日精エー・エス・ビー機械JP:6284

時価総額
¥796.6億
PER
13.5倍
PETボトル等のプラスチック容器製造用ストレッチブロー成形機、専用金型、付属機器、部品の製造販売、地域別販売を展開。

沿革

1978年11月

長野県坂城町に当社設立(資本金30百万円)

1979年 1月

二軸延伸(ストレッチ)ブロー成形機の基本特許「射出延伸吹込装置」の特許を取得

1980年12月

米国カリフォルニア州に販売現地法人(NISSEI ASB CO.)を設立[現在は米国スマーナ市に所在]

1987年 5月

ドイツデュッセルドルフ市に販売現地法人(NISSEI ASB GmbH)を設立

1987年 8月

本社を長野県小諸市に移転

1990年 5月

日本証券業協会により店頭売買銘柄として登録

1993年 4月

シンガポールに販売現地法人(NISSEI ASB PTE. LTD.)を設立

1995年 5月

メキシコシティーに販売現地法人(NISSEI ASB CENTRO AMERICA, S.A. DE C.V.)を設立

1995年 7月

一貫生産ストレッチブロー成形機PFシリーズ、プリフォーム成形機PMシリーズ、耐熱容器用2ステップブロー成形機HSシリーズを商品化

1997年 2月

インドアンベルナス市に生産現地法人(ASB INTERNATIONAL PVT. LTD.)を設立

1999年 9月

ASB INTERNATIONAL PVT. LTD.が部品の生産着手

2001年 7月

ASB INTERNATIONAL PVT. LTD.製の小型の一貫生産ストレッチブロー成形機ASB-50MB型を商品化

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年 4月

UAEドバイに販売現地法人(NISSEI ASB FZE)を設立

2007年 8月

世界初となる全電動タイプの一貫生産ストレッチブロー成形機ASB-15N/10E型を商品化

2009年 2月

高速プリフォーム成形機PMシリーズを商品化

2009年 3月

高耐熱容器用2ステップブロー成形機HSBシリーズを商品化

2010年 4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

2010年 6月

大型の一貫生産ストレッチブロー成形機ASB-150DPW型を商品化

2011年 9月

高耐熱広口容器用2ステップブロー成形機HSB-6M型を商品化

2012年 9月

東京証券取引所市場第二部に上場

2012年11月

大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)の上場廃止

2012年12月

ASB INTERNATIONAL PVT. LTD.製の小型の一貫生産ストレッチブロー成形機ASB-12M型を商品化

2013年 6月

ASB INTERNATIONAL PVT. LTD.の第2工場が稼働を開始

2013年 9月

一貫生産ストレッチブロー成形機の大量生産機PF24-8B型を商品化

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2017年 9月

一貫生産ストレッチブロー成形機の大量生産機ASB-150DPX型を商品化

2018年 9月

長野県佐久市に千曲川工場を開設

ASB INTERNATIONAL PVT. LTD.の第3工場を開設

一貫生産ストレッチブロー成形機の大量生産機PF36/36-600型を商品化

2018年12月

新技術「ゼロ・クーリングシステム」を搭載した成形機、金型を商品化

2022年 4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

日精エー・エス・ビー機械株式会社(以下、同社)とその14の子会社は、PETボトルやその他のプラスチック容器の製造に特化した事業を展開しています。同社の主力製品は、ストレッチブロー成形機、専用金型、付属機器、および部品であり、これらの製造販売に加え、関連するサービスも提供しています。

同社グループは、製品の製造において、インドのASB INTERNATIONAL PVT. LTD.を含む連結子会社や国内外の協力会社と協働しています。また、一部製品はASB INTERNATIONAL PVT. LTD.が直接製造しています。

販売面では、地域別に分けられた報告セグメントを持ち、米州ではNISSEI ASB CO.やNISSEI ASB CENTRO AMERICA, S.A. DE C.V.を含む子会社を通じて、欧州ではNISSEI ASB GmbHなどの子会社を通じて、南・西アジアではNISSEI ASB PTE. LTD.やASB INTERNATIONAL PVT. LTD.などの子会社を通じて、そして東アジアでは主に同社自身が製品を販売しています。

このように、日精エー・エス・ビー機械株式会社グループは、製造から販売に至るまで、プラスチック容器製造の全工程をカバーする一貫した事業体系を構築しており、グローバルなネットワークを通じて、多様な市場ニーズに応えています。

経営方針

日精エー・エス・ビー機械株式会社(以下、同社)は、PETボトルやその他のプラスチック容器の製造に特化した事業を展開しており、その成長戦略は、技術革新と市場ニーズへの迅速な対応に焦点を当てています。同社は、特に1ステップ機を主力製品として位置づけ、その機能強化と製品競争力の向上に努めています。これには、「ゼロ・クーリングシステム」の進化や「クイックモールドチェンジ」の提案が含まれ、顧客の生産性向上に貢献することを目指しています。

また、環境対応技術の強化にも注力しており、リサイクル樹脂を用いた2層容器成形や生分解性樹脂を用いた容器成形など、持続可能な製品開発に取り組んでいます。これらの技術革新は、市場環境の変化や消費者の価値観の多様化に対応するためのものであり、同社の製品が広範な用途で利用されることを目指しています。

生産体制の強化も同社の重要な戦略の一つです。インド工場への大型設備投資完了に伴い、生産性向上と原価低減を目指しています。さらに、グローバル営業体制の強化を進め、新たに創設した営業本部を通じて、グローバル市場での受注拡大を目指しています。

ESG経営への取り組みも同社の成長戦略において重要な位置を占めています。環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の各側面での取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を図っています。

これらの戦略は、同社が直面する市場環境の変化や社会課題に対応し、中長期的な事業規模の拡大と恒久的な存続を目指すためのものです。同社は、技術革新と市場ニーズへの迅速な対応、生産体制の強化、グローバル営業体制の強化、そしてESG経営への取り組みを通じて、持続可能な成長を追求しています。