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DOWAホールディングスJP:5714
事業内容
DOWAホールディングスは、複数の事業セグメントを持ち、幅広い事業を展開しています。主な事業セグメントには、環境・リサイクル事業、製錬事業、電子材料事業、金属加工事業、熱処理事業があります。
環境・リサイクル部門では、廃棄物処理、土壌浄化、資源リサイクル、物流などを手がけています。関連会社には、DOWAエコシステムやエコシステム花岡などがあります。
製錬部門では、金、銀、銅、鉛、亜鉛などの製造・販売を行っています。DOWAメタルマインや秋田製錬などが関連会社として活動しています。
電子材料部門では、高純度金属材料や化合物半導体ウェハ、LED、導電材料などを製造・販売しています。DOWAエレクトロニクスやDOWAハイテックが関連会社です。
金属加工部門では、銅・黄銅及び銅合金の板条、黄銅棒、回路基板の製造・販売、めっき加工などを行っています。DOWAメタルテックやDOWAハイテックが関連会社です。
熱処理部門では、自動車部品などの金属材料の熱処理・表面処理加工、熱処理加工設備の製造・販売・メンテナンスを行っています。DOWAサーモテックやDOWAサーモエンジニアリングが関連会社です。
その他の事業として、不動産賃貸、プラント建設、土木工事、建築工事、事務管理業務、技術開発支援業務などを展開しています。DOWAテクノエンジやDOWA興産が関連会社として活動しています。
経営方針
DOWAホールディングスは、地球規模での事業活動を通じて、豊かな社会の創造と資源循環型社会の構築に貢献することを企業理念としています。2030年に向けて、資源循環と優れた素材・技術の提供を進化させ、安心な未来づくりに貢献し続けることを目指しています。
同社は、5つのコアビジネス(環境・リサイクル、製錬、電子材料、金属加工、熱処理)を組み合わせた独自の「循環型ビジネスモデル」を推進しています。このモデルは、社会の根幹を支えるとともに、経済活動に伴う環境負荷の低減に寄与しています。
DOWAホールディングスは、2022年度から「循環型ビジネスモデルの進化」と「サステナビリティ・マネジメントの強化」を基本方針とする「中期計画2024」を推進してきました。2025年には「中期計画2027」を公表し、さらなる成長を目指しています。
「中期計画2027」では、企業価値の向上に向けて、「価値の創出」や「変動の抑制・期待の醸成」を基本戦略としています。成長事業の強化、新規事業・製品の開発、資本効率の向上、リスクの低減などの施策を推進します。
DOWAホールディングスは、循環経済への移行を追い風とし、140年にわたり積み上げてきた技術や「循環型ビジネスモデル」を活用して、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値のさらなる向上を図ります。