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昭和パックスJP:3954
事業内容
昭和パックス株式会社は、重包装袋、フィルム製品、コンテナー、不動産賃貸、その他包装関連製品の製造・販売を行っています。これらの事業は、昭和パックスとその子会社6社によって構成されています。
重包装袋セグメントでは、石油化学製品用袋やセメント用袋、食品用袋などを提供しています。主要な関連会社には、九州紙工株式会社や株式会社ネスコ、山陰製袋工業株式会社などがあります。
フィルム製品セグメントでは、熱収縮包装用フィルムや農業用フィルムを製造しています。昭和パックスをはじめ、九州紙工株式会社やタイ昭和パックス株式会社がこの分野で活動しています。
コンテナー事業では、フレキシブルコンテナーやバルクコンテナーを取り扱っています。昭和パックスとその関連会社がこの製品を提供しています。
不動産賃貸事業では、貸ビルや貸倉庫を運営しています。このセグメントは昭和パックスが主に担当しています。
その他の事業には、包装用原材料や包装用機械の販売、ビル管理業務が含まれます。昭和パックスとその関連会社がこれらのサービスを提供しています。
経営方針
昭和パックス株式会社は、持続的な成長を目指し、2022年に「PAXXS Vision-2030」という中期経営計画を策定しました。この計画は、2段階の構想で構成され、段階的に経営課題に取り組むことを目指しています。特に、環境対応型商品の開発やAIを活用した品質管理の強化に注力しています。
「PAXXS Vision-2030」では、「ニーズをカタチに」「品質の追求を」「仕事に自信を」という3つのプロジェクトを推進しています。これにより、顧客満足度の向上と持続可能な社会への貢献を目指しています。特に、環境に配慮した製品開発や、若手オペレーターの育成に力を入れています。
昭和パックスは、重包装袋やフィルム製品の分野でのシェア拡大を図りつつ、新製品開発や新市場創造に積極的に取り組んでいます。これにより、物流・包装分野での新たな成長を目指しています。また、顧客の新たなニーズに応えることで、100年企業を目指しています。
経営環境としては、素材産業や農水産業の生産高の増減が業績に影響を与えると認識しています。設備投資やデジタル化を進める一方で、減価償却費やメンテナンス費用の増加が短期的な利益圧迫要因となることを考慮しています。
昭和パックスは、原材料価格の高止まりや賃上げなどのコスト増をカバーするため、生産効率の向上を図っています。また、設備投資を通じて健全な財務体質を維持しつつ、企業理念の実践を通じて100周年を迎えることを目指しています。