ザ・パックJP:3950

時価総額
¥723.4億
PER
紙加工品、化成品、ギフト品などの製造・販売、デザイン制作、宣伝広告用品の提供。

沿革

1952年5月

日本ケース株式会社を設立、紙器・洋服箱の販売を開始。

1955年7月

東大阪市に花園工場を新設。段ボールから洋服箱まで、自社一貫生産を開始。

1957年5月

紙製手提袋の生産を開始。

1957年12月

神戸営業所(現・神戸支社)を開設。

1958年6月

名古屋営業所(現・名古屋支社)を開設。

1959年9月

東大阪市に鴻池工場(現・大阪工場)を新設。製造設備の拡大を図る。

1960年8月

福岡支社及び京都営業所(現・京都支社)を開設。

1961年3月

東京支社(現・東京本社ビル)を開設。

1964年9月

鴻池工場拡張工事完了、花園工場を移転。本格的な多角生産、管理体制を確立。

1965年7月

札幌営業所(現・北海道支社)を開設。

1966年5月

広島営業所(現・広島支社)を開設。

1967年5月

岡山営業所(現・岡山支社)を開設。

1968年4月

仙台営業所(現・東北支社)を開設。

1969年9月

大和郡山市に段ボール専門工場として奈良工場を新設。浦和市に浦和工場を新設。

1974年8月

ポリ袋の生産を開始。

1979年9月

坂戸市に埼玉工場を新設。浦和工場を移転。

1983年7月

社名をザ・パック株式会社に変更。

1987年1月

横浜営業所(現・横浜支社)を開設。

1987年11月

米国にザ・パックアメリカコーポレーション(現・連結子会社)を設立。

1991年8月

日立市に茨城工場を新設。

1991年9月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1996年1月

㈱ザ・ニコルスを設立。

1998年1月

関東支店(現・関東支社)を開設。

1999年1月

茨城工場がISO14001(環境)認証を取得。

1999年12月

本社がISO14001(環境)認証を取得。

2000年4月

奈良工場がISO9001(品質)認証を取得。

2001年9月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2001年10月

大阪、埼玉、茨城の3工場がISO9001(品質)認証を取得。

2002年4月

奈良工場がISO14001(環境)認証を取得。

2002年10月

大阪、埼玉の2工場がISO14001(環境)認証を取得。

2003年6月

東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部に株式を上場。

2003年10月

㈱京浜特殊印刷(現・連結子会社)を設立。

2003年12月

中国上海事務所を開設。

2006年3月

中国に特百嘉包装品貿易(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立。

2006年11月

全事業所でISO14001(環境)認証を取得。

2007年4月

日幸印刷㈱の株式を追加取得(現・連結子会社)。

2007年8月

中国に特百嘉包装制品(常熟)有限公司(現・連結子会社)を設立。

本社、東京工場、大阪工場、営業事業所でFSC® CoC認証(FSC® C020517)を取得。

2009年2月

㈱パックタケヤマ(現・連結子会社)を設立。

2009年4月

全事業所でISO9001(品質)認証を取得。

2011年7月

埼玉県日高市に東京工場を新設。埼玉工場を移転。

2014年1月

㈱ザ・ニコルスを吸収合併。

2014年6月

西日本印刷工業㈱(現・連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化。

2016年12月

国内紙製品製造・販売全事業所でFSC® CoC認証(FSC® C020517)を取得。

2018年4月

カンナル印刷㈱(現・連結子会社)の株式を取得し、子会社化。

2018年12月

東京、大阪の2工場がFSSC22000(食品安全)認証を取得。

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行。

事業内容

ザ・パック及びその連結子会社8社から成るザ・パックグループは、紙加工品、化成品、およびその他の商品の製造・販売を中心に事業を展開しています。具体的には、紙加工品事業では紙袋、印刷紙器、段ボールなどの製造、仕入れ、販売を行っており、このセグメントにはザ・パックを含む複数の企業が関与しています。これには、㈱京浜特殊印刷、日幸印刷㈱、㈱パックタケヤマ、西日本印刷工業㈱、カンナル印刷㈱、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装品貿易(上海)有限公司、特百嘉包装制品(常熟)有限公司が含まれます。

化成品事業では、ポリ袋やテーラーバッグなどの製造、仕入れ、販売を手掛けており、ザ・パック、㈱パックタケヤマ、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装品貿易(上海)有限公司がこのセグメントに属しています。

その他の事業としては、ギフト品、用度品、値札、デザイン制作、宣伝広告用品などの仕入れ及び販売を行っており、ザ・パック、㈱パックタケヤマ、西日本印刷工業㈱、カンナル印刷㈱、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装品貿易(上海)有限公司が関わっています。

また、ザ・パックアメリカコーポレーションは米国法人であり、主に米国とカナダへの販売を行っています。中国法人である特百嘉包装品貿易(上海)有限公司は中国国内向けの販売を、特百嘉包装制品(常熟)有限公司は中国国内向け及びザ・パック日本向けの紙袋生産をそれぞれ担当しています。

経営方針

ザ・パックグループは、紙加工品、化成品、およびその他の商品の製造・販売を通じて、社会の発展と繁栄に貢献することを経営理念としています。同社は、人を大切にし、社会の変化に対応し、地球環境問題への取り組みを重視することで、持続可能な経営を実践しています。経営戦略としては、「進化 -パーパス経営・サステイナブル経営のスタート-」をスローガンに、2025年までの中期経営計画を設定しており、連結売上高1,070億円、営業利益70億円の達成を目指しています。

成長戦略の一環として、食品市場、EC/通販市場、物流業界、一般流通小売市場への注力が挙げられます。これには、新商品開発、設備投資、環境対応商品の推進などが含まれます。また、人的資本戦略では、多様な人材の確保、人材育成、適正な人材配置、働く環境の整備を通じて、従業員エンゲージメントの最大化を図っています。

財務戦略としては、成長投資と株主還元をバランス良く行い、効率的かつ継続的な成長を支えることを目指しています。さらに、地球環境問題への積極的な取り組みや、社会貢献活動も重要な経営の柱として位置づけています。

ザ・パックグループは、これらの戦略を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復、および中長期的な業績向上に努めています。同社は、新しい生活様式の中での市場ニーズの変化に対応し、持続可能で豊かな社会の実現を目指しています。