JMCJP:5704

時価総額
¥42.6億
PER
11.7倍
3Dプリンター出力、鋳造、CT事業を展開し、試作品から最終製品までの製造を支援、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」やクラシックカー用パーツ製造も手掛ける。

沿革

1992年12月

1996年11月

1999年9月

2006年1月

2007年12月

2008年11月

2011年7月

2011年7月

2011年11月

2012年4月

2013年1月

2013年9月

2014年5月

2015年4月

2015年6月

2015年8月

2016年11月

2017年1月

2017年4月

2018年1月

2018年11月

2019年7月

2020年2月

光造形の外部委託によるモデル作製と総合保険業を目的として、横浜市港北区に有限会社ジェイ・エム・シー設立(資本金3,000千円)

横浜市港北区から横浜市港南区に本店を移転

光造形によるモデル作製での業容拡大を目的として、株式会社ジェイ・エム・シーへ組織変更

手術シミュレーション用頭蓋骨モデルの作製受託から作製工程を内製化し、3Dプリンター出力事業を開始

横浜市港南区から横浜市南区に本店を移転

試作品の受託範囲の拡大を目的として金属モデル作製を行う有限会社エス・ケー・イーを吸収合併し、砂型鋳造(注1)法による鋳造事業を開始

鋳造事業で燃料電池自動車向けドア部品の試作品を受注し、自動車部品作製分野に進出

横浜市南区から横浜市神奈川区に本店を移転

ロボドリル(立形マシニングセンタ(注2))導入により鋳造事業での木型(注3)作製工程を内製化

鋳造事業の受注量増加に対応するため、長野県飯田市にコンセプトセンター(注4)(鋳造棟)を新設

横浜市神奈川区から横浜市港北区に本店を移転

鋳造事業における木型作製工程拡充のため、コンセプトセンターに木型棟を新設

OKKVM5(立形マシニングセンタ)導入により鋳造事業での機械加工工程を内製化

鋳造事業における製品の品質向上を目的として、検査業務を行う人員を配置

鋳造事業の業容拡大に対応し、コンセプトセンターに仕上棟を新設

ヒューステン製熱処理炉の導入により鋳造事業での熱処理(注5)工程を内製化

コーポレート・アイデンティティの構築とブランド戦略の導入を開始し、株式会社JMCに商号変更

大学及び医療機関向けに心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」(注6)発売開始

金属製品の非破壊検査(注7)による品質検査強化を目的として産業用CT(注8)を導入

鋳造事業における機械加工と検査業務の工程拡充のため、コンセプトセンターに機械加工・検査棟を新設

東京証券取引所マザーズ上場

産業用CTによる検査・測定サービス(注9)を鋳造事業から分離しCT事業を開始

産業用CT及び関連サービスの販売を開始

鋳造事業の生産能力向上のため、コンセプトセンターに全館自動空調設備(注10)を導入した鋳造棟を増設

フルカラー3Dプリンター及び関連サービスの販売を開始

コンセプトセンターに、自動車分野や航空分野における高付加価値製品の製造に特化した工場棟を増設

鋳造事業における機械加工工程の生産能力強化のため、静岡県浜松市浜北区にミーリングセンター(注11)を新設

2020年8月

3Dプリンター出力事業において、横浜市港北区にAMセンター(注12)を開設し、AM(Additive Manufacturing)サービスの提供を開始

2021年4月

鋳造事業における大型製品、量産品の熱処理工程内製化のため、コンセプトセンターに熱処理棟を新設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行

事業内容

JMCは、製造業界における強固なブランドを築くため、3次元CADデータ技術を駆使し、樹脂と金属を素材とする3Dプリンター出力と砂型鋳造の両成型法を活用しています。同社は、試作品から最終製品までの製造をトータルサポートすることを主な事業としており、3Dプリンター出力事業、鋳造事業、CT事業の3つのセグメントから成り立っています。

3Dプリンター出力事業では、製品開発を行う顧客からの試作依頼に応え、3Dプリンターで製品を作成し提供しています。特に医療分野での活用が進んでおり、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」の開発などが挙げられます。

鋳造事業では、多品種少量生産に適した砂型鋳造法を採用し、木型から検査までの一貫した製造工程を内製化しています。これにより、安定した製品品質と短納期を実現しており、砂型3Dプリンターの導入やトヨタ生産方式の採用により、大型化・複雑化する設計への対応力を高めています。

CT事業では、産業用CTを用いた非破壊検査や三次元測定などのサービスを提供しています。これにより、製品の品質検査やリバースエンジニアリング支援を行っており、教育や研究用途での3Dデータ提供も行っています。

JMCは、これらの事業を通じて、製造業界におけるものづくりを幅広くサポートし、高品質な製品の提供を実現しています。

経営方針

JMCは、製造業界における革新的な成長戦略を推進しています。同社の経営理念「MADE BY JMC」のもと、「ものづくりに知性を。」というビジョンを掲げ、製造業の枠を超えた事業展開を目指しています。JMCは、社会に求められる製品やサービスを提供することで、最強のサプライヤーを目指す姿勢を示しています。

同社は、全てのステークホルダーの利益を尊重し、革新的な製品及びサービスの提供を通じて顧客満足度を最大化することを使命としています。法令遵守、高品質とスピードを両立したサービス提供、お客様の声への適切な対応、人権を尊重する職場環境の実現など、倫理的かつ公正な事業運営を行うことを重視しています。

経営戦略として、3Dプリンター出力事業、鋳造事業、CT事業の3つのセグメントに注力しています。3Dプリンター出力事業では、医療分野での活用を進め、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」の開発などを通じて、製品ラインナップの拡充を図っています。鋳造事業では、砂型鋳造法を用いた多品種少量生産により、大型化・複雑化する設計への対応力を高めています。CT事業では、産業用CTを用いた非破壊検査や三次元測定サービスを提供し、品質検査やリバースエンジニアリング支援を行っています。

JMCは、これらの事業を通じて、製造業界におけるものづくりを幅広くサポートし、高品質な製品の提供を実現しています。同社は、技術革新とサービスの質の向上により、製造業界における強固なブランドの確立を目指しています。