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ローツェJP:6323
沿革
1985年3月 |
広島県福山市にローツェ株式会社(資本金10,000千円)を設立し、モータ制御機器の開発を開始 |
1985年9月 |
ステッピングモータドライバの製造・販売を開始 |
1986年5月 |
超小型コントローラの製造・販売を開始 |
1986年12月 |
クリーンロボットの製造・販売を開始 |
1989年11月 |
真空用クリーンロボットの製造・販売を開始 |
1992年11月 |
デュアルアームクリーンロボットの製造・販売を開始 |
1993年12月 |
大型ガラス基板クリーン搬送ロボットの製造・販売を開始 |
1994年7月 |
大型ガラス基板クリーン搬送デュアルアームロボットの製造・販売を開始 |
1995年10月 |
液晶ガラス基板搬送ロボット・装置製造用工場を広島県深安郡(現 福山市)神辺町道上に新設 |
1996年2月 |
シンガポールに子会社RORZE INTERNATIONAL PTE.LTD.を設立 |
1996年3月 |
台湾の新竹科学工業園区に関連会社RORZE TECHNOLOGY,INC.を設立(現連結子会社) |
1996年4月 |
熊本県菊池郡大津町に九州FAセンターを開設 |
1996年7月 |
神奈川県海老名市に神奈川FAセンターを開設 |
1996年9月 |
本社を広島県深安郡(現 福山市)神辺町道上に移転 |
1996年10月 |
ベトナムのハイフォン市に子会社RORZE ROBOTECH INC.(現 RORZE ROBOTECH CO.,LTD.)を設立 |
1996年11月 |
米国のカリフォルニア州ミルピタス市に子会社RORZE AUTOMATION,INC.を設立 |
1996年12月 |
ブーメランアームロボットの製造・販売を開始 |
1997年11月 |
韓国の京畿道に子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONを設立 |
1997年12月 |
株式を日本証券業協会に店頭銘柄として登録 |
1999年12月 |
多軸同期補間制御が可能なコントローラ「RC-400シリーズ」を発表 |
2000年7月 |
300㎜ウエハ対応キャリアストックステーションを開発 |
2000年11月 |
熊本県菊池郡合志町(現 合志市)に九州工場を新設し、九州FAセンターを移転統合 |
2003年4月 |
ISO9001品質規格を取得 |
2003年6月 |
シンガポールに子会社RORZE TECHNOLOGY SINGAPORE PTE.LTD.を設立 |
2003年11月 |
子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONが韓国店頭株式市場(KOSDAQ)に上場 |
2004年12月 |
ジャスダック証券取引所に上場 |
2005年7月 |
正方形搬送チャンバを発表 |
2006年6月 |
ISO14001環境規格を取得 |
2008年6月 |
中国上海市に子会社RORZE TECHNOLOGY TRADING CO.,LTD.(現 RORZE CREATECH CO.,LTD.)を設立 |
2008年12月 |
真空プラットフォーム及び単軸ロボットを発表 |
2012年11月 |
ステッピングサーボ用制御システム「新型コントローラドライバRMDシリーズ」及びこれを使用したロボット、ロードポート、アライナ、ウエハ搬送システムを発表 |
2013年2月 |
磁石の製造・販売を行うためベトナムのハイフォン市に子会社JIKA JIKA CO.,LTD.を設立 |
2015年10月 |
自動培地交換機能を搭載した細胞培養装置「CellKeeper」を発表 |
2016年1月 |
東京証券取引所市場第二部へ市場変更 |
2016年8月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2016年11月 |
細胞の自動培養を実現するメカトロCO2インキュベータ「SCALE48」を発表 |
2017年3月 |
茨城県つくば市の関連会社アイエス・テクノロジー・ジャパン株式会社を完全子会社化し、ローツェライフサイエンス株式会社に社名変更 |
2017年11月 |
ベトナムのバクニン省に子会社RORZE SYSTEMS VINA CO.,LTD.を設立 |
2018年9月 |
中国上海市に上海睿泰生物科技股份有限公司との合弁会社Shanghai Rorze Remed Biotechnology Co., Ltd.を設立 |
2019年4月 |
ドイツのザクセン州に子会社RORZE ENGINEERING GmbHを設立 |
2020年4月 |
神奈川FAセンターを横浜市に移転、横浜事業所に名称変更 |
2020年5月 |
韓国子会社 RORZE SYSTEMS CORPORATION 京畿道龍仁市に新工場を建設 |
2021年12月 |
中国上海市に子会社RORZE CREATECH SEMICONDUCTOR EQUIPMENT CO.,LTD.を設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
ローツェ株式会社とそのグループ企業(子会社11社、関連会社1社)は、モータ制御機器、半導体関連装置、およびFPD(フラットパネルディスプレイ)関連装置の開発、製造、販売を行っています。同社グループは、半導体・FPD関連装置事業とライフサイエンス事業の2つの報告セグメントに分かれており、それぞれ特定の製品群とサービスを提供しています。
半導体・FPD関連装置事業では、無塵化対応の搬送装置を中心に、大気用ウエハ搬送装置(EFEM、ウエハソータ、N2パージ対応ウエハストッカ)、真空用ウエハ搬送装置、ウエハ搬送ユニット(ロボット・アライナ・ロードポート)、大型ガラス基板搬送装置、ガラスカッティングマシンなどを開発・製造・販売しています。これらの製品は、ローツェ株式会社をはじめ、RORZE TECHNOLOGY, INC.、RORZE SYSTEMS CORPORATION、RORZE AUTOMATION, INC.、RORZE ROBOTECH CO., LTD.などのグループ企業によって提供されています。
また、モータ制御機器に関しては、ステッピングモータ用ドライバやコントローラを自社で開発、製造、販売しており、これらは半導体関連装置やFPD関連装置の駆動に不可欠な部品です。
ライフサイエンス事業では、創薬研究やiPS細胞を含む細胞培養に必要なインキュベータ(細胞培養装置)やソフトウェアパッケージを開発・製造・販売しています。このセグメントは、ローツェライフサイエンス株式会社が主に担当しています。
ローツェグループは、これらの事業を通じて、半導体業界やFPD業界、ライフサイエンス分野での技術革新と生産性向上に貢献しています。
経営方針
ローツェ株式会社は、半導体・FPD業界およびライフサイエンス分野において、独自の技術と経験を活かし、最先端技術への貢献を目指しています。同社は、「世の中にないものをつくる」という合言葉のもと、技術力強化、グローバルサポート体制の強化、生産革新の3つの重点項目を中心に、強固な成長基盤の構築に努めています。
技術力強化では、付加価値の高い製品開発と特許技術を中心とした提案力、解決力の強化を目指しています。グローバルサポート体制の強化においては、迅速なサポートと顧客満足の向上を目標に、世界各地に拠点を設置し、きめ細やかなサポートを実現しています。生産革新では、効率的な生産体制の構築、自動化の推進、リードタイムの短縮、コスト競争力の強化、品質の向上に努めています。
同社は、企業価値の向上を目的とし、売上高及び経常利益の成長を目標に設定しています。中期的には、資本・資産効率を意識した経営を進める考えです。また、半導体・FPD関連装置事業においては、世界的な半導体メモリ需要の減速やロジック半導体分野、電気自動車向けパワー半導体分野での設備投資継続など、市場の変動に対応しながら、生産システムの強化を図っています。
ローツェグループは、これらの成長戦略を推進することで、半導体業界やFPD業界、ライフサイエンス分野での技術革新と生産性向上に貢献し、持続可能な成長を目指しています。