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協和キリンJP:4151
沿革
1949年7月 |
企業再建整備法に基づき、協和産業(株)を解散し、その第二会社協和醱酵工業(株)(資本金5,000万円)を設立 |
1949年8月 |
当社株式を東京証券取引所に上場 |
1951年4月 |
米国のメルク社から「ストレプトマイシン」の製造技術を導入 |
1956年9月 |
発酵法によるグルタミン酸ソーダ製造法の発明とその企業化を公表 |
1959年9月 |
抗悪性腫瘍剤「マイトマイシン」を発売 |
1981年4月 |
協和メデックス(株)を設立 |
1992年10月 |
米国にKyowa Pharmaceutical, Inc.(現 Kyowa Kirin, Inc.)を設立 |
2002年9月 |
酒類事業をアサヒビール(株)に譲渡 |
2003年2月 |
米国にBioWa, Inc.を設立 |
2004年4月 |
化学品事業を協和油化(株)に分割承継し、協和油化(株)は商号を協和発酵ケミカル(株)に変更 |
2005年4月 |
食品事業を新設分割し、協和発酵フーズ(株)(後のキリン協和フーズ(株))を設立 |
2008年4月 |
株式交換によりキリンファーマ(株)が当社の完全子会社となり、キリンホールディングス(株)が当社の発行済株式総数の50.10%を保有する親会社となる また、キリンファーマ(株)の子会社である麒麟鯤鵬(中国)生物薬業有限公司(現 協和麒麟(中国)製薬有限公司)、第一・キリン薬品(株)(現 韓国協和キリン(株))、麒麟薬品股份有限公司(現 台灣協和麒麟股份有限公司)他が当社の連結子会社となる |
2008年10月 |
バイオケミカル事業を新設分割し、協和発酵バイオ(株)を設立 キリンファーマ(株)を吸収合併し、商号を協和醱酵工業(株)から協和発酵キリン(株)に変更 |
2011年1月 |
キリン協和フーズ(株)の全株式をキリンホールディングス(株)に譲渡 |
2011年3月 |
協和発酵ケミカル(株)の全株式をケイジェイホールディングス(株)に譲渡 |
2011年4月 |
英国のProStrakan Group plc(現 Kyowa Kirin International plc)の全株式を取得し完全子会社化 |
2012年3月 |
富士フイルム(株)との合弁会社協和キリン富士フイルムバイオロジクス(株)(バイオシミラー医薬品の開発・製造・販売)を設立 |
2014年8月 |
英国のArchimedes Pharma Limitedの全株式を取得し完全子会社化 |
2018年1月 |
協和メデックス(株)の株式の66.6%を日立化成(株)に譲渡(2021年4月に全残余持分を譲渡) |
2019年4月 |
協和発酵バイオ(株)の株式の95%をキリンホールディングス(株)に譲渡(2023年1月に全残余持分を譲渡) |
2019年7月 |
商号を協和発酵キリン(株)から協和キリン(株)に変更 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 |
2024年1月 |
英国のOrchard Therapeutics plcの全株式を取得し完全子会社化 |
事業内容
協和キリンは、医薬品業界において重要な役割を果たしている企業です。同社及びそのグループ企業は、協和キリン自体、35の子会社、12の持分法適用会社、そして親会社であるキリンホールディングス株式会社によって構成されています。これらの企業は、医薬に関連する事業を展開しており、その範囲は広大です。
協和キリンの主要な事業活動は、医療用医薬品の製造及び販売に集中しています。これには、様々な疾患や条件を対象とした薬剤の開発から、市場への供給までが含まれます。同社は、医薬品業界におけるイノベーションの推進者として、新しい治療法や薬剤の提供を通じて、人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。
また、協和キリングループの構成は、医薬品事業におけるその広範な活動を支えるためのものです。子会社や持分法適用会社を通じて、研究開発、製造、販売といった各段階での専門性を高め、効率的かつ効果的な事業運営を実現しています。これにより、同社は医薬品市場における競争力を維持し、さらなる成長を目指しています。
協和キリンとそのグループ企業は、医薬品事業における広範な活動を通じて、社会に貢献しています。医療用医薬品の製造及び販売を核として、人々の健康と生活の質の向上に努めているのです。
経営方針
協和キリンは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造を通じて世界の人々の健康と豊かさに貢献することを経営理念としています。同社は、社会的価値と経済的価値の創造を両立させるCSV経営を実践し、企業価値の向上を目指しています。また、全従業員が共有する価値観「Commitment to Life」を基に、社会から信頼される企業グループであることを目標としています。
製薬業界の変化に対応し、2030年に向けたビジョンの実現を目指す協和キリンは、日本発のグローバル・スペシャリティファーマとしての成長を目指しています。この成長戦略の一環として、アンメットメディカルニーズに応える医薬品の提供に注力しています。グローバル戦略品の価値最大化、市場拡大、新薬の開発推進などを通じて、世界中の患者に医薬品を届ける取り組みを強化しています。
特に、研究・開発においては、「骨・ミネラル」「血液がん・難治性血液疾患」「希少疾患」を重点領域とし、革新的な医薬品の創出に努めています。技術面では、先進的抗体技術や遺伝子治療技術の活用、オープンイノベーションを通じた新たなパイプラインの獲得に力を入れています。
さらに、患者中心の医療ニーズへの対応、ペイシェントアドボカシー活動の推進、医薬品アクセス基本方針に基づく取り組みなどを通じて、患者の医療ニーズ解決に貢献しています。また、持続可能な社会の実現に向けて、環境保護活動や社会からの信頼獲得にも注力しています。
協和キリンは、これらの成長戦略を推進することで、医薬品業界におけるイノベーションの推進者として、人々の健康と生活の質の向上に貢献し続けることを目指しています。