HOUSEI (5035) 株価

時価総額
¥30.6億
PER
17.3倍
システムインテグレーション・ITサービスの有力企業。新聞社・メディア向けシステム開発が主力で、組版システムや編集システム「NOVO」を展開。生成AIローコード開発プラットフォーム「imprai」も提供。25年11月に物流倉庫自動化のOmniXuttle設立。日本と中国・香港で事業展開。

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事業内容

HOUSEI(方正)は、日本国内と中国を中心とした海外でITサービスを提供する企業です。同社の主力事業は、数億円から十数億円規模の大型システム開発案件を元請けとして手掛けるシステムインテグレーション事業で、コンサルティングから設計、構築、運用・保守まで全工程を自社グループ内で完結するワンストップソリューションを提供しています。また、自社開発のソフトウェアやクラウドサービスの販売も行っています。

同社の主要顧客は新聞社・出版社などのメディア事業者で、新聞制作の基盤となる組版システムや紙面管理システムなど、高い安定性と独自性が求められるシステムを開発しています。収益構造は国内IT事業が中心で、受託システム開発による一括受注と、プロダクト・クラウドサービスの継続的な売上で構成されています。開発工程の一部では中国子会社によるオフショア開発も活用してコスト効率化を図っています。

事業セグメントは国内IT事業と海外IT事業の2つに分かれており、国内IT事業はさらに4つの分野で展開しています。メディア事業では新聞社向け統合編集システム「NOVO」などを提供し、プロフェッショナルサービス事業では金融・製造・小売業向けのシステム開発を手掛けています。プロダクト推進事業では生成AI開発プラットフォーム「imprai」や顔認証システムなどの自社製品を展開し、その他事業ではエンターテイメント業界向けサービスや物流倉庫の自動化システムなど新分野への取り組みを進めています。

経営方針

HOUSEIは、メディア業界で培ったシステム開発の専門性を武器に、日本のIT分野強化に貢献することを掲げるIT企業です。同社は現在、従来の顧客ごとのカスタムシステム開発から、クラウドを活用した汎用的なITサービス提供への事業転換を進めており、この戦略により利益率の向上を目指しています。経営指標として最も重視するのは売上総利益率で、汎用サービス化により個別システムの開発・運用費を削減できることから、収益性の改善を見込んでいます。

新市場開拓では、ヘルスケア領域を重点分野と位置づけています。同社が印刷関連で蓄積した画像処理技術は医療画像システムと親和性があることから、病院のデジタル変革支援や医療画像システム化を推進する方針です。この戦略を具現化するため、EPSホールディングスやメディカル・データ・ビジョンとの資本・業務提携を実施し、ヘルスケア業界での顧客基盤拡大を図っています。また、不動産業務システムやインターネット広告システムの機能を汎用化し、複数顧客への展開も進めています。

海外展開では、中国市場でのITサービス事業拡大を積極的に推進しています。同社は中国・武漢に優秀な技術者を多数擁するオフショア開発拠点を有し、高品質なシステムを低コストで提供できる競争優位性を持っています。2024年には中国国内の金融業界向けシステム開発事業と香港のメディア業界向けサービス事業をM&Aで獲得し、中国市場での事業基盤を強化しました。

技術革新への対応では、生成AIやスマート倉庫システムなど先進技術分野への投資を拡大しています。2023年には英語スピーキング評価AI事業のアイードを子会社化し、2025年には物流倉庫自動化を手掛けるOmniXuttle株式会社を設立しました。同社は中国での技術革新を積極的に取り入れながら、教育研修制度の充実や技術委員会による技術力向上を通じて、日中両国での優秀な人材確保と開発拠点拡充を図る計画です。

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