rakumo (4060) 株価

時価総額
¥61.1億
PER
19.2倍
企業向けグループウェアサービスの有力企業。Google WorkspaceやMicrosoft 365と連携したカレンダー・勤怠管理・経費精算システム「rakumo」を主力にSaaS型で展開。25年10月に料金改定を実施。導入企業数2,552社、月間解約率0.67%を実現。日本国内中心に展開。

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事業内容

rakumoは企業向けクラウド型グループウェア「rakumo」シリーズを開発・提供するソフトウェア会社です。同社の主力サービスは、カレンダーや勤怠管理、経費精算、電子稟議などの機能を備えた業務効率化ツールで、Google Workspace、Salesforce、Microsoft 365といった主要プラットフォームと連携したアドオンサービスとして提供しています。

同社の顧客は中小企業から大企業まで幅広く、2025年12月末時点で2,552社に導入されています。収益構造は月額課金制(サブスクリプション)を採用しており、継続的な収入を確保しているのが特徴です。月間解約率は0.67%と低く、安定した収益基盤を構築しており、年間契約による一括前払いによってキャッシュフローも良好な状態を維持しています。

事業は主に2つのセグメントで構成されています。まず「rakumoサービス」では、自社開発のグループウェア製品の販売に加え、導入支援サービスや他社ライセンスの代理販売も手がけています。「その他サービス」では、連結子会社を通じて人材管理ツール「aloop」、日報アプリ「gamba!」、IR動画制作サービス、さらにはベトナムでのオフショア開発サービスなど、多様なITソリューションを展開しています。

経営方針

rakumoは「仕事をラクに。オモシロく。」というビジョンのもと、生成AIなどの最新技術を活用した組織改革支援に注力しています。同社は主力のグループウェア製品「rakumo」を軸に、人材管理ツール「aloop」、日報アプリ「gamba!」、IR動画配信サービス「SmartVision IR」など多様なサービスを展開し、企業の業務効率化と働き方改革を総合的に支援する戦略を推進しています。経営指標としては売上高、営業利益、調整後EBITAを重視し、サブスクリプション型ビジネスモデルの特性を活かしてユーザー数と利用企業数の拡大、ストック収益の成長率向上を目指しています。

販売戦略では二つの軸で市場開拓を進めています。一つは100社を超える販売パートナーとの関係強化により、Google WorkspaceやSalesforce、Microsoft 365の代理店を中心とした間接販売チャネルの拡充です。もう一つは業界セグメント特化型マーケティングとインサイドセールス体制の強化による自社直販の拡大で、教育機関、自治体、建設業、医療分野などに特化したアプローチを展開しています。両チャネルの効果的な活用により新規顧客開拓と既存顧客へのクロスセル・アップセルを推進し、持続的な成長を実現する方針です。

新市場開拓では戦略的なM&Aを通じて事業領域を拡大しています。同社は既存のGoogle WorkspaceやSalesforce、Microsoft 365上でのサービス強化に加え、プラットフォーム非依存のビジネスSaaS領域や人材管理分野への展開を企図しています。連結子会社5社を通じて多角的なサービスポートフォリオを構築し、顧客企業のビジネスインフラとしての価値向上を図っています。ただし、M&A拡大に伴うのれん償却費の増加に対しては、統合プロセスの迅速な実行とシナジー効果の早期創出により、償却費負担を上回る利益成長の実現を重要課題として位置づけています。

技術革新への取り組みでは、Google社、セールスフォース社、AvePoint Japan社との戦略的パートナーシップを維持し、生成AIを含む既存製品の機能向上と市場ニーズに対応した新製品開発に注力しています。また、ベトナムの開発拠点を活用したオフショア開発体制により、コスト効率的な製品開発を実現しています。カスタマーサクセスの強化にも力を入れ、顧客満足度向上と継続利用率の向上を図ることで、安定した収益基盤の構築を目指しています。

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