ツガミJP:6101

時価総額
¥1276.3億
PER
9.9倍
自動旋盤、研削盤、マシニングセンタ、転造盤の製造・販売を行い、研究や関連サービスも展開する工作機械メーカー。

事業内容

ツガミは、日本および中国を中心に、工作機械の製造・販売を主な事業としています。具体的には、自動旋盤、研削盤、マシニングセンタ、転造盤などを手がけています。また、関連する研究やその他のサービスも展開しています。

日本では、ツガミが工作機械の製造・販売を行い、一部の部品や製品は子会社の津上精密机床(浙江)有限公司から仕入れています。中国では、津上精密机床(浙江)有限公司が工作機械の製造・販売を行い、浙江品川精密機械有限公司と安徽津上精密机床有限公司が鋳物の製造・販売を担当しています。

インドでは、子会社のTSUGAMI PRECISION ENGINEERING INDIA PRIVATE LIMITEDが工作機械の製造・販売を行っています。韓国では、TSUGAMI KOREA CO.,LTD.がツガミ製品の販売、保守、修理サービスを提供しています。

さらに、ドイツ、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムにおいても、ツガミ製品の販売、保守、修理サービスを行っています。これにより、ツガミはグローバルに事業を展開し、多様な市場ニーズに応えています。

経営方針

ツガミは、精密技術を基盤に市場ニーズを先取りし、新しい価値を創造することを経営の基本方針としています。特に「高精度」「高速」「高剛性」の製品を提供することで、長期的な成長を目指しています。

中長期的な成長戦略として、ツガミは成長分野への新製品投入を重視しています。環境・省エネ対応が求められる自動車部品やIT、医療分野において、顧客の要望に応える製品を市場に投入することに注力しています。

また、成長地域としてアジア市場を重視し、中国、東南アジア、インドなどでの生産・販売・アフターサービス体制を強化しています。これにより、地域特性に応じた事業展開を図っています。

経営の効率化と顧客満足度の向上も重要な課題です。営業・生産・管理体制の強化を通じて高効率経営を実現し、顧客ニーズに合致した新製品とサービスの提供に努めています。

コーポレート・ガバナンスの充実も進めています。独立社外取締役が過半数を占める委員会を設置し、組織体制の実効性向上を図っています。これにより、公平性と透明性を確保しています。

さらに、サステナビリティ経営の強化を図っています。国連グローバル・コンパクトに署名し、持続可能な社会の実現に貢献するため、CO2排出量の削減や気候変動への対応を進めています。

これらの取り組みにより、ツガミは株主や顧客をはじめとする全てのステークホルダーから信頼される企業を目指し、最大限の経営努力を続けています。