- 日本企業
- 日本ペイントホールディングス
日本ペイントホールディングスJP:4612
沿革
年月 |
事項 |
1898年3月 |
日本ペイント製造株式会社として、資本金40万円をもって東京南品川に設立 |
1905年8月 |
大阪工場を大阪浦江に建設(現大阪事業所の場所) |
1912年9月 |
塗料会発足(特約店会の始まり) |
1927年11月 |
商号を「日本ペイント株式会社」と改称 |
1931年11月 |
本社を大阪に移す |
1949年5月 |
東京証券取引所に上場(1961年10月 市場第一部に指定) |
1949年6月 |
大阪証券取引所、名古屋証券取引所(2013年12月8日上場廃止)に上場 |
1962年8月 |
シンガポールに合弁会社「パン・マレーシャ・ペイント社」(現Nippon Paint (Singapore) Company Private Limited)(現連結子会社)を設立 |
1962年9月 |
千葉工場建設 |
1967年5月 |
広島工場建設 |
1968年7月 |
中央研究所(大阪府寝屋川市)新設 |
1970年10月 |
愛知工場建設 |
1971年2月 |
大阪府にアメリカのビー・ケミカル社との合弁会社「日本ビー・ケミカル株式会社」を設立 |
1975年12月 |
ニューヨークに「日本ペイント(アメリカ)社」を設立 |
1981年7月 |
栃木工場建設 |
1984年5月 |
岡山工場建設 |
1989年12月 |
ロンドンに「Nippon Paint (Europe) Ltd.」(現連結子会社)を設立 |
1990年3月 |
アメリカ デラウェア州に「Nippon Paint (USA) Inc.」(現連結子会社)を設立 |
1991年3月 |
本社新社屋完成 |
1992年12月 |
上海に「Nippon Paint (China) Company Limited」(現連結子会社)を設立 |
1993年3月 |
福岡工場建設 |
1995年4月 |
アメリカ オハイオ州に「NPA Coatings Inc.」(現Nippon Paint Automotive Americas, Inc.)を設立 |
1995年6月 |
イギリス スウィンドンに「NP Automotive Coatings (Europe) Ltd.」を設立 |
1999年4月 |
「日本ペイント工業用コーティング株式会社」を設立 |
1999年7月 |
東京センタービル完成(東京事業所内) |
2002年4月 |
大日本インキ化学工業株式会社(現DIC株式会社)との合弁会社「日本ファインコーティングス株式会社」を設立 |
2004年4月 |
販売会社5社を合併し、「日本ペイント販売株式会社」を設立 |
2004年11月 |
「日本ペイントマリン株式会社」(現連結子会社)が海外子会社4社を設立 |
2006年10月 |
アメリカ イリノイ州に「NB Coatings, Inc.」(現Nippon Paint Automotive Americas, Inc.)を設立 |
2007年1月 |
タイの合弁会社「Nippon Paint (Thailand) Company Limited」を連結子会社化 |
2007年11月 |
台湾,中国の合弁会社「Asia Industries, Ltd.」(現Nippon Paint Coatings (Taiwan) Co., Ltd.)を連結子会社化 |
2008年7月 |
韓国の合弁会社「Nipsea Chemical Co., Ltd.」を連結子会社化 |
2008年10月 |
フィリピンの合弁会社「Nippon Paint Philippines, Inc.」(現Nippon Paint (Coatings) Philippines, Inc.)を連結子会社化 |
2009年10月 |
大阪物流センター完成(大阪事業所内) |
年月 |
事項 |
2014年10月 |
商号を「日本ペイントホールディングス株式会社」に変更し、新設承継会社として「日本ペイント株式会社」を設立 塗料事業全般及び非塗料事業を承継し、持株会社体制へ移行 |
2014年12月 |
戦略的提携の実施に伴い、Wuthelam Holdings Limitedとの間の合弁会社8社及びそれらの子会社38社を連結子会社化 |
2015年4月 |
新設承継会社の「日本ペイント株式会社」を事業別に4社に分社し、各事業に関連する国内子会社等を合併等により統合 「日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社」(現連結子会社) 「日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社」(現連結子会社) 「日本ペイント株式会社」(現連結子会社) 「日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社」(現連結子会社) |
2016年1月 |
ドイツの塗料メーカー「Bollig & Kemper GmbH & Co.KG」を完全子会社化 |
2016年7月 |
当社グループ及びBerger Paints India Limitedのインドにおける自動車OEM用塗料事業を合弁会社に統合 |
2016年12月 |
決算期を3月31日から12月31日に変更 |
2017年1月 |
中国の塗料メーカー「Huizhou CRF Paint Co., Ltd.(現Guangdong Nippon CRF Technical Materials Co., Ltd.)」を連結子会社化 |
2017年3月 |
アメリカの塗料メーカー「Dunn-Edwards Corporation」を完全子会社化 |
2019年7月 |
トルコの塗料メーカー「Betek Boya ve Kimya Sanayi Anonim Sirketi」を連結子会社化 |
2019年8月 |
オーストラリアの塗料メーカー「DuluxGroup Limited」を完全子会社化 |
2021年1月 |
Wuthelamグループとのアジア合弁事業の完全子会社化並びにWuthelamグループのインドネシア事業の買収 |
2022年1月 |
当社の上場機能及び純粋持株会社機能に関する事業以外の全ての事業を、当社の完全子会社である「日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社」に承継 |
2022年1月 |
欧州の塗料メーカー「Cromology Holding SAS」を連結子会社化 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 |
2022年5月 |
欧州の塗料メーカー「DP JUB delniska druzba pooblascenka d.d.」を連結子会社化 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社の中国自動車用合弁会社で連結子会社の5社を完全子会社化 |
事業内容
日本ペイントホールディングスは、塗料・コーティング事業と塗料周辺事業を主軸に展開しています。同社グループは、自動車用、汎用、工業用、ファインケミカル及びその他塗料の製造・販売、接着剤等の塗料関連製品の製造・販売を行っています。
同社はアジア地域での塗料事業拡大を目指し、Wuthelam社と提携し、アジア各国で合弁事業を展開。アジア地域でトップクラスのシェアを獲得しています。また、欧州ではCromology Holding SASとDP JUB delniska druzba pooblascenka d.d.の買収を完了し、事業を拡大しています。
事業セグメントは、日本、NIPSEA(アジア地域)、DuluxGroup(オーストラリアを中心とした地域)、米州に分かれており、それぞれの地域で自動車用塗料、汎用塗料、工業用塗料、ファインケミカルなどの製造・販売を行っています。日本では、日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社、日本ペイント株式会社などが、NIPSEAではNippon Paint (China) Company Limitedなどが、DuluxGroupではDuluxGroup Limitedが、米州ではNippon Paint (USA) Inc.がそれぞれ中心となって事業を推進しています。
これらの事業を通じて、日本ペイントホールディングスは世界各地で塗料・コーティング分野のニーズに応え、業界内での地位を確固たるものにしています。
経営方針
日本ペイントホールディングスは、塗料・コーティング業界における持続可能な成長を目指し、顧客、取引先、従業員、社会への責務を果たしつつ、株主価値の最大化(MSV)を追求しています。同社は、アセット・アセンブラーという経営モデルを採用し、小規模な本社のもとで各パートナー会社の自律性を強化。塗料・周辺分野に特化したM&Aを通じて、安全かつ高い成長を実現することを目指しています。
このモデルでは、各地域の優秀な経営陣が自律的な成長を志向し、同時にグループが有する技術力、販売網、購買力、ファイナンス力などを主体的に取り入れることで、シナジーを生み出しています。また、自律・分散型経営を重視し、地産地消の特性を持つ塗料市場において、各社の強みを最大限に活かす経営体制を構築しています。
中期経営計画(2021-2023年度)では、「地域・事業戦略」「サステナビリティ戦略」「M&A戦略」「財務戦略」の4つを柱に、成長戦略を推進しています。特に、積極的なM&Aを通じて、塗料市場の持続的な成長性と安定したキャッシュフローを背景に、高い売上成長を目指しています。さらに、サステナビリティへの取り組みも強化し、ビジネスとの結び付きをより一層強化しています。
これらの戦略を通じて、日本ペイントホールディングスは、アジア地域での塗料事業拡大を目指し、欧州での事業拡大を進めるなど、世界各地で塗料・コーティング分野のニーズに応え、業界内での地位を確固たるものにしています。