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マルゼンJP:5982
事業内容
マルゼンは、業務用厨房機器の製造、仕入れ、販売を主な事業としています。同社は、マルゼン工業株式会社を通じて業務用厨房機器を製造し、これをマルゼンに販売しています。また、台湾丸善股份有限公司とMaruzen(Thailand)Co.,Ltd.を通じて、それぞれ台湾とタイでの販売を行っています。
さらに、マルゼンは大型製パン機械の製造と販売も手がけています。この分野では、株式会社フジサワ・マルゼンが大規模施設向けの製パンや製菓ラインの工場設備・機器を製造し、マルゼンに販売しています。これにより、製パン業界におけるニーズに応えています。
また、マルゼンはビル賃貸業も展開しています。具体的には、同社が所有するビルを賃貸することで、安定した収益を確保しています。このように、マルゼンは多角的な事業展開を行い、各分野での専門性を活かしています。
経営方針
マルゼンは、業務用厨房機器と大型製パン機械の総合メーカーとして、成長戦略を推進しています。同社は「顧客第一主義」を企業理念に掲げ、適正な価格で高品質な製品とサービスを提供することを使命としています。これにより、株主や顧客の信頼を得ることを目指しています。
同社の中期経営計画では、EPS(1株当たり当期純利益)の向上を重視し、売上高と利益の拡大を図っています。具体的には、ROE10%を目標に設定し、中長期的な成長を通じて利益を引き上げることを目指しています。これにより、株主価値の向上を図ります。
マルゼンは、競争が激化する業務用厨房機器市場でシェアを拡大し、売上高700億円を目指しています。技術開発力の強化や省エネ製品の開発を進め、顧客のニーズに応える体制を整えています。また、直接販売とルート販売を強化し、マルゼンブランドの認知度を高めています。
同社は、外食産業や集団給食、スーパーマーケットなど幅広い市場に対応しています。短納期やアフターサービスの充実を図り、顧客満足度を高めることに注力しています。また、東南アジアを中心に海外市場への進出も強化しています。
製造部門では、九州、東北、首都圏の3工場体制で効率的な生産を推進しています。安全性が高く高品質な製品をリーズナブルに提供することを基本姿勢とし、コスト低減や生産性向上を図っています。これにより、収益力の向上を目指しています。
大型製パン機械分野では、株式会社フジサワ・マルゼンが異業種や海外顧客の開拓を進めています。生産設備の積極活用による内製化とコストダウンを図り、収益力の向上に取り組んでいます。これにより、業界内での競争力を強化しています。