日本ナレッジJP:5252

時価総額
¥19.9億
PER
25.1倍
ソフトウエアシステムの検証サービスを提供する「検証事業」と、システム受託開発や業務系パッケージソフトウエアの開発・販売を行う「開発事業」を展開。

事業内容

日本ナレッジは、主に「検証事業」と「開発事業」の2つの事業セグメントを展開しています。検証事業では、ソフトウェアシステムのテストや検証サービスを提供し、開発事業ではシステム受託開発や業務系パッケージソフトウェアの開発・販売を行っています。

検証事業は、ソフトウェアの不具合を抽出し、品質向上を図るためのテスト工程を提供します。対象となるソフトウェアは、組込みソフトウェアやエンタープライズ系システム、WEBシステムなど多岐にわたります。特にエンタープライズ系システムでは、開発技術を活かしたテスト自動化が強みです。

開発事業では、ERPパッケージソフトウェアのカスタマイズ開発や、業種テンプレートの開発・販売を行っています。特に「PowerSteel」や「PowerCubic」といった業種特化型のテンプレートを提供し、顧客の業務効率向上をサポートしています。また、セキュリティ製品の開発・販売も行い、独自の技術を活かした製品を提供しています。

日本ナレッジは、ソフトウェア開発プロセス全体を支援し、顧客企業の高品質なソフトウェア開発を総合的にサポートしています。特にテスト自動化サービスにおいては、開発技術者を有し、自社内でのプログラム開発が可能であることが大きな強みです。

経営方針

日本ナレッジは、成長戦略として検証事業と開発事業の両輪を活用し、顧客満足を追求しています。特に、検証事業では市場の拡大に伴い、AIを活用した高度なシステム検証技術の導入を進め、競合他社との差別化を図っています。これにより、顧客が安心してITサービスを利用できる社会の実現を目指しています。

開発事業では、ERPパッケージソフトウェアのカスタマイズ開発が順調に推移しており、今後も需要の伸長が期待されています。また、情報セキュリティ対策の重要性が高まる中、自社開発のセキュリティ製品の販売を強化し、高い利益率を見込んでいます。これにより、将来的な収益の柱としての成長を目指しています。

日本ナレッジは、持続的な成長を実現するために、優秀なエンジニアの確保と育成を重視しています。これにより、内製比率の向上と事業の効率化を図り、売上高成長率や営業利益率の向上を目指しています。また、技術者数や稼働率などの指標を定期的にモニタリングし、目標達成に向けた取り組みを進めています。

同社は、IT関連業界の変化に対応し、IoTやAI、RPAなどの最先端技術を活用した新たな市場の開拓を進めています。特に、サイバーセキュリティ対策の強化やDX推進に伴うシステム投資の増加に対応し、企業価値の向上を図っています。これにより、持続的な成長力と強固な経営基盤の確立を目指しています。