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JストリームJP:4308
事業内容
Jストリームは、インターネットを通じた動画配信サービスを主な事業としています。主に一般企業やメディア系企業を顧客とし、動画配信プラットフォームの提供やライブ配信、ウェブサイト制作などを行っています。これらのサービスは、顧客の目的に応じて組み合わせて提供され、動画ソリューション事業として位置付けられています。
Jストリームのプラットフォーム系サービスには、企業説明会や広告、教育映像、テレビ番組、イベント映像などの配信があります。特に「J-Stream Equipmedia」は、オンデマンドやライブ配信に必要な機能を備えた動画共有・配信プラットフォームです。視聴ログの取得や簡易編集、視聴解析機能などを提供し、サービスの競争力を高めています。
また、Jストリームは「J-Stream CDNext」というCDNサービスを提供し、Webページや画像、ゲームアプリなどの大容量コンテンツの配信を行っています。さらに、ライブ配信の際には、イベント会場での撮影や配信業務をサポートするスタッフを派遣する配信支援サービスも提供しています。
プラットフォーム系以外のサービスとしては、オンラインイベントを手軽に開催できる「Webinar Stream」や、Web講演会の視聴データを活用する「WebinarAnalytics」などがあります。また、動画配信ビジネス向けの「Stream BIZ」や、メディアアセット管理システム「Stream MAM」も提供しています。
Jストリームは、動画コンテンツの制作や収録サービスも行っており、ライブ配信に対応した動画スタジオを保有しています。これらのサービスは、顧客のニーズに応じてカスタマイズされ、短期間で完結することが多いです。また、OTTプラットフォームのカスタマイズやシステムの運用・保守サービスも提供しています。
技術面では、Jストリームは動画に特化した大容量ネットワークの構築と運用を行っています。多様な配信フォーマットや端末に対応し、最新の技術を提供するための調査と実験を積極的に行っています。これにより、安定した配信を実現しています。
Jストリームは、営業担当者による直接販売と販売代理店経由の販売を行っています。潜在顧客に向けては、展示会やオンラインセミナーを通じてサービスを紹介し、顧客の課題を把握して適切なサービスを提案しています。また、販売代理店契約を通じて顧客獲得を進めています。
経営方針
Jストリームは、インターネットを利用した動画配信を普及させることを目的に設立され、最先端の動画ソリューションを提供することで企業活動を支援し、社会の発展に貢献することを経営方針としています。インターネット環境の進化に伴い、動画のビジネス利用が拡大する中で、同社はその役割をより重要視しています。
同社は「The Streaming DX Company」を目指し、グループシナジーの最大化やデータサイエンスとAI技術の活用を通じて顧客への提供価値を高めることを戦略としています。また、インキュベーションやM&A、海外展開を通じた事業拡大にも注力しています。これにより、動画活用のリーダーとしての地位を確立しようとしています。
Jストリームは、EVC(Enterprise Video Communication)領域とOTT(Over-the-Top)領域を重点的に開拓しています。EVC領域では、医薬関連企業やその他の事業会社に向けた動画ソリューションを提供し、OTT領域では放送局やコンテンツ事業者向けに配信基盤を提供しています。これらの市場での成長を通じて、医薬市場に依存しないポートフォリオを構築することを目指しています。
同社は、顧客の成果に最大限コミットするために、パートナーとの連携を強化し、動画ニーズに応えるエコシステムを構築しています。また、通信インフラの発展やソフトウェアの技術革新に対応し、最先端の動画ソリューションを提供し続けることを目指しています。これにより、顧客の多様な動画利用用途に応えることができる体制を整えています。