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ツガミJP:6101
沿革
1937-03 | 新潟県長岡市に資本金200万円で㈱津上製作所を設立。 |
1938-12 | 本社を東京市京橋区に移転。 |
1941-09 | 長岡工場の全工場完成。 |
1945-02 | 津上精密工学工業㈱を吸収合併。これを信州工場とする。 |
1948-02 | 本社を東京都港区に移転。 |
1949-05 | 東京、大阪、新潟各証券取引所に上場。 |
1961-10 | 東洋精機㈱を吸収合併。これを茨城工場とする。 |
1968-07 | ㈱蔵王製作所を設立。 |
1970-09 | 津上総合研究所を長岡市に建設。 |
1970-11 | 社名を㈱津上に変更。 |
1974-09 | 津上工販㈱を設立。 |
1975-03 | 茨城工場を閉鎖、売却。 |
1982-10 | 社名を㈱ツガミに変更。 |
1988-05 | アヅマシマモト㈱(㈱ツガミシマモトに社名変更)の株式を取得。 |
1989-11 | タイにTSUGAMI(THAI)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。 |
1991-04 | ㈱ツガミプレシジョンを設立。 |
1991-05 | 米国の工作機械製造会社「ウェルドン社」(WMTコーポレーションに社名変更)を買収。 |
1997-04 | ㈱ツガミハイテックを設立。 |
2001-11 | ツガミテクノ㈱の株式を取得。 |
2002-12 | WMTコーポレーション清算結了。 |
2003-09 | 中国に津上精密机床(浙江)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2004-04 | 津上工販㈱を吸収合併。 |
2004-10 | ㈱シマモト精工とツガミテクノ㈱を合併。社名を㈱ツガミシマモトとする。 ㈱ツガミハイテックと㈱ツガミマシナリーを合併。社名を㈱ツガミマシナリーとする。 |
2005-02 | REM SALES LLCに出資。 |
2005-11 | 長岡工場及び信州工場の新工場棟完成。 |
2006-10 | ㈱ツガミ総合サービスと㈱ツガミツールを合併。社名を㈱ツガミ総合サービス(現・連結子会社)とする。 |
2007-11 | ドイツにTSUGAMI GmbHを設立。 |
2009-01 | ㈱ツガミシマモトを吸収合併。 |
2010-02 | 韓国にTSUGAMI KOREA CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。 |
2010-11 | 中国に浙江品川精密機械有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2011-04 | インドにTSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITED(現・連結子会社)を設立。 |
2011-06 | インドにTSUGAMI TECH SOLUTIONS INDIA PRIVATE LIMITEDを設立。 |
2012-03 | シンガポールにTsugami Universal Pte.Ltd.(現・連結子会社)を設立。 |
2013-04 | ㈱ツガミ総合サービスと㈱ツガミプレシジョンを合併。社名を㈱ツガミ総合サービス(現・連結子会社)とする。 |
2013-07 | 英国領ケイマン諸島に津上精密機床(中國)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2013-09 | 香港に津上精密機床(香港)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2015-04 | TSUGAMI GmbH を TSUGAMI EUROPE GmbH(現・連結子会社)に商号変更。 |
2017-09 | 津上精密機床(中國)有限公司(現・連結子会社)が香港証券取引所メインボード市場に上場。 |
2018-04 | 中国に安徽津上精密机床有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2020-10 | ㈱ツガミマシナリーを吸収合併。 |
2021-10 | 中国に中津精密机床(浙江)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
2023-07 | マレーシアにTSUGAMI UNIVERSAL SDN.BHD.を設立。 |
2023-10 | ベトナムにTSUGAMI VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立。 |
事業内容
ツガミは、自動旋盤、研削盤、マシニングセンタ、転造盤などの製造・販売を主軸に据えた企業であり、日本と中国を中心に事業を展開しています。このグループはツガミ本体と12の子会社で構成されており、それぞれが特定の地域や機能に特化しています。
日本では、ツガミが工作機械の製造・販売を行い、一部の部品や製品は子会社から調達しています。中国では、津上精密机床(浙江)有限公司が工作機械の製造・販売を、浙江品川精密機械有限公司が鋳物の製造・販売を、安徽津上精密机床有限公司が両方を手掛けています。これらの子会社は相互に部品を供給し合い、製品をツガミに販売しています。
インドでは、TSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITEDが工作機械の製造・販売を行っており、韓国ではTSUGAMI KOREA CO.,LTD.がツガミ製品の販売を担当しています。さらに、TSUGAMI(THAI)CO.,LTD.、TSUGAMI EUROPE GmbH、Tsugami Universal Pte.Ltdもツガミ製品の販売を行っており、特にTSUGAMI(THAI)CO.,LTD.は製品のアフターサービスも提供しています。
ツガミグループは、製造から販売、アフターサービスに至るまで、工作機械に関連する幅広い事業を展開しており、各地域における特定のニーズに応える体制を整えています。
経営方針
ツガミは、創業以来培ってきた精密技術を基礎に、市場ニーズを先取りし、新しい価値の創造を通じて社会に貢献することを経営の基本方針としています。同社は、「高精度」「高速」「高剛性」の製品提供を通じて、長期的な成長を目指しています。中長期的な経営戦略として、ツガミは以下の重点課題に取り組んでいます。
まず、成長が期待される分野への新製品投入に力を入れています。これには、環境・省エネ対応が求められる自動車向け部品や、IT分野、医療分野などが含まれます。次に、成長地域への事業戦略を狙っています。特に、アジア市場(中国・東南アジア・インド等)への生産・販売・アフターサービス体制の強化に注力しています。
さらに、経営の効率化と顧客満足度の向上に努めています。これには、営業・生産・管理体制の強化と高効率経営の実現、新製品の提供とサービスの充実が含まれます。コーポレート・ガバナンス体制の充実も重視しており、独立社外取締役が過半数を占める任意の指名委員会および報酬委員会を設置しています。
最後に、サステナビリティ経営の強化に取り組んでいます。これには、国連グローバル・コンパクトへの署名、気候変動問題への対応、CO2排出量の削減などが含まれます。これらの取り組みを通じて、ツガミは全てのステークホルダーに信頼される企業として、最大限の経営努力をしています。