ザ・パック (3950) 株価

時価総額
¥810.1億
PER
14.2倍
包装資材製造の有力企業。紙袋・印刷紙器・段ボール等の紙加工品とポリ袋・テーラーバッグ等の化成品を製造・販売。25年2月に光パックス石川を買収、26年1月に日幸印刷を吸収合併。日本・米国・中国で展開。

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事業内容

ザ・パックは、紙袋や化成品袋などの包装資材を製造・販売する包装専門メーカーです。同社は紙加工品と化成品の2つを主力事業として展開しており、小売店舗やブランド企業向けに幅広い包装ソリューションを提供しています。国内外に10社のグループ会社を持ち、日本、米国、中国で事業を展開している包装業界の有力企業です。

同社の主要顧客は小売業やアパレル、食品関連企業などで、これらの企業の商品包装や店舗用袋類の需要に対応しています。収益構造は製造業としての特性を持ち、原材料調達から製造、販売まで一貫して手がけることで付加価値を創出しています。また、デザイン制作から宣伝広告用品まで幅広いサービスを組み合わせることで、顧客との長期的な取引関係を築いています。

事業セグメントは「紙加工品事業」「化成品事業」「その他事業」の3つに分かれています。紙加工品事業では紙袋、印刷紙器、段ボールなどを手がけ、化成品事業ではポリ袋やテーラーバッグといったプラスチック製品を製造しています。その他事業では、ギフト品や値札、デザイン制作、宣伝広告用品など、包装に関連する幅広い商品・サービスを展開しており、顧客のトータルな包装ニーズに応えています。

経営方針

ザ・パックは「進化 -パーパス経営・サステイナブル経営のスタート-」をスローガンに掲げた中期経営計画のもと、2025年12月期に連結売上高1,070億円、営業利益83億円の達成を目標としています。同社は自己資本利益率の向上と安定配当に重点を置き、配当性向35%以上を維持するとともに、2024年・2025年度には各年10億円を上限とした自社株買いも実施する方針です。成熟産業である包装業界において、継続的な成長と企業価値向上を実現するための具体的な数値目標を明確に設定しています。

成長戦略の柱として、同社は3つの重点市場に注力しています。食品市場では紙製一次容器の販売強化に向けた設備投資と新商品開発に取り組み、紙器の組立てや商品詰め作業といった顧客の人手不足を補うサービスも付加した複合提案を強化しています。拡大するEC・通販市場では、輸送効率向上に貢献する紙製宅配袋や薄型配送資材の供給能力向上を図り、梱包作業の省人省力化ソリューションを提案しています。一般流通小売市場では製造設備増強により生産性と生産能力を向上させ、プラスチックから紙への転換を推進して紙袋シェアの拡大を目指しています。

新市場開拓と事業拡大において、同社は従来の主力製品に加えて米袋、紙おむつ用外袋、食品用パッケージなど販売先市場の多角化を進めています。将来を見据えた生産体制構築のため、大阪工場と奈良工場の建替えを予定しており、作業環境改善と工場内自動化による省人化・省力化を通じて付加価値の高い製品を生み出す体制を整えます。環境対応商品の販売額の一部を「ザ・パックフォレスト環境基金」として森林保全活動に活用することで、顧客とともに社会貢献を推進し、ブランド価値向上とビジネスチャンス創出の両立を図っています。

技術革新と人材戦略では、2023年に設置したサステイナブル委員会を中心に、環境対応新商品と新技術の開発に積極的に取り組んでいます。全工場でISO14001とISO9001の認証を取得し、FSC CoC認証やFSSC22000認証も取得して品質と環境への配慮を両立させています。人的資本戦略として、キャリア採用強化や女性活躍推進、研修制度充実によるスキルアップ支援を実施し、タレントマネジメントシステムを活用した適正な人材配置を進めています。これらの取り組みを通じて、同社は「パッケージを通して社会を豊かに、人を笑顔に」というパーパスの実現を目指しています。

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