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FUJIJP:6134
沿革
1959-04 | 名古屋市中川区昭和橋通において富士機械製造株式会社を設立。旋削機械、その他の工作機械の製造を開始。 |
1960-09 | 東京営業所(現東京支店)を開設。 |
1961-03 | 愛知県碧海郡知立町(現知立市)に工場を新設。 |
1961-06 | 現在地に本社機構を移転。 |
1962-03 | 大阪営業所(現大阪支店)を開設。 |
1962-10 | 被合併会社である当社が株式額面1株の金額500円から50円に変更する目的をもって神奈川県足柄下郡の富士機械製造株式会社(1948年7月24日設立未開業)に吸収合併されたが事業の実体は被合併会社のものがそのまま継承されている。 |
1964-05 | 名古屋証券取引所市場第二部に上場。 |
1967-03 | 「専用機」大型トランスファーラインを完成。 |
1968-03 | 愛知県西加茂郡藤岡町(現豊田市)に藤岡工場(現豊田事業所)を新設。 |
1970-04 | アメリカ・イリノイ州に現地法人フジ アメリカ コーポレイションを設立(現連結子会社)。 |
1971-06 | 「自動組立機」を完成。 |
1971-09 | 「NC自動旋盤」を完成。 |
1977-04 | 愛知県岡崎市に株式会社マコト工業を設立(現株式会社アドテック富士)。 |
1978-10 | 「電子部品自動挿入機」を完成。 |
1979-10 | 「NC専用機」を完成。 |
1981-07 | 「電子部品自動装着機」を完成。 |
1986-04 | 仙台出張所(現仙台営業所)を開設。 |
1989-06 | 愛知県岡崎市に岡崎工場を新設。 |
1990-09 | 名古屋証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。 |
1991-11 | ドイツ・フランクフルト(現在地 ケルスターバッハ)に現地法人フジ マシン マニュファクチュアリング(ヨーロッパ)ゲーエムベーハーを設立(現連結子会社フジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハー)。 |
1992-11 | 愛知県豊橋市に株式会社リンセイシステムを設立(現株式会社エデックリンセイシステム)。 |
1994-10 | 東京都品川区の株式会社エデックを買収(現株式会社エデックリンセイシステム)。 |
1994-11 | アメリカ・イリノイ州に現地法人フジ マシン アメリカ コーポレイションを設立(現連結子会社)。 |
1995-11 | ブラジル・サンパウロに現地法人フジ ド ブラジル マキナス インダストリアイス リミターダを設立(現連結子会社)。 |
2003-04 | 株式会社リンセイシステムと株式会社エデックが合併し、株式会社エデックリンセイシステムとなる(現連結子会社)。 |
2003-06 | 「モジュール型高速多機能装着機 NXT」を完成。 |
2007-11 | 中国・上海に現地法人富社(上海)商貿有限公司を設立(現連結子会社)。 |
2012-01 | 中国・昆山に昆山之富士機械製造有限公司を設立(現連結子会社)。 |
2013-06 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 |
2018-04 | 株式会社FUJIに商号変更。 |
2018-08 | 山梨県南アルプス市のファスフォードテクノロジ株式会社を買収(現連結子会社)。 |
2019-03 | 豊田事業所に新工場棟を建設。 |
2019-12 | インド・ハリヤナ州に現地法人フジ インディア コーポレイション プライベート リミテッドを設立(現連結子会社)。 |
2020-02 | 愛知県知立市(当社内)にFUJIリニア株式会社を設立(現連結子会社)。 |
2021-07 | シンガポールのフジ マシン アジア プライベート リミテッドの発行済み株式の全てを取得し、完全子会社化(現連結子会社)。 |
2022-04 | 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行。 |
事業内容
FUJIグループは、FUJIおよび子会社16社で構成されており、電子部品実装ロボットや工作機械の製造販売を主な事業としています。事業セグメントは大きく分けて「ロボットソリューション」「マシンツール」「その他」の3つに分類されます。
「ロボットソリューション」セグメントでは、電子部品実装ロボットや半導体製造装置を提供しており、この分野ではFUJIをはじめ、㈱アドテック富士、㈱エデックリンセイシステム、ファスフォードテクノロジ㈱などが活動しています。また、国際的にはフジ アメリカ コーポレイションやフジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハーなどが存在します。
「マシンツール」セグメントでは、工作機械を中心に事業を展開しており、FUJIや㈱アドテック富士、フジ マシン アメリカ コーポレイション、昆山之富士機械製造有限公司などが製品を提供しています。
「その他」セグメントでは、制御機器、電子機器、画像処理開発などの技術を提供しており、㈱アドテック富士、㈱エデックリンセイシステム、FUJIリニア㈱がこの分野での主要な活動を行っています。
これらのセグメントを通じて、FUJIグループは幅広い産業分野に対して高度な技術と製品を提供し、グローバルな事業展開を進めています。
経営方針
FUJIグループは、ロボティクスと自動化技術を核とし、製造、介護、物流などの分野で革新的な商品とサービスを提供することを経営方針としています。同社は、社会に新しい価値を創造し、サステナブルで心豊かな社会の実現を目指しています。そのために、地球環境と人々の幸福に貢献する商品・サービスの提供、事業成長によるステークホルダーへの適切な還元、法令遵守を超えた高い道徳心を持った企業であることを重視しています。
ビジョンとしては、「半導体後工程チェーンにおけるFAブランドとして業界No.1へ」を掲げており、半導体後工程市場の拡大に伴い、マウンターやダイボンダーを中心とした自動化ソリューションの提供を通じて、業界トップの地位を確立することを目指しています。
成長戦略としては、ロボット技術を活用した未来の創造を基本に、新しい価値の創造に挑戦し続けることを掲げています。具体的には、デジタル技術を活用した事業戦略の推進、SDGsに根差した事業展開、旗艦機種の市場浸透、コストの徹底追求による利益体質の改善、健康経営の促進などが挙げられます。
2022年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画においては、営業利益を重視し、デジタル技術の活用拡大や無人化工場の実現、生産効率化などを推進しています。また、SDGs達成に向けた自動化への貢献や、介護ロボット・宅配ロッカーシステム・プラズマ装置などの製品市場投入を進めています。
FUJIグループは、これらの戦略を通じて、全てのステークホルダーと共に夢のある未来を創造することを目指しています。