FUJIJP:6134

時価総額
¥3175.4億
PER
16.2倍
電子部品実装ロボットや半導体製造装置を提供するロボットソリューション、工作機械を扱うマシンツール、制御機器や電子機器を含むその他事業。

事業内容

FUJIは、電子部品実装ロボットと工作機械の製造販売を主な事業としています。この会社は、18社の子会社と共に事業活動を展開しています。主な事業セグメントは「ロボットソリューション」と「マシンツール」、そして「その他」の3つに分かれています。

「ロボットソリューション」セグメントでは、電子部品実装ロボットや半導体製造装置を提供しています。主な関連会社には、アドテック富士、エデックリンセイシステム、ファスフォードテクノロジなどがあります。また、フジ アメリカ コーポレイションやフジ ヨーロッパ コーポレイションなど、海外にも拠点を持っています。

「マシンツール」セグメントでは、工作機械の製造と販売を行っています。関連会社には、アドテック富士やフジ マシン アメリカ コーポレイション、昆山之富士機械製造有限公司などがあります。これにより、国内外での市場展開を強化しています。

「その他」セグメントでは、制御機器、電子機器、画像処理開発などを手がけています。関連会社には、アドテック富士、エデックリンセイシステム、FUJIリニアなどがあります。これらの事業は、FUJIの技術力を活かした多様な製品群を提供しています。

経営方針

FUJIは、「人々の心豊かな暮らしのために」を掲げ、ロボティクスと自動化技術を基盤に、製造、介護、物流などの分野で新しい価値を創造しています。同社は、地球環境と人々の幸福に貢献する商品・サービスを提供し、社会価値と経済価値の両立を目指しています。

同社のビジョンは、「半導体後工程チェーンにおけるFAブランドとして業界No.1へ」とし、マウンターやダイボンダーを中心に、先進的な自動化ソリューションを提供することで、No.1のFAブランドの地位を確立することを目指しています。

FUJIは、2035年に向けた「FUJI2035」ビジョンを掲げ、2024年度から中期経営計画を開始しました。この計画では、既存事業の拡大と収益力強化、次世代ビジネスの創出、ESGに基づく事業基盤の向上を重点としています。

同社は、2027年3月期までに営業利益やROEなどの経営指標を重視し、営業利益目標を33,000百万円、ROEを10%以上と設定しています。また、配当性向50%以上を目指し、株主還元を重視しています。

ロボットソリューション事業では、AI関連や自動車のIoT化の成長を見据え、最新機種の拡販と新規市場の開拓を進めています。デジタル技術を活用し、業務効率化と収益力強化を図り、次世代製品の開発にも注力しています。

マシンツール事業では、生産効率や提案営業力の向上を通じてターンキービジネスの優位性を確立し、新規顧客の開拓を進めています。新機種「ACUFLEX」の競争力を高め、環境配慮型製品の提供を推進しています。

財務面では、高水準の研究開発投資を継続し、戦略的投資や設備投資を積極的に行うことで、企業価値の増大を目指しています。収益性や資本効率の向上を図り、株主価値向上を経営の最重要政策としています。