- 日本企業
- トーソー
トーソーJP:5956
沿革
1949年9月 |
東京都中央区に「東京装備工業株式会社」を設立。 |
1953年6月 |
C型形状の金属製カーテンレールを発売。 |
1959年1月 |
大阪出張所(現大阪支店)を開設。 |
1961年8月 |
「東装株式会社」に商号変更。 |
1963年4月 |
福岡出張所(現福岡支店)を開設。 |
1964年4月 |
札幌出張所(現札幌支店)を開設。 |
1964年9月 |
C型ステンレス発売(従来の帯鋼鍍金から一斉切り替え)。 |
1964年10月 |
「東装化工株式会社」(業務提携先の栄化成工業株式会社が同年5月商号変更)に資本参加(50%)。 |
1965年4月 |
茨城県筑波郡谷和原村(現つくばみらい市)にカーテンレールの生産拠点として「東装化工株式会社茨城工場」(1972年1月に「トーソー化工株式会社」に商号変更。現つくば工場)を新設。 |
1968年3月 |
「東装化工株式会社」を100%子会社化。 |
1968年4月 |
名古屋出張所(現名古屋支店)を開設。 |
1968年10月 |
静岡県浜松市に繊維資材の生産拠点として「東装繊維株式会社」(1972年1月に「トーソー繊維株式会社」へ商号変更)を設立。 |
1969年3月 |
仙台営業所(現仙台支店)を開設。 |
1969年4月 |
東京支店を設置。 |
広島営業所(現広島支店)を開設。 |
|
1972年1月 |
「トーソー株式会社」に商号変更。 |
1972年4月 |
室内装飾関連事業および介護用品事業を行う「フジホーム株式会社」を設立。 |
1975年10月 |
アコーデオンドアを発売し、間仕切市場へ参入。 |
1976年9月 |
横浜営業所(現横浜支店)を開設。 |
1977年10月 |
ロールスクリーンを発売し、布製ブラインド市場へ参入。 |
1978年5月 |
ベネシャンブラインドを発売し、金属製ブラインド市場へ参入。 |
1978年7月 |
兵庫県多紀郡丹南町(現篠山市)に兵庫工場を新設。 |
1979年10月 |
「トーソー化工株式会社」および「トーソー繊維株式会社」を吸収合併。 |
1981年12月 |
スイス、サイレントグリス社との合弁により同社製品を販売する「ベストインテリア株式会社」(現「サイレントグリス株式会社」(現連結子会社))を設立。 |
1982年2月 |
バーチカルブラインドを発売。 |
1985年4月 |
ベネシャンブラインドの生産拡大のため、茨城県水海道市(現常総市)に茨城第二工場(現水海道工場)を新設。 |
1986年4月 |
大宮営業所(現さいたま支店)を開設。 |
1986年10月 |
ローマンシェードを発売。 |
1988年11月 |
インドネシア共和国にカーテンレール部品等を製造する「P.T. TOSO INDUSTRY INDONESIA」(現連結子会社)を設立。 |
1992年2月 |
プリーツスクリーンを発売。 |
1996年1月 |
東京証券取引所 市場第二部へ株式上場。 |
1999年6月 |
施工販売会社の「トーソーサービス南関東株式会社」、「トーソーサービス九州株式会社」を設立。 |
2000年5月 |
施工販売会社の「トーソーサービス東京株式会社」を設立。 |
2001年4月 |
施工販売会社の「トーソーサービス近畿株式会社」を設立。 |
2002年4月 |
「トーソーサービス南関東株式会社」を存続会社としてトーソーサービス3社を合併し、「トーソーサービス株式会社」(現連結子会社)を設立。 |
2002年9月 |
中華人民共和国に「上海東装家居材料製造有限公司」(現「東装窓飾(上海)有限公司」(現連結子会社))を設立。 |
2011年4月 |
「トーソー産業資材株式会社」(1985年3月設立)を吸収合併。 |
「フジホーム株式会社」を新設分割し、室内装飾関連事業を吸収合併。 |
|
ステッキ等福祉用品事業を行う「フジホーム株式会社」(現連結子会社)を設立。 |
|
2021年4月 |
「トーソー流通サービス株式会社」(2001年3月設立)を吸収合併。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
トーソーは、室内装飾関連製品の開発、製造、販売を主軸に事業を展開している企業です。同社グループは、トーソーおよび子会社5社で構成されており、カーテンレール、インテリアブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェード、アコーデオン式間仕切などの製品を提供しています。これらの製品は、トーソー、P.T.トーソー・インダストリー・インドネシア、東装窓飾(上海)有限公司で製造され、国内外の代理店を通じて主に住宅市場に販売されています。
トーソーは、カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類の開発・製造・販売を行っています。連結子会社のサイレントグリス株式会社は、スイスのサイレントグリス社と提携し、カーテンレール類やブラインド類の販売を手掛け、トーソーはその生産を受託しています。また、トーソーサービス株式会社は、室内外装飾品および建築金物商品の販売・取付施工を行い、トーソーは同社へ製品を販売し、取付施工を委託しています。
さらに、P.T.トーソー・インダストリー・インドネシアはカーテンレール類やブラインド類の製造を、東装窓飾(上海)有限公司は中国での製造販売をそれぞれ担当しています。トーソーはこれらの子会社に部品を供給し、製品を購入しています。
その他の事業として、トーソーはステッキ等の福祉用品の開発・販売も行っており、連結子会社のフジホーム株式会社を通じて、国内外から仕入れたステッキ等をホームセンターや介護用品専門店等に販売しています。これらの事業を通じて、トーソーは室内装飾から福祉用品まで、幅広い製品を提供しています。
経営方針
トーソーは、室内装飾関連製品の開発、製造、販売を軸に事業を展開しており、その成長戦略は「Vision2025」に基づいています。同社は、安定した収益基盤の構築、顧客に利益をもたらす製品およびサービスの開発・提案、管理機能の標準化・効率化による生産性向上を重要課題として掲げています。これらの取り組みを通じて、住生活を快適にする会社としての地位を確固たるものにし、新しい価値提案を行い、環境保全にも配慮した事業活動を行っています。
経営指標としては、自己資本当期純利益率(ROE)を重視し、2026年度までに売上高270億円、ROE8%以上を目標としています。この目標達成に向け、新型コロナウイルス感染症の影響や経済環境の不透明性を踏まえつつ、新製品開発力や市場対応力の強化に努めています。
中長期的な経営戦略では、住宅分野の深耕に加え、宿泊施設などの非住宅領域への展開、アジアを中心とした海外販売の強化、保有技術を活用した新規ビジネス領域の拡大に取り組んでいます。また、原価低減や総費用低減による高収益体質への転換と競争力強化も進めています。
トーソーは、カーテンレールやブラインドなどの製品を提供するとともに、ステッキ等の福祉用品の開発・販売も手掛けるなど、室内装飾から福祉用品まで幅広い製品ラインナップを持つ企業です。同社は、これらの事業を通じて、持続的な成長を目指しています。