神島化学工業JP:4026

時価総額
¥135.2億
PER
9.1倍
建材事業では住宅用窯業サイディング、軒天、破風板、耐火パネルの製造販売、化成品事業では酸化マグネシウム、難燃水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、セラミックス製品の製造販売を行う。

沿革

1917年6月

神島硫酸製造所創業。硫酸の製造を開始

1919年12月

神島人造肥料株式会社に商号変更。過燐酸石灰の製造を開始

1936年2月

旧神島化学工業株式会社設立

1946年3月

神島人造肥料株式会社と旧神島化学工業株式会社が合併解散し、新たに神島化学工業株式会社設立

1946年3月

東京営業所開設

1949年8月

東京、大阪両証券取引所に上場

1952年12月

坂出工場開設。肥料の製造を開始

1960年5月

詫間工場開設(関係会社日新産業株式会社を吸収合併)。炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム等の製造を開始

1961年11月

炭酸カルシウムの製造を開始

1962年11月

朝日興業株式会社設立(神島物産株式会社に名称変更)

1970年4月

坂出工場閉鎖

1971年10月

神島工場閉鎖

1972年4月

けい酸カルシウム板(不燃建材)の製造を開始

1978年7月

上場廃止

1978年7月

社団法人日本証券業協会の店頭管理銘柄に指定

1989年2月

社団法人日本証券業協会の店頭売買銘柄に登録

1996年12月

大阪証券取引所市場第二部に株式上場

2011年3月

連結子会社であった神島物産株式会社を清算結了

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2015年5月

昭和電工建材株式会社より非住宅事業(ラムダ事業)を譲受

2017年6月

創業100周年を迎える

2018年5月

100周年記念技術棟完成

2021年6月

セラミックス新工場完成

2022年4月

東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行

事業内容

神島化学工業は、建材事業と化成品事業の2つの主要なセグメントを通じて、幅広い製品とサービスを提供しています。

建材事業では、住宅および非住宅、ビル用の不燃建材を手掛けています。具体的には、住宅及び非住宅向けの窯業サイディング、軒天、破風板、耐火パネルなどの製造と販売を行っています。これらの製品は、建築物の外観や機能性を高めるために重要な役割を果たしています。

一方、化成品事業では、酸化マグネシウム、難燃水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、セラミックス製品などの製造と販売を行っています。これらの化成品は、さまざまな産業で使用される基礎材料として、また特定の機能を持たせるための添加物として広く利用されています。

神島化学工業の事業は、建築材料から化学製品に至るまで、多岐にわたる製品を提供することで、様々な産業や市場のニーズに応えています。同社の製品は、その品質と機能性により、多くの顧客から信頼されています。

経営方針

神島化学工業は、無機化学の可能性を追求し、顧客満足を最優先に考える経営方針のもと、高品質な製品の提供を通じて社会に広く貢献しています。同社は、高純度の付加価値材料から窯業系建材まで、多様な産業のニーズに応える製品を提供し、技術の蓄積を活かした多角的な製品展開を推進しています。

2024年4月期から2026年4月期にかけての中期経営計画では、設備投資の拡大や持続的成長モデルの構築、建材と化成品のハイブリッド技術による脱炭素社会への貢献と収益の極大化を目指しています。具体的な戦略として、排ガスCO2の固定化と資源循環型建材の提供、マグネシウム事業の海外市場拡大と高付加価値化、オンリーワン/セラミックス事業の本格的事業化を挙げています。

経営環境の変化に対応するため、神島化学工業は、環境対応技術の結集、原燃料価格上昇への対応、人的資本への注力を重要な課題として取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、同社は建材事業と化成品事業の収益の安定化及び極大化を目指しています。

神島化学工業の事業内容は、建材事業と化成品事業に分かれており、それぞれが社会の発展に貢献する製品を提供しています。建材事業では、住宅やビル用の不燃建材を、化成品事業では、酸化マグネシウムやセラミックス製品などを手掛けています。これらの製品は、品質と機能性により多くの顧客から信頼されています。