サイプレス・ホールディングスJP:428A株価

時価総額
¥105.9億
PER
20.4倍
飲食事業の有力企業。築地食堂源ちゃんなど36ブランド、直営126店舗(2025年8月末時点)を展開。1995年創業、2006年に築地食堂源ちゃん開設の実績あり、マルチブランド戦略で拡大。東京23区中心に東北から九州まで展開。

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事業内容

サイプレス・ホールディングスは、主に飲食事業を展開するグループで、海鮮系和食を主軸とした「築地食堂源ちゃん」をはじめ、グルメ回転寿司や焼き鳥・惣菜など計36ブランドを直営で運営し、全国で126店舗を展開しています。

同社は、外食チェーンの運営に加えて持ち帰り惣菜やケータリング、フードコート運営など飲食に付随する業務も手掛け、毎日の食事で感動や喜びを提供することを目指しています。

主要な顧客は家族連れや会社員を含む幅広い一般消費者で、売上の大部分は店内販売やテイクアウト等の商品販売から得ています。仕入本部が豊洲市場などで買い付けを行い、自社加工場や自社配送を活用して鮮度管理とコスト抑制を図ることで、リーズナブルで高品質な商品を提供する収益構造を築いています。

事業は飲食の単一セグメントに分類され、主力ブランドは「築地食堂源ちゃん」「回転ずしABURI百貫」「炭火焼鳥銀座惣菜店」などです。出店形態はショッピングセンター・郊外型、都市複合型、路面型があり、フランチャイズ型の業態も一部に存在するほか、開発力とデベロッパーとの関係性を活かして同一施設内に複数業態を展開するマルチブランド戦略を進めています。

経営方針

同社は持続的な成長を目指しており、売上収益を拡大することを経営の中核に据えています。直近では売上収益が約102.6億円(2024年8月期)から約112.9億円(2025年8月期)へ増加し、既存店売上高成長率も2024年8月期で111.6%と高い水準を維持しています。投下資本利益率(ROIC)や既存店の来客数・客単価、新規出店数といった客観的指標を重視し、利益率の確保と投資効率の両立を図る経営を行っています。

重点投資分野は新店開発と人材投資で、商業施設中心の出店に加え路面店やロードサイドへのチャネル拡大を進めています。差別化策としては、豊洲などの市場から直送した鮮魚を自社で加工・配送する仕組みにより鮮度とコスト管理を強化し、リーズナブルで高品質な商品を提供する点を打ち出しています。人材面では待遇改善やインセンティブ制度の拡充、外国人採用の強化により採用・定着を図り、現場の運営力を高めています。

新市場開拓と事業拡大については、主力ブランドを中心に全国展開を継続するとともに、フランチャイズ化や買収による成長を視野に入れています。直営で36ブランド、126店舗(2025年8月時点)を運営しており、取引先デベロッパーが保有する約850施設のうち出店は未だ約5%にとどまっているため、物件開拓を強化して新規出店数の増加を目指す計画です。資金面では当面負債を活用して出店や買収を進める方針ですが、ネット有利子負債比率が1.72倍(2025年8月末)といった財務指標を注視しつつ、金利負担軽減策にも取り組んでいます。

技術革新への対応では、外部環境の変化を踏まえ出前型の注文やテイクアウト、ケータリングなどのサービス強化を進めています。また衛生・品質管理の強化として毎月の臨店チェックや年1回の内部監査、外部検査を実施し、法令改正にも対応する体制を整えています。これらにより、店舗運営の効率化と顧客満足の両立を図り、EBITDAは約9.32億円から約10.32億円へ増加、EBITDAマージンは約9.1%を維持するなど収益基盤の安定化を目指しています。