I-neJP:4933

時価総額
¥312.9億
PER
ヘアケア製品、美容家電、化粧品、健康食品の開発・販売を行う。主要ブランドには「BOTANIST」「SALONIA」「YOLU」「DROAS」「WrinkFade」がある。

沿革

2007年3月

美容関連商品の企画、販売を目的として、株式会社I-ne(本社:兵庫県宝塚市)を設立

2012年5月

提携会社の株式会社メインラインからヘアアイロン『SALONIA』を発売

2015年1月

ボタニカル※シャンプー・トリートメントの『BOTANIST』を発売

2015年1月

東京支店を開設(東京都品川区)

2016年7月

提携会社である株式会社メインライン、株式会社Tenderlyを吸収合併

2016年9月

台湾に100%出資の子会社である台灣艾恩伊股份有限公司を設立

2016年11月

株式会社Brighterを吸収合併

2016年11月

次世代飲料リラクゼーションドリンクの『CHILLOUT』を発売

2017年6月

本社移転(大阪市中央区)

2017年10月

連結子会社の株式会社VUEN(現 株式会社Dr.SYUWAN)を設立

2019年4月

ダレノガレ明美氏と共同開発した『CAROME.リキッドアイライナー』を発売

2019年7月

日本コカ・コーラ株式会社との共同出資により、合同会社Endianを設立

2019年11月

本社移転(大阪市北区)

2020年3月

クレイ※ビューティーブランド『DROAS』を発売

2020年7月

中国に100%出資の子会社である艾恩伊(上海)化粧品有限公司を設立

2020年9月

東京証券取引所マザーズ市場へ上場

2020年12月

子会社である台灣艾恩伊股份有限公司を清算結了

2021年9月

ナイトケアビューティブランド『YOLU』を発売

2021年10月

合同会社Endianを持分法適用会社へ変更

2022年2月

青山テルマプロデュース『mythm(ミズム)』発売

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行

2022年6月

株式会社Right Hereが保有するファンデーションを主力としたスキンケアブランド『Wrink Fade』を譲受※

2022年10月

株式会社VUENから株式会社Dr.SYUWANへ社名変更

2022年10月

港区浜松町へ東京支店移転

事業内容

I-neは、ヘアケア製品、美容家電、化粧品、健康食品関連のブランドおよび製品の開発と販売を手掛ける企業です。同社は、製品の製造を委託先からの仕入れによって行い、国内外の市場に向けて販売活動を展開しています。同社グループは、I-ne本体と連結子会社2社、持分法適用会社1社から構成され、事業は「国内事業」と「海外事業」の2つのセグメントに分類されます。

国内事業では、I-neが開発したブランド商品を日本国内の小売店や量販店、インターネットを通じて一般消費者に直接販売しています。主要な関連会社には、株式会社Dr.SYUWANや合同会社Endianがあります。海外事業では、同様にI-neが開発したブランド商品を海外の消費者に直接販売するほか、海外のインターネット販売事業者や美容専門店、ドラッグストアへの卸売販売を行っており、艾恩伊(上海)化粧品有限公司が主要な関連会社です。

同社が取り扱う主なブランドには、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」、ミニマル美容家電ブランド「SALONIA」、ナイトケアブランド「YOLU」、クレイビューティーブランド「DROAS」、エイジングケアメイクアップ&スキンケアブランド「WrinkFade」などがあります。これらのブランドは、植物由来の成分やテクノロジーを活用した製品、美容家電、睡眠中のケアに着目した製品、泥の特性を活用した製品、エイジング世代のお悩みに対応する製品など、多岐にわたるニーズに応える商品ラインナップを展開しています。

経営方針

I-neは、社会を美しく変革することを目指し、「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness」という経営理念のもと、事業を展開しています。同社は、製品を通じて顧客やその家族、取引先、地域社会、地球環境、従業員とその家族を幸せにする連鎖を生み出し、最大化することを目標としています。この理念を実現するために、I-neは「Respect」「Commit」「Innovate」という3つの価値観を大切にし、具体的な行動指針を7つの信条にまとめています。

中長期的な経営戦略として、同社はボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」の進化と海外展開、美容家電ブランド「SALONIA」の進化と海外展開、そして独自のブランド開発モデル「IPTOS」を基盤とした新規ブランド及び商品の成功に注力しています。特に、中国市場での売上拡大を戦略の中心に置き、オンライン及びオフラインでの販売を展開しています。

I-neは、アイデアからスケールまでの各ステージでアクションを明確にし、市場の潜在的な消費トレンドを早期に発見し、商品へと具現化させる「IPTOS」モデルを推進しています。これにより、市場のニーズを先取りした商品を迅速にリリースし、可能性の低い企画については早期に撤退の判断を下すことができる体制を目指しています。

また、同社は規律あるブランド管理を行い、トレンドを捉え新たなニーズを生み出す新カテゴリーのブランド・商品開発を行っています。これにより、リスクを管理し、ブランドや商品に厳密な撤退基準を設けています。

経営上の目標達成のための客観的な指標として、売上高成長率及び営業利益率を重要な経営指標と位置付け、各経営課題に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、I-neは持続可能な成長を目指しています。