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エーワン精密JP:6156
沿革
1970-09 | 有限会社エーワン精密を設立、スイス型自動旋盤用カムの設計、製作、販売を開始。 |
1971-05 | 東京都府中市紅葉ヶ丘二丁目3番32号に本社工場を建設、移転。 |
1974-06 | 山梨県韮崎市旭町に山梨工場建設。 |
1976-06 | 小型自動旋盤用超硬付コレットチャック等の研究開発に着手。 |
1977-03 | 小型自動旋盤用超硬付コレットチャック等の販売開始。 |
1980-02 | 東京都府中市分梅町三丁目41番8号に本社工場を移転。 有限会社エーワン精密を株式会社に改組。 |
1990-04 | コレットチャック等の数量の増大に伴い、生産設備の増強を図るため山梨工場に第2工場建設。 |
1990-07 | 社名を株式会社エーワン商事に変更するとともに、株式会社エーワン精密を設立し、営業譲渡する。 |
1996-11 | 山梨工場に第3工場を建設。自動旋盤用カム部門を統合、移転。 |
1998-03 | 東京都府中市分梅町二丁目20番5号に本社建設、移転。 |
1999-06 | 山梨工場に切削工具専用工場として第4工場建設。 |
1999-11 | 切削工具部門、受注開始。 品質管理の徹底を図るため、コレットチャック部門ISO9002(現9001)認証取得。 |
2001-03 | コレットチャック部門の生産増大及び生産効率向上を図るため、山梨工場に第5工場を建設。 |
2003-03 | 当社株式を日本証券業協会へ店頭登録。 |
2004-07 | 山梨第2工場を切削工具専用工場に改修。 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2007-11 | 特殊切削工具製作、販売開始。 |
2009-08 | 山梨工場に特殊切削工具専用工場として第1工場建設。 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。 |
2013-07 | 大阪証券取引所が東京証券取引所に統合されたため、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
エーワン精密は、小型自動旋盤等で使用されるコレットチャック、切削工具、および自動旋盤用カムの3つの主要な事業セグメントを持つ企業です。同社はこれらの製品の製造、販売、および関連サービスを提供しています。
コレットチャック部門では、小型自動旋盤用の超硬付コレットチャックをはじめ、各種工作機械に使用される精密コレットチャックの製造と販売を行っています。これらの製品は、高精度、耐摩耗性、耐久性が求められるため、素材との接触面に超硬合金を装着して長期間の精度保持を実現しています。
切削工具部門では、マシニングセンターやフライス盤で使用される切削工具の再研磨加工サービスと、顧客の要求に応じた特殊切削工具の製造、販売を手掛けています。エンドミル、ドリル、メタルソーなどの切削工具を新品同様に再生する再研磨サービスや、加工時間や工程を短縮するための特殊切削工具の製造が含まれます。
自動旋盤用カム部門では、精密機器や電機、時計、事務器の部品製造に使用される小型自動旋盤用のカムの設計、製造、販売を行っています。カムは小型自動旋盤を作動させるための重要な部品であり、同社は高周波加熱装置による焼入れ処理を施し、摩耗を防ぎながら精度を保つことができるカムを提供しています。
エーワン精密の事業は基本的にリピートオーダー中心であり、積極的な営業活動を行わず、顧客からの受注を主に電話、FAX、メールで受け付けています。これにより、消耗品である機械工具の継続的な受注が可能となっています。
経営方針
エーワン精密は、製造業の加工分野において重要な位置を占める切削工程で使用される機械工具の製造・販売に特化した企業です。同社は、精密部品加工に必要な工具を中心に、多品種少量生産品のニッチ分野に焦点を当てています。これにより、大手メーカーが注力しない市場での受注を確保し、比較的安定した受注基盤を構築しています。
エーワン精密は、コレットチャック、切削工具、自動旋盤用カムの3つの主要事業セグメントを通じて、小型自動旋盤等で使用される工具の製造、販売、および関連サービスを提供しています。同社は、高精度、耐摩耗性、耐久性を求める顧客の要求に応えるため、超硬合金を装着した製品や特殊切削工具の製造に注力しています。
経営環境の変化に対応し、競争力を確保・向上させるため、エーワン精密は生産体制の整備、高精度設備の導入、人材の確保・育成に力を入れています。これらの取り組みにより、既存顧客からのリピートオーダーの獲得と新規顧客からの受注拡大を目指しています。また、安定した財務基盤を活用し、機動的な設備投資や人材育成を進めることで、受注確保を継続しています。
エーワン精密は、投資と株主還元のバランスを重視し、適切な投資実施と着実な株主還元を課題として掲げています。これにより、同社は持続可能な成長を目指し、中長期的な企業価値の向上に努めています。