あすか製薬ホールディングスJP:4886

時価総額
¥692.9億
PER
10.6倍
医薬品事業を中心に、動物用医薬品、臨床検査業務、医療機器や健康食品の仕入・販売を展開。

沿革

2021年4月

あすか製薬株式会社が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場(あすか製薬株式会社は2021年3月に上場廃止)

あすか製薬株式会社が保有するあすかアニマルヘルス株式会社、株式会社あすか製薬メディカルの全株式を現物配当により取得し、直接子会社化

2021年4月

日本硝子産業株式会社に出資(持分法適用関連会社)

2021年4月

ロンドンオフィスを開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

また、2021年4月1日に単独株式移転により当社の完全子会社となりましたあすか製薬株式会社の沿革は以下のとおりであります。(参考:2021年3月までのあすか製薬株式会社の沿革)

1920年6月

横浜市南吉田町に帝国社臓器薬研究所を創設

1929年6月

株式組織に変更し、株式会社帝国社臓器薬研究所と称する

1936年1月

神奈川県橘樹郡高津町(現川崎市高津区下作延)に高津工場を新設(川崎研究所)

1945年10月

本社を川崎市下作延(高津工場敷地内)に移転、社名を帝国臓器製薬株式会社と改称

1946年10月

本社を東京都港区芝南佐久間町に移転

1949年6月

大阪に出張所を開設

1955年9月

東京証券取引所に株式を上場

1957年5月

福岡に出張所を開設

1957年7月

名古屋に出張所を開設

1958年6月

札幌に出張所を開設

1962年8月

東京に営業所を開設

1962年11月

本社を東京都港区赤坂二丁目5番1号に移転

1967年6月

仙台・広島に出張所を開設

1969年6月

川崎研究所敷地内に新研究棟竣工

1970年6月

横浜に出張所を開設

1980年4月

いわき工場を新設

1987年4月

京都に営業所を開設

1991年5月

株式会社メディカル・システム・サービス神奈川(現株式会社あすか製薬メディカル)を設立(連結子会社)

1993年9月

東京証券取引所市場第一部に指定替え

1997年4月

国際駐在員事務所(フランクフルト)を開設

2001年9月

本社を東京都港区芝浦二丁目5番1号に移転

2005年2月

グレラン製薬株式会社との合併契約を承認

2005年10月

グレラン製薬株式会社と合併、商号をあすか製薬株式会社に変更

2009年4月

あすかActavis製薬株式会社を設立

2013年6月

2017年4月

2018年10月

あすかアニマルヘルス株式会社を設立(連結子会社)

あすかActavis製薬株式会社を吸収合併

Omnicare Drugs India Private Limitedと共同で、インドのNeoASKA Pharma Private Limitedに出資

2020年4月

2021年1月

川崎研究所(神奈川県川崎市)を湘南研究所(神奈川県藤沢市)に移転

ベトナムのHa Tay Pharmaceutical Joint Stock Companyに出資(持分法適用関連会社)

事業内容

あすか製薬ホールディングスは、2021年4月1日にあすか製薬株式会社の完全親会社として設立され、持株会社としての役割を担っています。同社グループは、あすか製薬株式会社を含む子会社3社と関連会社5社から構成されており、経営管理及びそれに附帯する業務を行っています。

主な事業セグメントは、医薬品事業、動物用医薬品、臨床検査等、その他の事業で構成されています。医薬品事業では、あすか製薬株式会社が製造・仕入れた製品を主に武田薬品工業株式会社を通じて販売しています。動物用医薬品に関しては、あすかアニマルヘルス株式会社があすか製薬株式会社から一部商品を仕入れ、またあすか製薬株式会社は同社から一部製造業務を受託しています。

臨床検査等の事業は、株式会社あすか製薬メディカルがあすか製薬株式会社から設備を賃借し、臨床検査業務を行っており、あすか製薬株式会社は同社に試験業務等の一部を委託しています。その他の事業として、あすか製薬株式会社は医療機器や健康食品等の仕入・販売も手がけています。

これらの事業展開を通じて、あすか製薬ホールディングスグループは医薬品業界における多角的なビジネスを展開しており、医療分野における幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

あすか製薬ホールディングスは、医療用医薬品事業を中心に、アニマルヘルス事業や検査事業などを展開し、トータルヘルスケアカンパニーを目指しています。同社は2021年度から2026年3月末までの中期経営計画を策定し、2025年度に売上高700億円、営業利益率8%、自己資本当期純利益率(ROE)8%の達成を目標としています。

成長戦略として、スペシャリティ領域の強化、新薬の創出、海外事業の展開、検査事業の強化、財務基盤の強化、信頼性の向上、人材活用の最適化など、7つの戦略に取り組んでいます。特に、産婦人科製品の開発・販売を通じて女性のクオリティオブライフ向上に貢献し、甲状腺疾患の啓発活動を推進することで、スペシャリティ領域での企業価値を向上させることを目指しています。

また、オープンイノベーションの活用やグローバルベースでのアライアンス活動を強化し、新薬の継続的な創出に努めています。海外事業では、アジアを中心に提携先との協力関係を進め、検査事業では低侵襲な検査法のビジネス確立を目指しています。

さらに、社会からの信頼を得るために、信頼性を重視する組織風土の醸成とコンプライアンスの徹底を図り、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた活動を推進しています。これらの戦略を通じて、あすか製薬ホールディングスは持続的な成長と社会課題の解決を目指しています。