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ノーリツ (5943) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ノーリツは温水空調機器や厨房機器の製造・販売を主力事業とする住宅設備機器メーカーです。同社は給湯器や暖房機器、システムキッチンなどの家庭用機器を中心に、快適な住環境を支える製品を幅広く展開しています。グループ全体では子会社32社と関連会社5社を擁し、国内外で製造から販売まで一貫した事業体制を構築しています。
同社の収益構造は、国内市場を中心とした代理店販売網による展開が特徴です。全国各地の支店営業所から代理店を通じて製品を販売し、安定的な収益基盤を確保しています。また、子会社のハーマンやノーリツリビングクリエイトなどが販売とアフターサービスを担当し、顧客満足度の向上と長期的な関係構築に注力しています。
事業展開は国内外の製造拠点と販売網により支えられています。国内では大成工業や信和工業などの製造子会社が生産を担い、海外では中国、北米、オーストラリアなどに現地法人を設立して製造・販売を行っています。特に中国市場では櫻花ブランドでの展開も進めており、アジア圏での事業拡大を図っています。
経営方針
ノーリツは2024年から2026年までの中期経営計画「Vプラン26」を掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。同計画では2026年度に売上高2,100億円(国内事業1,400億円、海外事業700億円)、営業利益45億円、ROE6%超の達成を目標としています。この計画は「サステナビリティ」「ウェルビーイング」「ケア」の3つのコンセプトのもと、世界の人々や社会への価値提供を軸に据えた戦略となっています。
同社の差別化戦略は事業ポートフォリオの変革に重点を置いています。国内事業では住宅向け温水分野への依存から脱却し、非住宅分野や厨房分野の拡大に注力する方針です。環境配慮型商品として、ハイブリッド給湯機などのヒートポンプ商材や高効率ガス給湯器「エコジョーズ」の販売拡大を進めています。また、プレミアム給湯器の販売伸長や業務用給湯器の組立配送利用による販売拡大で収益基盤を多様化します。
海外展開では地域リスクの分散を図る戦略を推進しています。中国一辺倒の構造から脱却し、北米エリアでのエネルギーシフト対応商品の強化、豪州でのヒートポンプ商材拡大を進めています。新たにタイ・バンコクに駐在員事務所を開設し、東南アジアでのノーリツブランド展開にも着手しました。3年間で総額325億円の戦略投資を計画し、そのうち235億円を海外事業や生産革新などの成長分野に投入する計画です。
技術革新面では生産システム基盤の構築によるスマート化と内製化率の向上に取り組み、30億円のコストダウンを目指しています。さらに、IoTリモコンを活用した顧客との長期的なつながり構築や、カーボンニュートラル実現に向けたスコープ1から3までの各段階でのCO2排出削減目標の設定など、デジタル技術と環境技術の両面で先進的な取り組みを展開しています。