービス(株)、オルガノエコテクノ(株)、オルガノアクティ(株)などの関連会社を通じて、国内外で事業を展開しています。また、親会社である東ソー(株)から水処理薬品の原材料の一部を仕入れるとともに、各種水処理装置及び関連薬品を販売するなど、密接な取引関係を持っています。
経営方針
オルガノは、水処理技術を核とした総合水処理エンジニアリング企業として、産業界や社会の持続可能な発展に貢献することを経営理念に掲げています。同社は、水と環境に関する深刻な課題に対応するため、先端技術を駆使し、産業と社会基盤の発展に貢献するパートナー企業としての役割を果たすことを目指しています。
中期経営計画「ORGANO2030」では、売上高2,000億円、売上高営業利益率15%の達成を目標に掲げています。この計画の下、同社は重点事業や成長地域、成長ドライバーの議論を進め、事業基盤の強化策を策定しています。また、サステナビリティ目標の達成に向け、マテリアリティの特定や課題に対する定量的目標の設定も進めています。
具体的な成長戦略として、2025年度を最終年度とする新たな中期経営計画において、重点分野として「電子産業」、「薬品事業」、「機能材料」を掲げています。これらの分野での事業展開の拡大に加え、デジタル技術を活用した設計業務の自動化・効率化、エンジニアリング体制の強化、海外でのサービス拡大、データ活用型のサービス強化、研究開発体制の拡充などに取り組んでいます。
また、同社は、持続的な企業価値の向上と収益性改善を目指し、売上高営業利益率とROEを重要な指標として位置付けています。2025年度の経営目標として、売上高1,700億円、営業利益185億円、売上高営業利益率10.9%、ROEは12%以上を目指しており、収益構造の安定的・継続的な達成に取り組んでいます。
オルガノは、技術革新とサービスの拡充を通じて、水処理業界におけるリーダーとしての地位を確固たるものにし、社会的な価値の創造を目指しています。