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ニチアスJP:5393
沿革
1896年4月 |
大阪市福島区に日本アスベスト株式会社を設立し石綿製品の取扱いを開始する。 |
〃 8月 |
大阪工場を設置、石綿製品の製造を開始する。 |
1909年3月 |
本社を大阪市福島区より東京都中央区に移転する。 |
1916年9月 |
東京都品川区に東京工場を設置、石綿製品の製造を開始する。 |
1930年12月 |
東京工場において最初の国産「ジョイントシートパッキング」を完成する。 |
1937年6月 |
奈良県北葛城郡に王寺工場を設置、大阪工場を移転する。 |
1939年12月 |
横浜市に鶴見工場を設置、東京工場を移転する。 |
1952年6月 |
東京証券取引所店頭売買承認銘柄として公開する。 |
1956年4月 |
横浜市に研究所(現鶴見研究所)を設置する。 |
1959年10月 |
株式会社祖岳製作所を合併、同社羽島工場を新たに当社工場として受入れる。 |
1961年10月 |
東京証券取引所市場第二部上場銘柄となる。 |
1962年2月 |
東京証券取引所市場第一部上場銘柄となる。 |
1964年3月 |
静岡県袋井市に袋井工場を設置する。 |
1967年9月 |
奈良県大和郡山市に郡山工場を設置する。 |
1968年9月 |
大阪証券取引所市場第一部上場銘柄となる。 |
1971年12月 |
本社を東京都中央区より東京都港区に移転する。 |
1974年9月 |
茨城県結城郡(現下妻市)に結城工場を設置する。 |
1981年10月 |
商号を「日本アスベスト株式会社」から「ニチアス株式会社」へ変更する。 |
1987年4月 |
事業部制組織に改編し工業製品事業本部、建材事業本部、工事事業本部を設置する。 |
1994年3月 |
静岡県浜松市に浜松研究所を設置する。 |
1999年6月 |
執行役員制を導入する。 |
2001年4月 |
「ニチアス環境憲章」および「環境行動指針」を制定する。 |
2003年2月 |
大阪証券取引所における当社有価証券の上場を廃止する。 |
2007年12月 |
自動車部品テクニカルセンター完成。 |
2008年4月 |
新企業理念「新生ニチアス・スピリット」を制定する。 |
2011年10月 |
新企業理念「ニチアス理念」を制定する。 |
2013年7月 |
本社を東京都港区より東京都中央区に移転する。 |
2014年2月 |
子会社㈱イノクリートが㈱井上冷熱よりコールドエンジニアリング事業および海洋事業を譲り受ける。 |
2015年4月 |
NKK(ニチアス改善活動)を開始する。 |
2016年12月 |
自動車部品製造会社である日本ラインツ㈱(現 ㈱APJ)の株式を取得する。 |
2017年9月 |
浜松研究所にInnovation Gallery(技術展示室)を開設する。 |
2020年2月 |
「ニチアスグループ人権方針」を制定する。 |
2021年4月 |
「ニチアスグループカーボンニュートラル宣言」および「ニチアスグループ健康経営宣言」を制定する。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行する。 |
事業内容
ニチアス株式会社とそのグループ企業(子会社53社、関連会社10社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。これらは「プラント向け工事・販売」「工業製品」「高機能製品」「自動車部品」「建材」の5つの主要セグメントに分類されます。
プラント向け工事・販売セグメントでは、ニチアス株式会社をはじめ、ニチアスエンジニアリングサービス株式会社や新日本熱学株式会社などが国内で活動しています。海外では、THAI NICHIAS ENGINEERING CO., LTD.がこのセグメントに属しています。
工業製品セグメントには、ニチアス株式会社や株式会社福島ニチアス、国分工業株式会社などが国内で事業を展開。海外では、NICHIAS SINGAPORE PTE.LTD.やNICHIAS FGS SDN.BHD.などが含まれます。
高機能製品セグメントでは、ニチアス株式会社や株式会社福島ニチアス、ニチアスセラテック株式会社などが国内で事業を行っています。
自動車部品セグメントでは、国内でニチアス株式会社やメタコート工業株式会社、株式会社福島ニチアスなどが活動しており、海外ではNICHIAS SINGAPORE PTE.LTD.やNICHIAS FGS SDN.BHD.、さらにはNICHIAS AUTOPARTS EUROPE a.s.などが事業を展開しています。
建材セグメントにおいては、ニチアス株式会社やニチアスセラテック株式会社、竜田工業株式会社などが国内で、NICHIAS SINGAPORE PTE.LTD.やNICHIAS FGS SDN.BHD.などが海外で事業を手がけています。
これらのセグメントを通じて、ニチアス株式会社グループは幅広い産業分野において事業を展開し、多様な製品やサービスを提供しています。
経営方針
ニチアス株式会社は、1896年の創業以来、保温・断熱技術のパイオニアとして多様な産業分野に貢献してきました。同社は、「断つ・保つ」の技術を基盤に、地球の明るい未来に貢献することを経営理念として掲げています。この理念の下、社会と共に歩み、お客様の満足を追求し、互いに信頼し合いながら共に成長することを約束しています。
中期経営計画「しくみ・130」では、2027年3月期を目標年として設定し、数値目標と環境目標を明確にしています。この計画は、環境と社会課題の解決に向けた土台作りを目的とし、前半3年を第1ステージ、後半2年を第2ステージと位置づけ、安定的かつ着実な成長を目指しています。具体的な数値目標としては、売上高2,500億円、営業利益率15.0%、ROE13.0%、ROIC12.0%を掲げています。また、環境目標としてCO2排出量の削減や産業廃棄物排出量の削減を目指しています。
同社は、プラント向け工事・販売、工業製品、高機能製品、自動車部品、建材の5つの事業セグメントを展開しており、それぞれのセグメントでの成長戦略を推進しています。これらの事業を通じて、ニチアスは国内外で幅広い産業分野に製品やサービスを提供し、社会の持続可能な発展に貢献しています。
ニチアスの成長戦略は、技術革新と市場の変化に適応しながら、環境と社会課題の解決に貢献することに重点を置いています。中期経営計画「しくみ・130」を通じて、同社は従業員とその家族の幸せ、課題解決のための工夫、持続的成長を目指す明るい未来の実現を目指しています。