オークネット (3964) 株価

時価総額
¥1160.3億
PER
15.2倍
中古品オンラインオークションの有力企業。中古車、中古デジタル機器、ブランド品等のBtoB向けオークションプラットフォームを展開。映像・文字情報のみで売買参加できるオンラインシステムが特徴。国内中心に事業展開。

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事業内容

オークネットは「循環型マーケットデザインカンパニー」として、中古車やデジタル機器、ブランド品などの幅広い中古商品のオンラインオークションを運営している企業です。同社は物理的なオークション会場を持たず、映像や文字情報だけで売買が完結するオンラインシステムを提供している点が特徴です。

同社の主要顧客は全国の中古車販売業者、質屋、買取店、リサイクルショップなどの事業者で、これらの会員から会費収入とオークション手数料収入を得ています。会員は全国各地から会場に出向くことなく、オンラインで「売り」「買い」に参加できるほか、店頭在庫の情報を会員間で共有して商談取引を行う共有在庫市場も利用できます。

事業は大きく3つのセグメントに分かれており、中古スマートフォンやブランド品を扱う「ライフスタイルプロダクツ」、中古車・中古バイクの「モビリティ&エネルギー」、花きなどの「その他」で構成されています。特に中古車事業では、現物を見ずに情報だけで売買する仕組みのため、専門子会社による厳正な車両検査サービスも提供し、取引の信頼性を確保しています。

経営方針

オークネットは2027年を目標年とする中期経営計画「Blue Print 2027」を掲げ、世界中のパートナー企業と共にサーキュラーエコノミーの未来を創造することを目指しています。同社は長期目標として、独自指標であるGCV(総流通価値)1兆円の達成を掲げており、これによりSDGs企業としての優位性を活かした循環型流通の拡大を図る方針です。中期定量目標では、EBITDA135億円とROE15~20%の維持を設定し、配当性向50%以上を基本とした株主還元も計画しています。

同社の重点投資分野は、ライフスタイルプロダクツとモビリティ&エネルギーの2つの主力セグメントに集中しています。ライフスタイルプロダクツセグメントでは、デジタルプロダクツ事業においてGIGAスクール端末の取り込みやソーシング先強化による流通台数の増加を狙い、ファッションリセール事業ではBtoBオークションの強化と消費者向け事業のプロモーション強化による取扱量拡大を目指しています。モビリティ&エネルギーセグメントでは、会員サイトの利便性向上による中古車オークションでのシェア拡大と、検査体制強化による車両検査台数の増加に注力する計画です。

新市場開拓においては、国内のみならず海外への積極的な事業展開を推進し、業容の拡大に努める方針を示しています。特にM&A戦略を重要な成長エンジンと位置づけ、実施体制と実施後の管理体制を強化することで、BtoB事業を軸とした事業拡大を図っています。同社は既存事業とのシナジーやその周辺領域をターゲットとしたM&Aや提携を積極的に実行し、EBITDA目標の確実な達成に貢献させる戦略を描いています。

同社の差別化戦略は、「運営ノウハウ」「情報の信頼性」「最適なシステム」「会員制ネットワーク」の4つをコアコンピタンスとした事業展開にあります。これらの強みを活かしながら、リユース市場の拡大という追い風を背景に、循環型流通プラットフォームとしての地位を確固たるものにしていく方針です。資本コストを意識しつつも積極的な投資による成長を実現し、持続的な企業価値向上を目指すとしています。

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