ジャパンエンジンコーポレーションJP:6016

時価総額
¥1079.4億
PER
舶用内燃機関の製造販売を中心に、関連部品の販売や修理サービスを手がける事業。

事業内容

ジャパンエンジンコーポレーションは、主に舶用内燃機関の製造販売を行う企業です。この会社は、関連会社1社と共に企業集団を形成し、主機関の製造販売を中心に事業を展開しています。これに加えて、関連する部品の販売や修理サービスも提供しています。

ジャパンエンジンコーポレーションの事業は、舶用内燃機関とその付随業務に特化しており、単一の事業セグメントとして運営されています。そのため、セグメント別の詳細な記載は行われていませんが、事業の全体像は明確です。

同社の事業活動は、船舶業界における重要な役割を担っており、製品の品質と信頼性に重点を置いています。これにより、顧客に対して高い付加価値を提供し、業界内での競争力を維持しています。

経営方針

ジャパンエンジンコーポレーションは、2025年度からの3年間を対象とした「第2次中期事業計画」を策定し、持続的な成長を目指しています。この計画では、環境対応の深化、UEエンジンの世界シェア拡大、企業価値の持続的向上の3つを重点領域としています。これにより、同社は新たな成長ステージに突入し、企業価値の向上を図ります。

環境対応の深化では、脱炭素社会への貢献を目指し、次世代燃料エンジンの開発を推進しています。特に、アンモニアや水素を燃料とするエンジンの開発に注力し、温室効果ガスの排出削減を進めています。また、重油燃料エンジンの競争力強化にも取り組み、高品質な製品の安定供給を実現しています。

UEエンジンの世界シェア拡大に向けては、中国を中心にライセンスビジネスを強化し、グローバル展開を進めています。これにより、ライセンス関連事業の成長を図るとともに、アフターサービス事業の拡大も目指しています。新たな市場を開拓し、収益基盤を強化する戦略です。

企業価値の持続的向上では、収益力の向上を図りつつ、成長投資を継続的に行っています。資本コストや株価を意識した経営を実現し、サステナビリティ経営や人的資本への投資を拡充しています。これにより、長期的な企業価値の向上を目指しています。

ジャパンエンジンコーポレーションは、経常利益を重視し、安定した収益体質の確立を目指しています。2026年3月期には、売上高と利益の過去最高更新を見込んでおり、持続的な成長を続ける計画です。これにより、同社は業界内での競争力をさらに高めていくでしょう。