日本ナレッジJP:5252

時価総額
¥17.6億
PER
8.7倍
ソフトウエアシステムの検証サービス、システム受託開発、業務系パッケージソフトウエアの開発・販売を行う。

沿革

1985-10日本スペースソフト株式会社(資本金400万円)を東京都千代田区に設立
1986-12ナレッジエンジニアリング株式会社を吸収合併し、商号を日本ナレッジエンジニアリング株式会社に変更
1988-06本社を東京都中央区東日本橋に移転。オフィスコンピュータ向けシステムの受託開発とパッケージシステム開発を行う。同時に商号を現在の日本ナレッジ株式会社に変更
1991-02オフィスコンピュータ向け鋼材業向け販売・購買・在庫管理パッケージシステム (以下 鋼材業向けパッケージシステム)の販売を開始
1991-12資本金を1,000万円に増資
1993-02本社を東京都台東区駒形に移転
1993-04通信販売業向けパッケージシステムの販売を開始
1994-08スポーツ分析システム「MVP」の販売を開始
1996-05PC向け鋼材パッケージ「PowerSteel」の販売を開始
1998-02資本金を3,000万円に増資
1998-04システム開発の拠点として茨城県土浦市に「ソフト工房」開設
2001-04資本金を5,000万円に増資
2001-07ソフトウエアのテストを行うシステム検証事業開始
2003-02ゴルフレッスンシステム「MVP2000」発売
2004-06本社を東京都台東区寿に移転
2005-10システム検証の発展を目指してIT検証産業協会設立に参画
2006-04開発拠点として千葉県富里市に「成田事業所」開設
2009-04札幌事業所を札幌市エレクトロニクスセンターに開設
2010-10資本金を7,100万円に増資
2013-06ソフトウエア品質認証制度(略称:PSQ認証制度)の評価機関に認定
2013-11札幌事業所がソフトウエアの検査、検証において『ISO9001』認証取得
2015-08セキュリティ製品事業、WEBシステム開発事業のアイベクス株式会社の全事業を譲受、同社の拠点である福島県郡山市に郡山センターを開設
2016-10株式会社システムカルチャーのサポートデスク事業を譲受
2018-04株式会社アイムシステムを吸収合併、同社の所在地である長野県諏訪郡に諏訪センターを開設
2020-06増床に伴い、成田センターを千葉県富里市から千葉県成田市に移転
2021-01愛知県名古屋市に「名古屋センター」を開設
2022-03資本金を8,600万円に増資
2023-03東京証券取引所グロース市場に株式を上場
資本金を21,710万円に増資

事業内容

日本ナレッジは、ソフトウェアシステムの検証サービスとシステム受託開発、業務系パッケージソフトウェアの開発・販売を主軸に事業を展開しています。同社は、2001年から特にソフトウェアテストに関する専門知識と技術を提供する検証事業に注力しており、品質計画の立案、テストの分析設計、実行などのサービスを提供しています。これにより、ソフトウェアの不具合を抽出し、品質向上に寄与しています。

同社の検証事業は、組込みソフトウェア、エンタープライズ系システム、WEBシステムなど幅広い分野に対応しており、特にエンタープライズ系システムでは、開発事業で培ったノウハウを活かし、テスト実施の自動化技術によるコスト効率化や品質の担保を強みとしています。また、主な顧客は大手SIer系の情報システム部門やパッケージソフトベンダーなどで、これらの顧客に対してソフトウェア機能テスト技術を提供しています。

開発事業では、ERPパッケージソフトウェアのカスタマイズ受託開発や、セキュリティ製品の開発・販売、業種特化型パッケージソフトウェアの開発・販売・保守を行っています。特にERPパッケージソフトウェアのカスタマイズ開発では、大手ベンダー製の製品を取り扱い、顧客企業の個別ニーズに応じた開発を行っています。また、業種テンプレートの開発・販売では、「SMILE」をベースにした鋼材業向け「PowerSteel」、建材・木材卸業向け「PowerCubic」などを提供し、696社を超える導入実績を誇ります。

これらの事業を通じて、日本ナレッジはソフトウェアの品質検証と開発プロセスの全体にわたるサポートを提供し、顧客企業の高品質なソフトウェア開発を総合的に支援しています。

経営方針

日本ナレッジは、ソフトウェアの検証サービスとシステム受託開発、業務系パッケージソフトウェアの開発・販売を軸に事業を展開しています。同社は、顧客満足の追求とIT技術の高度化を目指し、検証事業と開発事業の両方で成長戦略を推進しています。

検証事業では、テストの自動化とAIを取り入れた高度な検証技術の開発に力を入れています。これにより、顧客ニーズに応え、競合他社との差別化を図っています。また、開発事業では、ERPパッケージソフトウェアのカスタマイズ受託開発が順調に推移しており、情報セキュリティ製品のマーケットにおいても大きな成長が期待されています。

同社は、技術者の確保と教育にも注力しており、優秀なエンジニアの採用と社内研修制度の充実を図っています。これにより、技術者不足の厳しい環境下でも高い成長率を維持し、事業規模の拡大と財務基盤の安定を目指しています。

さらに、持続的な企業成長を目指し、業績向上や市場活動によって得られた資金を柔軟に活用し、人材や設備への投資を継続しています。企業買収や事業提携も積極的に検討し、企業価値の向上に努めています。

日本ナレッジは、これらの成長戦略を通じて、ソフトウェアの品質検証と開発プロセスの全体にわたるサポートを提供し、顧客企業の高品質なソフトウェア開発を総合的に支援しています。