細谷火工JP:4274

時価総額
¥41億
PER
20.6倍
火工品の製造・販売を行う火工品事業と、大型商業店舗や実験棟、火薬庫の賃貸を行う賃貸事業。

事業内容

細谷火工は、主に火工品事業と賃貸事業の2つの事業セグメントを持っています。火工品事業では、火工品の製造を行い、その大部分を外部の顧客に販売しています。この事業は、火工品の製造と販売に特化しており、関連会社である株式会社ホソヤエンタープライズに原材料を供給し、外注加工を依頼することもありますが、これらの取引は重要なものではありません。

賃貸事業においては、細谷火工は大型商業店舗や大型実験棟、火薬庫などの施設を賃貸しています。これにより、安定した収益を確保しています。特に火薬庫の一部は、関連会社である株式会社ホソヤエンタープライズに賃貸されています。このように、細谷火工は製造業と不動産業の両面で事業を展開しています。

経営方針

細谷火工は、「高エネルギー物質利用で広く社会に貢献し、従業員の物心両面の充実を追求する」という経営理念を掲げています。この理念のもと、同社は「多くの人のお役に立てるモノ作り」を全従業員で実践し、誇りを持てる企業を目指しています。安全と信頼を第一に、良品の提供と新製品の開発、新市場の開拓を積極的に推進しています。

同社は、持続的な成長を実現するために、収益力の強化と経営基盤の安定化を目指しています。具体的には、人的資本の強化、化成品事業の拡大、既存製品の収益力向上を主要な課題としています。これにより、変化する事業環境に対応し、持続可能な成長を追求しています。

人的資本の強化においては、多様な採用活動を通じて、経営理念に共感し、体現しようとする意欲を持った人材を確保しています。また、職務に応じた従業員教育と自己研鑽を重視し、チャレンジ精神や創意工夫を醸成する組織風土を築いています。今後も多様な経歴やスキルを持つ人材を育成し、その力を最大限に発揮できる環境を整備します。

化成品事業の拡大では、液体化成品の需要が航空宇宙分野に広がりを見せていることを受け、産学官連携による共同研究や製品開発を視野に入れています。これにより、新たな市場の開拓を進め、化成品事業の拡大を図ります。

既存製品の収益力向上に関しては、従業員の原価低減意識を高め、各製品の工程ごとに課題を見出し改善を重ねています。これにより、収益性の回復と品質の安定を実現しています。今後も、火工品製造に適した原価低減活動を継続し、収益性の向上を目指します。