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ミラティブ【JP:472A】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ミラティブは、スマートフォン一つで簡単にライブ配信ができるプラットフォーム「Mirrativ」を企画・開発・運営しています。同社は特にモバイルゲーム配信に注力し、配信・視聴・コメント・ギフト・コミュニティ機能を通じて配信者と視聴者の双方向のつながりを作っています。顔出し不要の3Dアバター「エモモ」などで配信のハードルを下げ、幅広いユーザーを集めています。
主な顧客は配信を行う個人の配信者と視聴者、そしてゲーム会社を中心とした広告主です。同社の収益は主にアプリ内課金(Mirrativコインを使ったギフトやエモモ、ランキング、ライブゲーミングの課金)が中心で、直近期では課金収入が売上の大半を占め、広告収入は小さい割合にとどまっています。配信者向けにはミラティブスターズ制度で現金還元を行い、還元を収益構造に組み入れています。
事業はMirrativ事業が主軸で、ライブ配信に加えてエモモ、ランキング、視聴者が参加できるライブゲーミングなどの機能を運営しています。加えてイベント企画・グッズ販売や、子会社を通じたVTuberやインフルエンサー向けのプラットフォーム運営、配信支援ツールとの連携などでプラットフォーム外の収益機会も創出しています。ゲーム会社とのタイアップを多数実施し、プロモーション効果を通じて新規ユーザー獲得や費用効率の向上にもつなげています。
経営方針
同社は課金型のコミュニティプラットフォームとして「質の高い利用者あたり収益(ARPPU/ARPLU)とロイヤルユーザーの拡大」を成長の中心指標に据えており、課金売上高の拡大を目指しています。実績としては、課金売上高が2020年約14.8億円から2024年約58.1億円へと拡大しており(単体、千円ベースの数値を四捨五入)、2025年12月期第3四半期累計でも約49.1億円を記録しています。同社は引き続き「有償コインを使うユーザー数の増加」と「有償ユーザーあたりの平均課金額(ARPPU)や、月額10,001円以上を使うロイヤルユーザーあたりの平均額(ARPLU)の上昇」を通じて売上拡大を図ることを目指しています。実際にロイヤルユーザー数は2021年の4,976人から2025年9月時点で8,696人へ増加し、ARPPUは5,411円から17,528円へ上昇しています。
同社は差別化のために、配信者主体のコミュニティ設計とデジタルコンテンツ投資を重点化しています。Mirrativはアクティブユーザーの約3割が配信者(2025年9月時点)という特徴があり、顔出し不要の3Dアバター「エモモ」やランキングイベント、ライブゲーミングなど、配信が盛り上がるコンテンツへ投資することで視聴者のギフト消費を促しています。また、決済手数料率の低減を目指し、丸井グループと連携した専用カードの導入やPayPayなどWeb決済比率の向上施策を進めることで収益性改善にも取り組んでいます。これらにより、単にログイン数を追うのではなく「課金するユーザーの質」を高める戦略を取っています。
同社はプラットフォーム外の配信者支援と新市場開拓にも注力しています。Mirrativで培った配信支援のノウハウをVTuber等外部プラットフォームの配信者にも横展開する方針で、配信支援ツール「CastCraft」は14,000人超のアクティブ配信者に利用されています。さらに自社オリジナルのライブゲーム開発や、パブリッシャーとの連携によるゲーム導入、プラットフォームのオープン化を進めるほか、事業提携やM&Aも必要に応じ検討し、収益基盤の多様化と顧客獲得の加速を目指しています。
技術面では低遅延・高画質配信の実現とプラットフォームの健全性維持を両輪で進めています。5Gやスマートフォンの進化を活用した配信品質向上に投資するとともに、QA(品質管理)やアバター制作、ライブゲーミングの開発投資を継続しています。また未成年者保護や監視体制、著作権対応など運営面の強化にも注力し、ユーザーが安心して「自分の物語」を発信できる環境整備を通じてロイヤリティの高いユーザーを増やすことを目指しています。