ノーリツJP:5943

時価総額
¥899.6億
PER
76倍
温水空調機器、厨房機器の製造・販売、部品調達・製造、販売・アフターサービス、シェアードサービス、CMSを手掛ける。

沿革

1951年3月

資本金530千円をもって能率風呂工業㈱を設立し、本店を神戸市生田区に開設(1980年12月住所表示変更により神戸市中央区になる)

1955年5月

東京出張所を東京都千代田区に開設(1994年3月支社に昇格。1987年11月東京ショールームNOVANO開設(2020年3月閉鎖)、現在地は東京都新宿区)

1956年4月

技術研究所を神戸市須磨区に開設(1986年2月兵庫県明石市に新設)

1961年4月

子会社大成工業㈱(兵庫県明石市)を設立

1962年12月

明石工場を兵庫県明石市に新設

1968年3月

商号を㈱ノーリツに変更

1969年3月

福岡営業所を福岡市博多区に開設(1974年2月支店に昇格。1989年10月福岡支店ビルを全面改築し、「NORITZビル福岡」と命名、同時にショールーム開設(2020年3月閉鎖))

1969年4月

名古屋営業所を名古屋市昭和区に開設(1974年2月支店に昇格。1991年11月ショールーム開設(2020年3月閉鎖))

1969年6月

大阪営業所を大阪市北区に開設(1994年3月支社に昇格。現在地は大阪市此花区、1990年7月ショールーム開設(2020年3月閉鎖))

1975年2月

子会社信和工業㈱(兵庫県明石市)を設立

1976年1月

子会社阪神ノーリツ販売㈱(大阪府吹田市)を設立(商号を1990年10月にノーリツ住設㈱、さらに2021年1月にノーリツリビングクリエイト㈱に変更)

1983年4月

アフターサービス体制強化のため、㈱近畿ノーリツサービスを大阪府吹田市に、㈱東京ノーリツサービスを東京都杉並区に設立(翌年4月に設立した㈱名古屋ノーリツサービスともども、1989年6月㈱東京ノーリツサービスが吸収合併し、社名を㈱ノーリツサービス(㈱エヌティーエス)に商号変更)

1984年8月

大阪証券取引所市場第2部に上場

1985年8月

東京証券取引所市場第2部に上場

1986年4月

設計施工専門会社として子会社㈱ノーリツエンジニアリング(㈱エヌティーエス)を東京都港区に設立

1987年6月

大阪証券取引所並びに東京証券取引所市場第1部に指定

1987年7月

基礎研究所を東京都八王子市に新設

1989年5月

設計施工専門会社として子会社㈱近畿ノーリツエンジニアリング(㈱エヌティーエス)を大阪市淀川区に設立

1989年11月

総合研修センターを兵庫県明石市に新設(1991年4月 東京研修センターを東京都大田区に設立、現在地は東京都八王子市)

1990年2月

明石本社工場を兵庫県明石市に新設し、主力工場として生産開始

1991年1月

関東産業㈱(群馬県前橋市)に出資し子会社化

1993年10月

上海水仙能率有限公司を中国上海市に設立し、現地でのガス給湯器生産・販売に進出

(2000年8月商号を上海能率有限公司に変更)

1996年1月

リッツ興産㈱(神戸市須磨区)を株式の追加取得により子会社化(2004年4月商号を㈱エスコアに変更)

1997年3月

つくば工場を茨城県土浦市に新設し、システムバスの生産開始

1997年3月

加古川事業所を兵庫県加古川市に新設

2001年10月

㈱ハーマンとの業務提携により㈱ハーマンプロ、㈱多田スミス、周防金属工業㈱を子会社化し同時に㈱ハーマンに出資し関連会社化(2003年4月追加出資し子会社化)

2002年1月

子会社NORITZ AMERICA CORPORATION(米国カリフォルニア州レイク・フォレスト市、現在地は米国カリフォルニア州ファンテン・バレー市)を設立

2002年4月

㈱アールビー(茨城県土浦市)に出資し子会社化

2002年7月

子会社㈱ノーリツキャピタル(神戸市中央区)を設立

2002年11月

子会社能率電子科技(香港)有限公司(中国・香港)を設立

2003年1月

コンポーネント事業部のエレクトロニクス商品部を新設分割し、ノーリツエレクトロニクステクノロジー㈱(兵庫県明石市)を設立

2003年8月

子会社㈱ユービック(東京都中野区)を設立

2004年5月

子会社能率香港集団有限公司(中国・香港)を設立

2004年6月

子会社能率(上海)住宅設備有限公司(中国上海市)を設立

2004年6月

子会社能率香港有限公司(中国・香港)を設立

2005年10月

子会社能率(中国)投資有限公司(中国上海市)を設立

2009年3月

子会社㈱H&N(大阪市此花区)を設立

2010年1月

子会社大成工業㈱が周防金属工業㈱を吸収合併

2010年11月

子会社能率電子科技(香港)有限公司が子会社東莞大新能率電子有限公司(中国広東省)を設立

2011年1月

当社(㈱ノーリツ)がノーリツエレクトロニクステクノロジー㈱を吸収合併

2011年4月

子会社㈱ハーマンが㈱ハーマンプロを吸収合併

2012年1月

当社(㈱ノーリツ)が㈱H&Nを吸収合併

2012年1月

子会社㈱エスコアハーツが㈱エスコアを吸収合併

2013年4月

子会社能率香港集団有限公司を清算

2013年7月

Sakura(Cayman)Co.,Ltd.(英国領ケイマン諸島)に出資し、同社とその子会社である櫻花衛厨(中国)股份有限公司(中国江蘇省)等5社を子会社化

2013年8月

子会社㈱ユービックを清算

2014年4月

子会社昆山櫻華科技有限公司を清算

2014年11月

子会社NORITZ AUSTRALIA PTY LTD(オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州)を設立

2014年12月

子会社NORITZ AUSTRALIA PTY LTDを通じて、Dux Manufacturing Limited(オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州)及びWarapave Pty Ltd(オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州)の株式を取得し子会社化

2015年1月

㈱エス・ビー・シー(埼玉県川口市)に出資し子会社化(2017年4月商号をノーリツリビングテクノ㈱(東京都杉並区)に変更)

2016年5月

子会社上海能率有限公司を清算

2017年6月

2018年12月

子会社㈱エヌティーエスを清算

子会社Noritz USA Corporation(米国カリフォルニア州)を設立

2019年1月

子会社Noritz USA Corporationを通じて、PB Heat, LLC(米国ペンシルベニア州)の持分を取得し子会社化

2019年2月

子会社NORITZ AMERICA CORPORATIONを通じて、Facilities Resource Group LLC(米国ミシガン州)の株式を取得し子会社化

2020年6月

子会社関東産業㈱を清算

2021年1月

子会社ノーリツ住設㈱が子会社ノーリツリビングテクノ㈱及び子会社ノーリツ九州販売㈱を吸収合併し、社名をノーリツリビングクリエイト㈱に商号変更

2021年6月

Kangaroo International Joint Venture Company(ベトナムフンイエン省)の株式44%を取得し持分法適用関連会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

ノーリツ株式会社とそのグループ会社は、温水空調機器や厨房機器の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、ノーリツ株式会社を含む31の子会社と3つの関連会社から成り立ち、製品や部品の製造は国内外の関係会社で行われています。

国内では、ノーリツを中心に大成工業株式会社、信和工業株式会社、株式会社ハーマン、株式会社多田スミス、株式会社アールビーなどが製品及び部品の製造を手掛けています。また、部品の調達や製造は、子会社の能率電子科技(香港)有限公司や東莞大新能率電子有限公司が担当しています。

販売面では、ノーリツの全国各地の支店営業所から代理店を通じて製品が販売されており、株式会社ハーマンやノーリツリビングクリエイト株式会社などの子会社が販売・アフターサービスを提供しています。さらに、子会社の株式会社エスコアハーツなどは、シェアードサービスや温水機器の部品製造を行い、ノーリツキャピタルはグループ会社のキャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)を担当しています。

海外事業においては、中国では能率(上海)住宅設備有限公司が製造し、能率(中国)投資有限公司が販売を行っています。また、櫻花衛厨(中国)股份有限公司や佛山市櫻順衛厨用品有限公司が製造・販売を手掛けています。北米ではNORITZ AMERICA CORPORATIONを含む子会社が活動し、香港では能率香港有限公司が販売を、オーストラリアではDux Manufacturing Limitedが製造・販売を行っています。これらの活動を通じて、ノーリツグループは国内外で幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

ノーリツ株式会社は、温水空調機器や厨房機器の製造・販売を軸に、国内外で事業を展開しています。同社は、創業の原点「お風呂は人を幸せにする」を大切にし、グループミッション「新しい幸せを、わかすこと。人と地球の笑顔に向けて暮しの感動をお届けするノーリツグループ」を掲げています。このミッションは、ステークホルダーへの価値提供と多くの笑顔の創出を目指す企業活動の基盤です。

中期経営計画「Vプラン23」では、2023年度に売上高2,340億円、営業利益80億円、経常利益86億円、親会社株主に帰属する当期純利益59億円を目標としています。この計画は、経営環境の変化、特に物価上昇、金融の引き締め、地政学的緊張の高まりといった外部要因に対応しつつ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや省エネニーズに対応した環境配慮型製品の市場拡大を見据えています。

同社は、事業領域の拡大や新しいビジネスモデルの立案、DXによるモノづくりの合理化・効率化、販売モデルの変革を推進しています。また、カーボンニュートラル宣言に対応し、脱炭素社会実現に向けた技術開発や品質の向上を通じて、安全・安心な社会の形成に貢献しています。

人材育成にも注力し、若手の人材抜擢、女性活躍の推進、多様な人材の育成を進めています。これにより、従業員一人ひとりが高い生産性を生み出せるように、職務職責型要素を取り入れた人事制度の構築やワークエンゲージメントの向上を図っています。

ノーリツ株式会社は、サステナビリティを重視し、「Q+ESG」を事業活動の基盤としています。これにより、品質、環境、社会、ガバナンスの各面での取り組みを強化し、SDGsへの貢献を目指しています。同社は、持続可能な事業基盤の確立と挑戦し続ける組織への変革を通じて、国内外での成長を目指しています。