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北興化学工業JP:4992
沿革
1950-02 | 北興化学株式会社を設立。本社を東京都千代田区に設置。北海道常呂郡留辺蘂町に留辺蘂工場を設置し、農薬の生産・販売を開始。 |
1950-12 | 本社を北海道札幌市(現 札幌市中央区)に移転。 |
1953-11 | 商号を北興化学工業株式会社(現商号)に変更。 |
1953-12 | 本社を東京都千代田区に移転、岡山県児島郡胸上村(現 玉野市胸上)に岡山工場を設置。 |
1954-11 | 神奈川県鎌倉市に中央研究所を設置。 |
1961-03 | 新潟県新発田市に新潟工場を設置。 |
1961-10 | 東京証券取引所市場第二部上場。 |
1963-04 | ホクコーバーダル株式会社を設立。 |
1964-11 | 岡山工場に有機リン合成工場(現 合成第3工場)を建設。 |
1964-12 | 秋田市に秋田工場を設置。(1972年操業休止) |
1966-11 | 中央研究所(現 開発研究所)を神奈川県鎌倉市から同県厚木市に移転。 |
1967-11 | ホクコーバーダル株式会社を双商株式会社に改組。 |
1967-12 | 美瑛白土工業株式会社(現 連結子会社)を設立。 |
1968-06 | 富山県中新川郡立山町に富山工場を設置。(1972年操業休止) |
1968-10 | ブラジル北興化学農畜産有限会社を設立。(1976年経営権を譲渡) |
1969-01 | 本社を東京都中央区に移転。 |
1970-01 | 北海道滝川市に北海道工場を設置、常呂郡留辺蘂町から移転。 |
1970-02 | 岡山工場に塩化ビニール安定剤原料合成工場(現 合成第2工場)を建設。 |
1972-01 | ファインケミカル部を設置。(現ファインケミカル事業グループ) |
1976-12 | 双商株式会社の商号を北興産業株式会社(現 連結子会社)と改称。 |
1977-03 | 岡山工場に医薬品製造工場(現 合成第4工場)を建設。 |
1982-03 | 静岡県榛原郡相良町(現 牧之原市白井)に静岡試験農場を開設。 |
1982-07 | 岡山工場に多目的合成工場(現 合成第5工場)を建設。 |
1985-09 | 北海道夕張郡長沼町に北海道試験農場を開設。 |
1985-11 | 富山工場敷地内に富山試験農場を開設。(2007年閉鎖) |
1987-05 | 東京証券取引所市場第一部上場。 |
1987-12 | 岡山工場に多目的合成工場(現 合成第6工場)を建設。 |
1989-07 | 開発研究所敷地内に化成品研究所を設置。 |
1991-08 | ホクコーパツクス株式会社(現 連結子会社)を設立。 |
1991-11 | 岡山工場に多目的合成工場(現 合成第7工場)を建設。 |
1995-01 | 新潟工場に除草剤専用の液剤第2工場を建設。 |
1995-12 | ISO 9002を全工場(北海道、新潟、岡山)で取得完了。 |
1999-03 | ISO 14001を新潟工場で取得。 |
2000-01 | ISO 14001を北海道・岡山工場で取得し、全工場で取得完了。 |
2001-01 | 岡山工場のISO 9002をISO 9001へ移行 |
2002-01 | 新潟工場のISO 9002をISO 9001へ移行 |
2002-08 | 中国江蘇省に張家港北興化工有限公司(現 連結子会社)を設立。 |
2003-02 | 北海道工場のISO 9002をISO 9001へ移行 |
2004-10 | 張家港北興化工有限公司に合成工場(現第1工場)を建設。 |
2006-04 | OHSAS 18001を全工場(北海道、新潟、岡山)で取得完了。 |
2007-12 | ISO 9001およびISO 14001を張家港北興化工有限公司で取得。 |
2009-10 | 張家港北興化工有限公司に新工場(第2工場)を建設。 |
2009-12 | 岡山工場にクリーンルームを備えた多目的合成工場(合成第8工場)を建設。 |
2012-07 | 開発研究所に中間実験棟を建設。 |
2015-01 | 本社事務所を東京都中央区日本橋本町に移転。(8月に本店移転登記を実施) |
2016-05 | 米国ノースカロライナ州にHOKKO CHEMICAL AMERICA CORPORATION(現 非連結子会社)を設立。(2017年3月に活動を開始) |
2016-11 | 新潟県北蒲原郡聖籠町に新潟工場第二工場を建設。 |
2019-01 | ベトナムに試験農場を開設。 |
2019-03 | 村田長株式会社の全株式を取得し、子会社化。 |
2019-11 | 岡山工場に多目的合成工場(合成第9工場)を建設。 |
2020-04 | 岡山工場のOHSAS 18001をISO 45001へ移行。 |
2020-09 | 北海道工場のOHSAS 18001をISO 45001へ移行。 |
2021-02 | 新潟工場のOHSAS 18001をISO 45001へ移行。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。 |
2022-10 | 北海道工場に除草粒剤工場を建設。 |
事業内容
北興化学工業とそのグループ会社は、農薬、ファインケミカル製品、繊維資材の製造および販売を主たる事業としています。このグループは、北興化学工業を含む連結子会社5社(北興産業㈱、美瑛白土工業㈱、ホクコーパツクス㈱、村田長㈱、張家港北興化工有限公司)と非連結子会社1社(HOKKO CHEMICAL AMERICA CORPORATION)で構成されています。
農薬事業では、北興化学工業が製造を担当し、一部の原料は美瑛白土工業㈱が製造しています。販売は主に北興化学工業が行い、北興産業㈱と美瑛白土工業㈱も一部の製品を販売しています。また、HOKKO CHEMICAL AMERICA CORPORATIONは北中南米市場での農薬製品の調査と普及活動を行っています。
ファインケミカル事業においては、電子材料原料などの製造を北興化学工業が主に行い、一部は張家港北興化工有限公司が担当しています。販売は北興化学工業が中心で、北興産業㈱が国内で、張家港北興化工有限公司が中国国内で一部を販売しています。
繊維資材事業は、村田長㈱が販売を行っています。これらの事業を通じて、北興化学工業グループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、各セグメントでの専門性を深めています。
経営方針
北興化学工業は、農薬とファインケミカル製品の製造・販売を主軸に据え、社会貢献、環境保護、技術革新を経営のキーワードとして掲げています。同社は、全ての人々の幸せと食糧の安定供給に寄与することを企業理念とし、持続可能な成長を目指しています。この理念の下、同社は「第2次3ヵ年経営計画(2024~2026年度)」を策定し、成長戦略を推進しています。
この計画では、生産能力の向上を含む成長投資を基盤とし、収益構造改革、造り方改革、働き方改革の3つの改革を柱に据えています。また、農薬事業とファインケミカル事業の両輪で経営を進化させる方針を打ち出しています。具体的には、ファインケミカル事業における生産能力の増強やサステナビリティ向上、次世代成長領域への設備投資・投融資を進めることで、成長を牽引していく計画です。
さらに、同社は長期業績目標の達成期間を1年前倒しし、目標を上方修正。2026年度の経営目標達成に向け、成長投資に集中的に取り組む方針を明らかにしています。また、サステナビリティ向上への取り組みや、株主還元の充実も計画に含まれており、財務の健全性や成長投資とのバランスを図りながら、安定した配当の継続を基本としています。
北興化学工業は、これらの戦略を通じて、国内外の産業発展と豊かな社会づくりに貢献し、社会に信頼される企業であり続けることを目指しています。