ソースネクストJP:4344

時価総額
¥233.7億
PER
ソフトウェアとハードウェアの企画・開発・販売を行い、「ポケトーク」や「筆まめ」などの製品を提供する企業。

事業内容

ソースネクストは、ソフトウェアおよびハードウェアの企画、開発、販売を行う企業で、単一の事業セグメントを持っています。自社での製品開発や、国内外の開発会社への外注、他社製品のライセンス取得による製品化を行っています。

販売チャネルは、自社のオンラインショップやAmazonなどのウェブサイト、家電量販店への卸売、法人向けの製品提供の3つが主軸です。特に法人向けには、NTTドコモの「スゴ得コンテンツ」やAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」などを提供しています。

「ポケトーク」は、AI通訳機として90言語を翻訳できる製品で、法人や公共機関での利用が進んでいます。また、住所録&はがき作成ソフト「筆まめ」や「筆王」、セキュリティソフト「ZEROウイルスセキュリティ」なども展開しています。

PDF関連では、「いきなりPDF」が企業のDX推進に貢献し、法人向けに広く導入されています。360度webカメラ「Meeting Owl」や「KAIGIO CAM360」は、リモート会議での需要が高まっています。

「オートメモ」は、録音した音声をAIがテキストに変換するサービスで、議事録作成を効率化します。登録アカウント数は増加傾向にあり、サブスクリプション型サービスとして成長しています。

経営方針

ソースネクストは、成長戦略としてAI技術を活用した製品の企画・開発に注力しています。特に、IoT製品やソフトウェア製品の強化を通じて、利益の最大化を図っています。AI技術を取り入れた新製品の開発により、顧客に感動と喜びを提供し、他社との差別化を図ることを目指しています。

同社は、成長市場における新たなニーズを的確に捉え、国内外から優れた製品を発掘し、国内市場へ投入することで、競争力のある製品ラインナップの拡充を進めています。また、Windows10のサポート終了に伴うパソコンの買い替え需要を見据え、セキュリティソフトやPDFソフトなどの主力製品の販売拡大を目指しています。

さらに、サブスクリプション型製品への注力により、安定した収益基盤の形成を図っています。AI技術を活用した新たな製品開発と既存事業の強化を両輪とし、市場のニーズに即した製品ラインナップと多様な提供形態への対応を通じて、国内外での事業展開を加速しています。

ソースネクストは、売上高、経常利益、売上高経常利益率を重視し、コンシューマ向けソフトウェア業界のマーケットリーダーとして、付加価値の高い製品を提供することを目指しています。これにより、ソフトウェア市場の拡大を牽引し、IoT製品による新たな市場創出を進めています。